Oracle Thin JDBCドライバを使ったJavaアプレット
 Oracle Thin JDBCドライバを使うと、 エンドユーザーは自分のPC上にJava対応のWebブラウザさえ持っていれば、 Oracleデータベースに接続してデータを問い合わせたり操作したりできる Javaアプレットを使うことができます。 このとき、Thin JDBCドライバ自体はアプレットと同じくWebサーバーから JARアーカイブの形で実行時にダウンロードされます。 Thin JDBCドライバは約300KBと、普通のJDBCドライバに比べて軽量なのでそれほど負担にならないと思います。

動作の確認をした環境は次の通りです:
  • OS:MS-Windows98 Second Edition
  • RDBMS:Oracle8i Personal Edition R8.1.6
  • コンパイル時に使用したJava:Java2 Standard Edition 1.2.2
  • Webサーバ:Tclhttpd 3.2.1
  • Webブラウザ:Microsoft Internet Explorer 5.0

●手順
  1. まずはJavaプログラムを書きます。 アプレットなのでjava.applet.Appletを継承したクラスとして ThinJdbcTesterApplet.javaを作ります。
  2. 次にそのアプレットを載せるHTML文書を下のように作ります。
    <HTML>
    <HEAD><TITLE>Thin JDBCドライバのサンプル</TITLE></HEAD>
    <BODY BGCOLOR=white>
    <HR>
    <APPLET CODEBASE="." CODE="ThinJdbcTesterApplet"
     WIDTH=100 HEIGHT=50 ARCHIVE="classes111.zip">
    </APPLET>
    <HR>
    </HTML>
    
    CODEBASEの指定は必須です。ARCHIVEの値は現状では上ので決め打ちでOKだと思います。
  3. 動作を確認するには必ずWebサーバ経由でアクセスしないといけません。 そのため、Webサーバの設定をし、 Webサーバ機上に配布ディレクトリを作っておかないといけません。 注意点は、アプレットの安全上の制約から、 Oracleインスタンスが上がっているデータベースサーバとWebサーバは同じマシンでないといけないことです。 ここでは、
    • Webサーバのホスト名:ushi2
    • Webサーバのポート番号:80
    • Webサーバのデフォルト文書ディレクトリ:/usr/local/apache/htdocs
    とし、/usr/local/apache/htdocs/jdbcabcd/sample.html で配布するものとします。この場合だと、
    • ThinJdbcTesterApplet.class
    • 上のHTML文書 (sample.htmlと名づけます)
    • $ORACLE_HOME\java\lib にあるclasses111.zip
    の3つを /usr/local/apache/htdocs/jdbcabcd にアップロードします。
  4. Web経由でアクセスして確認します。
    http://ushi2/jdbcabcd/sample.html
    
    で「Hello World!」と表示されれば大成功です。

Java Top
(first uploaded 2001/01/13 and not ever modified, Urano398)

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