ResinとXML
 ResinはXML文書をコンテンツとして要求されたとき、 それをXSLTスタイルシートと結合して、 HTML文書に変換して応答する機能を内蔵しています。 正確にはXML文書そのものではなく、 XML文書の体裁の中に、 JSPによく似たディレクティブ(疑似命令)を織り交ぜて記述する、 XTP(XML Template Pages)文書の形でコンテンツを配信することができます。 XTP文書の拡張子は通常.xtpですが、 ディレクティブを全く記述しないXTP文書はこれすなわちXML文書、 ということになります。

 試しに、いきなりXTPに入るのではなく、 XML文書をResinが自動的にXSLT変換してHTML文書として応答する動作を確認してみましょう。 ここでも2つのサンプル文書(XMLとXSLTスタイルシート) を作りました。というかXalanのページのサンプルと全く同じものです。
orders.xml
orders.xsl

 これを使って、Resinのインストールディレクトリ下に、 次のようなアプリケーションディレクトリを構築します。 ここではResinの文書ルートディレクトリを $RESIN_HOME/doc、 アプリケーション名をxmltestとするものとします。

$RESIN_HOME/doc/xmltest/orders.xtp
$RESIN_HOME/doc/xmltest/orders.xsl
orders.xtpとは、上のorders.xmlの拡張子を変えただけです。
では、Resinサーバを起動して、 Webブラウザから「http://localhost:8088/xmltest/orders.xtp」 (8088はResinモジュール(mod_caucho)を組み込んだApacheのポート番号) にアクセスしてみましょう。データが表示さればOKです。

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(first uploaded 2002/01/06 and not ever modified, HEIJIMA Kouken)

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