最も有名なWebサーバ、
Apache Web Serverをインストールする手順のメモです。
このページの手順は、Apache 1.3台用で、
若干へたれ(OBSOLETE)気味ですが、
まだまだ現役のサイトも多いと思います。
新しいApache 2台については、
Apache2のインストールのページをご覧下さい。
Apache 1.3のインストール Windowsバイナリ配布編 |
●環境
OS | Apacheのバージョン |
Windows98 Second Edition | 1.3.12 |
WindowsXP | 1.3.22 |
●インストール
Apacheの総本山からダウンロードできますし、
最近ではWebアプリケーション開発に関連した雑誌の付録CD-ROMに頻繁に収録されています。
EXEまたはMSI形式の自己解凍書庫で配布されているので、
ダブルクリックすれば後は全自動です。
ここでは「C:\Wintools\Apache」にインストールしたとします。
●セットアップ
C:\Wintools\Apache\conf\httpd.confを編集します。
必ず編集する必要があるのは「ServerName」です。
ローカルマシン上で実行する場合は適当な主ホスト名だけの文字列を指定しても
OK です。ここでは「oppama」とします。
●起動
NT/2000/XPでは、インストールと同時にサービスに登録されるので、
次回以降は、OSの起動と同時にApacheも起動します。
手動での再起動・停止にはスタートメニューの
「Apache HTTPD Server」→「Control Apache Server」から、
「Start」「Stop」「Restart」のどれかを選べばOKです。
DOSプロンプトで実行する場合には、
Apacheのルートディレクトリに必ずPATHを通しておく必要があります。
dos> set PATH=%PATH%;C:\Wintools\Apache
dos> .\apache
Apache/1.3.22 (Win32) running...
|
とメッセージが出ればOKです。早速Webブラウザからアクセスしてみます。
たとえば
「http://oppama/manual/」にアクセスしてみて、
Apacheのマニュアルページが表示されればOKです。
(Windows版は、デフォルトでは80番ポートで稼動するようになっています。)
●CGIを使ってみよう
CGIを記述する言語として最も勢力があるのはPerlです。
Win32上のPerl処理系として有力なのは次のいずれかです。
- ActivePerl
ActiveState
が配布している、Perlのコンパイル済みバイナリです。
インストーラが付属しており、その中でインストールパスを自由に指定できますが、
パスに空白をはさまない場所を指定しましょう。
ここでは「C:\usr\perl」の下にPerlをインストールしたとします。
つまりPerlの実行形式は「C:\usr\perl\bin\perl.exe」となります。
- Cygwinに含まれるPerl
Cygwinとは、
Windows環境でUNIX用の各種のGNUソフトウェアを動かすためのプラットフォーム
(エミュレータみたいな環境)で、この中にPerlも含まれています。
一般にCygwinのソフトウェアを動かすには「cygwin1.dll」
というDLLが必要ですが、これはデフォルトでシステムパスに入るので、
Apacheからも特に意識せずにCygwin Perlを呼び出すことができます。
ここではCygwin 1.3.6.6に含まれるPerl 5.6.1を使いました。
パスは C:\cygwin\bin\perl.exe です。
CGIは初期設定でもC:\Wintools\Apache\cgi-binになら置いてすぐ動かせます。
そこで、C:\Wintools\Apache\cgi-bin\hello.cgiとして次のファイルを作ります。
#! /usr/perl/bin/perl
print "Content-Type: text/html\r\n\r\n";
print "<html><body><h1>Hello World!</h1></body></html>";
|
Webブラウザから「http://oppama/cgi-bin/hello.cgi」にアクセスしてみます。
「Hello World!」と表示されればOKです。
なお、1行目のPerlのパスの指定は必須です。
Cygwin Perlの場合も、
#! /cygwin/bin/perl
のように書けばOKです。
●環境
OS | Apacheのバージョン |
Red Hat Linux 6.2J (Linux 2.2.14) | 1.3.22 |
Solaris 2.6 | 1.3.22 |
●インストール
Apacheのインストールはconfigure→makeで簡単にできます。
% sh configure --enable-shared=max
% make
% su root
# make install
|
インストールできたら、/usr/local/apache/conf/httpd.confを編集し、
最低でもServerNameの設定だけはやっておきます。
/usr/local/apache/bin/apachectl start
とするとWebサーバープロセス(httpd)が起動できます。
ポート番号は初期設定では8080になっています。
Webブラウザで「http://localhost:8080/manual/」
に接続して、Apacheのドキュメントが表示されればOKです。
httpdを止めるには、
/usr/local/apache/bin/apachectl stop
と打ちます。
OSの起動と同時にApacheも起動したい場合には、
ランレベル・スクリプトを書けばOKです。RedHat Linuxの場合には、
- レベル0…シャットダウン(halt)
- レベル1…シングルユーザーモード
- レベル2…ネットワークを使わない通常モード
- レベル3…通常モード
- レベル5…Xウィンドウシステムを使う環境の設定
- レベル6…リブート
となっているので、起動スクリプトは
/etc/rc.d/rc3.d/S99httpd という名前で次のように作ります。
LD_LIBARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:/usr/local/pgsql/lib
export LD_LIBRARY_PATH
/usr/local/apache/bin/apachectl start
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同様に、/etc/rc.d/rc0.d/K99httpd という名前で次のように作ります。
/usr/local/apache/bin/apachectl stop
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(first uploaded 2000/01/17 last updated 2003/01/15, URANO398)
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