職場で、IBM OS/390からデータをUNIXサーバに持ってくる必要があったときに作った、 ちょっとしたツールです。 IBM OS/390の内部では文字はEBCDICコードで格納されていますが、 標準で備わっているFTPサーバは、 ダウンロード時にバイナリやアスキー(EBCDICの)の他に、 シフトJISや日本語EUCコードに変換しながらダウンロードするモードがあります。 しかし間の悪いことに、 本来EBCDICコードというのは英小文字と半角カナに同じコードを重複して割り当てているのですが、 半角カナを格納されている領域も英小文字のつもりで変換をかけてしまうので、 なんだか分からないコードになってしまいます。 そこでこのツール、目的は、「本来半角カナが入っている領域を、 英小文字と思われてシフトJIS変換されてしまった文字列を、 半角カナに読み替える」ことです。 使い方はごく簡単、 ./ebc infile.dat outfile.datでOKです。ソースコードはこちらです。 職場ではOS/390をUNIXサーバに置き換えるプロジェクトが進行中で、 文字コードには悪戦苦闘している最中ですが、うまくゆけば、 そのうちEBCDICコードは使わなくなる予定です。 ちなみに、このソースプログラム自体は UNIX上のLANG=ja_JP.eucJP環境で実行するために、日本語EUCで書かれていますので… (ややこしいなあ)
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