「JavaWorld」2003年4月号に
JRun 4.0sp1 がついていたのでインストールしてみました。
●インストール・動作確認方法
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CD-ROMのjrun-40-win-jp.exe を起動します。
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インストーラの指示通りに作業を進めます。
途中で管理用ユーザの名前とパスワードを聴かれるので、
system など適当に名前を決めて指定します。
また、WindowsXP等ではサービスに登録しておきます。
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インストールが済んだら、
- Macromedia JRun Admin Server
- Macromedia JRun Default Server
の2つのサービスが起動しますが、一旦停止します。
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次にServicePack1を適用します。
CD-ROMから同様に
jrun4-win-ja-uploader.exeを実行して、指示に従います。
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改めて、サービスを起動します。
サーバの起動・停止は
- サービス
- Webの管理コンソール(JMC)
- JRunランチャー(Swingアプリケーション)
- コマンドライン
の4種類の方法で行えます。
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http://localhost:8000/ の管理コンソール(JMC)に管理者ユーザでログインします。
●サーバーのポート番号を変える
JMCにログインし、
目的のサーバーを起動しておき、サーバーのアイコンをクリック。
画面上「サービス」→「アクティブなWebサーバー」→「編集」
で変更できます。
●todo
- Operaでは、新規アプリケーションの追加ができない(エラーになる)
- データベースリソースの注意
JNDI名にjava:comp/envをつけると認識されない。
"jdbc/mudb" のようなネーミングになってしまう。
●エンタープライズアプリケーションのデプロイ
「エンタープライズアプリケーションのデプロイを開始する場合は、
default サーバーにデプロイするファイルの位置を指定してください。 」
に対し、アプリケーションのトップレベルのパスを指定
(最後にスラッシュをつけても、つけなくてもよい)します。
ディレクトリ構成は
top(app)/ -+- META-INF/ --- application.xml
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+- ear -------+- EJBクラス
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| +- META-INF --- ejb-jar.xml
+- war -------+- index.htmlとJSPなど
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+- WEB-INF ---- web.xml
となります。
- 「同名のWebアプリケーションが既にデプロイされています」と出たら、
サーバーを再起動してみる。アプリケーションが出てくることがある。
- jrun-web.xmlは必須ではないが、application.xml、ejb-jar.xml、
web.xmlは必須。ただし、ejb-jar.xmlは空でもよい。
- application.xmlのcontext-rootで指定したパスが、
Webアプリケーションのコンテキストパスになる。
- JMCでは、ejb-jar.xmlのGUI編集はできない。
これをするには、エンタープライズデプロイウィザード(jrunwizard.exe)を使う。
●jrunwizardを使う
ソースディレクトリ:app-home/ear/src
... クラスのソースプログラムのトップディレクトリ
クラスディレクトリ:app-home/ear
... コンパイルされたクラスファイルのトップディレクトリ
「DDの保存」ボタンを押すと、ソースディレクトリの下にMETA-INF/ejb-jar.xml
ほか幾つかのファイルが作られます。
このejb-jar.xmlをトップディレクトリ/META-INF
の下に移動して、デプロイします。
- WebアプリケーションのJSP内でInitialContext.lookup()を自分で行う場合、
web.xmlにはEJBに関して何も書かなくてよい。
lookup()で使うJNDI名は、ejb-jar.xmlのejb-name要素の値が使われるようだ。
●オートデプロイディレクトリ
そのディレクトリにWebアプリケーションを配置しておけば、
自動的にデプロイされる、「オートデプロイディレクトリ」は、
デフォルトでは ${JRUN_HOME}/servers/{サーバー名}
ですが、これを変更したり、別のディレクトリを新たに追加することができます。
- サーバーを起動します。
- JMCでそのサーバーの「設定」→「デプロイ設定」を選び、
新しいディレクトリを「追加」します。
(first uploaded 2003/04/27 last updated 2003/06/01, URANO398)
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