「「(お)誕生日おめでとー」」

パーン!!!×2

俺と佐祐理さんがクラッカーを鳴らす中

今日の主役は目をパチクリさせていた。

今日は1月29日、我が愛しき魔剣士の光臨されし日だ。

プスッ♪

「ぐあっ、剣で刺すな!」

「…悪しき波動を感じた」

くそぉ、さすが能力者、アルター使いか?

    ・
    ・ 
    ・

リトライ

今日は1月29日、俺の愛しのマイラバー、舞の誕生日だ。

ポカッ

「何するんだ、舞」

「あははー、祐一さん今度は口に出してましたよ〜(口射にあらず)」

またこの癖か、いい加減、直さないとな。

「直さなくてもいいじゃないですか〜、舞も喜んでるみたいだし」

なに!? 今度は口に出してないぞ(口射にあらず)

ポカッ、ポカッ

「きゃあ、きゃあ」

舞が顔を真っ赤にしながら佐祐理さんにちょっぷしている。

愛いやつめ…って、そうじゃないだろ!

「佐祐理さん、読心術でもできるんですか?」

舞もつっこみを止め、不思議そうな顔で佐祐理さんを見る。

「あはは〜、そんなこと佐祐理できないですよ〜」

「そ、そうですよね、あはは〜」

むぅ、思わず佐祐理さんになってしまった。

「…でも」

「へ、でも?」

急に言葉を続ける佐祐理さん

「…もうすぐ、こつが掴めそうなんです〜」

うぐぅ、もうすぐ俺の思考は筒抜けだ(泣)

「…佐祐理すごい」

「そんなことないよ〜、舞にだってできるよ、あっ! 今度教えてあげるね〜」

「はちみつくまさん」

「やめてくれぇ〜(泣)」



THE 誕生日〜はちみつくまさんな日〜



「よぉーし! ここいらでプレゼントゥターイムゥだぁ!!!」

パチン!

俺が指を鳴らすとBGMと共に照明が落ち、スポットライトが舞に当たる。

「まずは俺からだ」

俺は、ばかでかい袋をかついで舞に歩み寄る。

「おめでと舞」

「……ありがとう」

ホラッ、と手渡すと、照れくさそうに言う舞は、とても年上には見えず可愛かった。

「あははー、次は佐祐理の番です〜」

俺のプレゼントとは対称に、両手に収まるほどの箱を持ち、舞に近づく。

「おめでとう〜、舞〜」

「……ありがとう」

はいっ、と佐祐理さんが渡す。

他人が見たら無表情に見えるかもしれないが、少なくとも俺と佐祐理さんには

舞が、真に喜んでいるのが良くわかった。

「……ありがとう。祐一、佐祐理」

思いを込めるように、もう一度、感謝の気持ちを言葉にする。

「ああ」

「うん」

しばらく俺達の周りには穏やかな空気が浮き立ち、微笑んでいた。

    ・
    ・ 
    ・

「……祐一、開けてもいい?」

「ん? いいぞ」

「佐祐理のも開けてもいいよ」

やはり、でかい俺のが最初に気になるようだ。

がさがさ(開封中)

「………」

「うわー、すごいね舞〜」

「はっはっはっ、どうだ! あまりのすごさに言葉も出んだろ」

舞が俺のプレゼントを凝視している。

うれしいオーラがひしひし感じるぞ。

それでは紹介しょう! 俺のプレゼント

それは!!!

「がぉレンジャー変身セット(ピンク)だー!!!」

「……がおレンジャー」

「あははー、舞、がおレンジャー大好きだもんね〜」

そうなのだ、舞は戦隊モノが好きで

日曜は朝の7時からテレビにかぶりつきだ。

しかもビデオ録画も忘れずに。

「舞、どうだ?」

「……相当に嫌いじゃない」

あとでリアル着せ替えをしてやる。

ぐへへ

ポカッ

「……邪念が」

よこしまなことを考えるとバレるようだ。

「ま、舞、佐祐理さんのプレゼントも開けてみろよ」

「はちみつくまさん」

実は俺も知らないから結構楽しみだ。

がさがさ(開封中)

「………」

「おお! これは!」

「どう? 舞〜」

佐祐理さんのプレゼント、それは!!!

