まぼろしの片上鉄道訪問 |
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予定は急遽
4日の夜に友人から「6日岡山に行かへん?」電話があり、その内容を聞いてみると、「かつて走っていた片上鉄道で展示運転があるので乗りにいこう!」とのこと。最近、鉄分を吸収していなかったこともあって、友人の車(本人曰く、"DEMIOアルファ"号)で運転日である日曜日に行くことになりました。
電車と併走
6日の朝8時過ぎに出発。今回の足はいつもの電車やバスと違って車なので、厳密な時間の調査はせず(まあ、私が運転していないのもあるんですけどね^^)、道路の流れにまかせて西へ進みます。姫路まではバイパス道を通ったのでノンストップ高速進行!! バイパスの終点からは国道2号線を県境まで進みます。
ちょうど山陽本線と併行する格好となり、しかもちょうど岡山行きの117系もどきの115系普通列車と併走。これも信号が少ない区間でこそ出来る業。しかし制限速度があるため無理はできず、あとは列車がどんどん視界から遠ざかっていきました。
そんなこんなで、県境を越えて岡山県に突入し、ここからは2号線から外れて、和気までは再び山陽本線沿いに進みます。ここでは、金光教の団体列車(これがなんと国鉄色の381系でした)が通り過ぎて行きました。そして、和気からは吉井川沿いに北上して約30分で目的地の柵原ふれあい鉱山公園に到着。
柵原ふれあい鉱山公園
柵原ふれあい鉱山公園はかつて片上鉄道の車両基地のあったところで、廃線後は車両の保存と鉱山の歴史を紹介する公園として地元によって整備されました。このうち、片上鉄道関係で保存されたものは、ちょうどこの地にあった吉ヶ原駅舎、ホーム、数百メートル分の線路、機関車1両、客車3両、気動車3両、
あとは坑内用の電気機関車1両(静態保存)です。
いよいよ乗車
車両を撮影したあと、いよいよ乗車することにしました。吉ヶ原駅にある出札口で乗車券がわりの「1日会員証」(右上写真)を購入して乗車しました。今日は元国鉄の702号車(右下写真)で、車内は当時そのままのセミクロスシートの国鉄風の車内となっていました。私たちの列車に
は7人ほどが「乗客」として乗り込みました。「車掌」係の方がドアを閉めて合図を送ったあと、列車はゆっくりとした速度で駅を出発。約250メートルほど残された本線区間の往復をゆっくりとしかし確実に走りました。
その後
列車乗車後は、車ですぐ近所にある英田町のサーキット場に向かいました。(この旅のつづきはこちら(準備中)へ)
補記
この旅行記で紹介した片上鉄道の展示運転は片上鉄道保存会と呼ばれる鉄道愛好家や地元の有志などが集まって結成された旧片上鉄道の保存車両や施設を文化財として、動態保存のために整備・運営・管理されている団体です。展示運転の方は原則毎月第1日曜日に行われています。
詳しくお知りになりたい方は、片上鉄道保存会のHPまたは柵原町のHPをご覧ください。
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