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RedHat Linux 7.3上でSamba 3.0.6をインストールしました。
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www.samba.gr.jpから、
ソース配布をダウンロードし、好きなディレクトリで展開します。
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コンパイル・インストールします。
cd source
configure --with-libiconv=/usr/local
make
make install
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--with-libiconvには、iconv.hが./includeに、libiconv.aが./lib
にあるところのディレクトリを指定します。
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RedHat Linuxのデフォルトでは、ipchainsのセキュリティ機能によって、
他のPCからSambaを使ってこのマシンにアクセスすることができません。
そこでこの設定を変更し、アクセスできるようにします。
それには、rootで/usr/sbin/lokkitを実行します。
CUIのツールが表示されるので、
「Customise」→「Trusted Devices」を選択します。
下半分にテキスト入力欄があるので、ここに
「139:tcp,901:tcp,138:udp,137:udp」と手入力して終了します。
この編集は/etc/sysconfig/ipchainsに保存されるので、
次回からはこれを直接編集することも可能です。
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次に、Sambaの設定ファイルsmb.confをGUIで作るために、swatを使えるようにしてみましょう。
/etc/xinetd.dの下に、次のような「swat」というファイルを作ります。
service swat
{
disable = no
port = 901
socket_type = stream
protocol = tcp
user = root
wait = no
only_from = 127.0.0.1 192.168.0.0
server = /usr/local/samba/sbin/swat
log_on_faulure += USERID
}
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そして、次のコマンドでxinetdを再起動します。
/etc/init.d/xinetd restart
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これでhttp://localhost:901/にアクセスするとswatが出て来ます。
パスワード認証を求められたらrootのパスワードでログインできます。
が、残念ながら文字化けで、とても入力することはできません。
今回はしょんぼりと諦めました。
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仕方ないので気を取り直して、smb.confをテキストエディタで作製します。
ソース配布に含まれているexample/smb.conf.defaultを、
/usr/local/samba/libにコピーしてsmb.confという名前で保存し、
さらにテキストエディタで開きます。
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Windows2000/XPからパスワードが必要なディレクトリにアクセスできるようにするために、
次の1行を追加します。
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パスワード認証が必要なディレクトリにアクセスするには、
OS(Linux)のアカウントがあるだけでは足りません。
Sambaにもパスワードファイルを作り、その中にアクセス可能なアカウントとパスワードを記述する必要があります。
これはsmbpasswdユーティリティを使います。
/usr/local/samba/bin/smbpasswd -a uranom
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-aオプションで指定する値がユーザアカウントです。
パスワードの入力を求められるので、答えると
/usr/local/samba/private/smbpasswd というファイルに、このアカウントが登録されます。
なお、このパスワードファイルのパスも smb.conf
の「smb password file=」で変更できます。
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最後にようやく、Sambaのデーモンプロセス、smbdとnmbdを起動します。
/usr/local/samba/sbin/smbd -D
/usr/local/samba/sbin/nmbd -D
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(first uploaded 2001/02/05 last updated 2004/09/14, URANO398)
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