青鞜三ノ宮学園の教師・生徒は、阪神電車の駅名から名付けられていますが、樟葉楓子ちゃんについては、京阪電車の駅名となっています。五地荘の住民が京阪電車の駅名となっていますが、樟葉楓子ちゃんだけが京阪電車の駅名になったのには意味があるそうです(ここでは触れませんが)。 樟葉は、京都と大阪の中間部にあり、昔は原っぱの真ん中で、京阪線で一番利用客の少ない駅でもありました。昭和40年代から「くずはローズタウン」や住宅団地が開発され、昭和45年に急行停車駅となり、現在では、京阪線の中で乗降客の多い駅の一つとなっています。 2001年春から、樟葉駅前に「くずはタワーシティ」の建設が始まり、この頃から2002年7月まで宣伝のラッピング電車「くずはタワーシティ号」が運行されました。左の写真が「くずはタワーシティ号」で、このコーナーの扉絵のモデルもこれです(枚方市駅で撮影)。 | |
1980年代後半から、昼間時の準急が淀屋橋〜枚方市間の運行から、淀屋橋〜樟葉間の運行に区間延長され、「樟葉」の行き先表示がポピュラーとなりました。後に、夕方ラッシュ時に出町柳発樟葉行き準急も設定され、京都口でも「樟葉」の行き先が見られるようになりました。 2000年7月ダイヤ改正で、京都口の夕方ラッシュ時の樟葉行き準急は普通電車化されましたが、同時に、朝ラッシュ時に淀7:38始発普通樟葉行き(樟葉から淀屋橋行き急行になります)が設定されました。 写真の電車がその淀始発樟葉行きです(淀駅停車中に撮影)。この電車は、太陽が出ている時間帯に宇治川・木津川にかかるトラス鉄橋を渡る数少ない「樟葉」行きで、河原で楓子ちゃんが手を振って見送っている姿が想像できるかも。となると、堤防の法面に深江晃君と姫島藤緒ちゃんが座っている!? |