「……そら」

そう、がおレンジャーにいなくてはならないマスコット的なキャラクター。

からすのそらだ!!! パパーン(SE)

そらは、からすなのに空を飛べなく

いつも、がおピンクの肩に乗っているのだが

これについては、また機会があれば説明しよう。

「良かったな舞」

「………」

聞こえてない。

しかし目がきらきら輝いてる。

「あははー、舞が喜んでくれて佐祐理もうれしいよ〜」

それにしても、話を合わせたわけじゃないのに、がおレンジャーとは

俺と佐祐理さんの息はぴったりだな。

「あははー、夜の息もぴったりですしね〜(ぽっ)

「心を読まないでくださいよ(泣)」

「ま〜い〜それ、ちゃんと肩にも乗るんだよ(無視)」

「おお、肩に乗せてみろよ舞(泣)」

「はちみつくまさん」

ピトッ(装着SE)

「おー、ぴったりフィット」

「舞、祐一さんの変身セットも着ようよ」

ナイスだ! 佐祐理さん

「はちみつくまさん」

「俺も手伝うぞ(わきわき)」

バキッ!

「(泣)」(殴られた)

    ・
    ・ 
    ・

「できましたよ〜」

「おぉ! 待ちくたびれたぞぉー(興奮)」

「恥ずかしがらないでよ〜、舞〜」

むぅ何をしぶっておるのだ

早くおじさんに見せておくれ。

「ほ〜ら〜」

「………」

佐祐理さんに引っ張られ、しぶしぶ出てくる桃色。

「じゃーん、どうですか? 祐一さん」

「!!! これはっ!」

表情はメットに隠れて、わからないが

肩にはちゃんと、からすのそらが装着されている。

それに…

全身タイツのようなものだから

舞のナイスバデーによって

特に胸のあたりが、きちきちでウハウハじゃのう。

「祐一さ〜ん、それぐらいにしておいたほうが…(汗)」

佐祐理さんが何か言ってるが今はそれどころじゃない。

じっくり脳内スケッチをしなければ!

む? 手に何か持ってるな

白い…オコジョさん?

「…天誅」

バスッ!

「ぐはっ」

オコジョさんから繰り出される一撃はとても激しかった。

そして胸も激しく揺れた。

「…連舞」

「ちょ、ちょっと待…」

バスゴキバキ!!!

「さ、佐祐理さん、見てないでなんとかしてくださいよ〜(泣)」

「でも今のは祐一さんが悪いですし…」

「なんでもしますから〜(泣)」

きゅぴーん☆

「あははー、佐祐理にまかせてください〜☆」

なんか今、目が光った気がするぞ(汗)

「でわ、いっせいに押さえますよ〜」

「いっせーのー」

「「せっ!」」

バタタン☆

「ど、どうだ?」

バタバタ

まだもがくか、このピンクは……ん?

「ねぇ、佐祐理さん?」

「なんですか? 祐一さん」

「このシチュエーション萌えませんか?(じゅるり)」

「萌えますね(じゅるり)」

「………(汗)」

バタバタバタ!!!

さらに激しくなったぞ

しかし、もがけばもがくほどプルンプルンと上下に揺れて……

「「萌え萌え〜」」

    ・
    ・ 
    ・

今回は3ピー(自主規制)だったから、ものすごく疲れたぞ。

約束だから佐祐理さんの要望にも答えていたら、まさかあんなこと(以下略)

「………」

「どうした舞?」

「どうしたの?」

「…鳴かされた」

「「あははー(汗)」」


終わっとけ




あとがき

舞誕生日SS完了
初めてちゃんとその日に書けましたよ。
3日かけて学校で書きましたからね。
どうですか?
感想ぷりーず

書いた日 2002/1/29 UPした日 2002/1/29 ちょっと修正日 2002/5/10

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