今日は1月6日、みんなは何の日か、わかるかな?
そう!
今日は待ちに待った、美汐Festivalだ。
「燃えろー!!!」
「あちーっ!!!」
「何ほざいてんのよ! 祐一」
「おお、何をするんだ真琴」
「祐一、今日は何の日?」(笑顔)
「だから、みしふぇ…」
「燃え…」(いい笑顔)
「真琴様のお誕生日でございます」
「わかってるなら初めからやり直しなさいよー」
・
・
・
まったく…アフロになったらどうすんだ。
今日は1月6日、みんなは何の日か、わかるかな?
そう!
今日は待ちに待ってない、できるなら来ないでほしい
「くらーい!」
水瀬家の無駄飯喰らい、主食は肉まんの、あぅーの誕生日だ。
「やがれーーー!!!」
「ぎゃあーーー!!!」
THE 誕生日〜妖狐って恐いね〜
「冒頭が長い上に死にかけてしまった」
「一人で何言ってるの? 祐一〜」
「うぉ! 居たのか名雪」
「う〜さっきから居たもん」
頬を膨らまして拗ねる名雪、萌え。
「冗談だ」
「もう、それより今日は真琴のお誕生日だよ」
「そうだな」
「祐一ちゃんとプレゼント用意してる?」
ギクッ
「お、おぉ、ちゃんと用意してるぞ」
「なら、いいんだよ」
「じゃ、じゃあちょっと準備があるから部屋に戻るな」
「うん」
ガチャ、ばたむ
「むはぁ〜」
ふぅ、まだ何も用意してないなんて恥ずかしくて、とてもじゃないけど言えないな。
「祐一、ホントは何も用意してないんでしょう」
「ぎゃぁー!!!」
「人の顔見て叫ぶなんて失礼だよ」
「な、な、なゆき、いつのまに部屋に入ってきたんだ」
「祐一が入るのと同時に」
何も考えていなそうな顔して、なんと大それた事を。
「ネリチャギ」
「がぎゃ!」
陸上部で鍛えた、脚力で頭にめり込む。
「何すんだ、名雪」
「ひどいこと言うからだよ」
「なに、ニュータイプか!?」
「祐一口にしてたもん」
「ぐぁ、またか」
「その癖直したほうがいいよ、祐一」
「ふふふ、しかしぬるいぞ名雪」
「なに言ってるの?」
「名雪よ、お前さっきどんなかっこでネリチャギをしたと思ってる?」
「どんなって…あぁ〜!」
「ぬかったな、今日はスカートなのを忘れてたな、しかも何も履いていないじゃないか丸見えだったぞ」
「そ、それは祐一が履くなって、その…」(真っ赤)
顔を真っ赤にして恥ずかしそうに言う名雪、しかも俺のナニはパワーMAXだ。
「名雪萌え萌え〜〜〜」
ガバッ
「きゃぁ、祐一だめだよ〜」
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・
「はぁ、はぁ、はぁ……」
ついつい情事にふけこんでしまって、当初の目的の真琴のプレゼントが用意できなかった。
どうしようか
「………むぅっ」
きゅぴ〜ん
ひらめいたぞ、ふっふっふ待ってろよ、あぅー。
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・
時が過ぎみんなでやった誕生日ぱーちーも終わり、みんなを玄関で見送った後、俺は真琴にプレゼントを渡すべく声をかけた。
「真琴」
「なにぃ、祐一」
「これから風呂か?」
「そ〜よ〜、祐一もいっしょに入る?」
上目使いに俺を見る真琴、その目はうっすら潤んでいるようにも見える、萌え。
「その申し出は非常に魅力的だが、今日はやめとこう」
「えぇ〜」
心底残念そうな顔をする、すまぬ、あと少しの辛抱じゃ。
「そのかわり風呂からあがったら、俺の部屋に来いプレゼントをやる」
「えぇっ! ホント?」
「あぁ」
「わかったぁ〜♪」
るんるん気分なカンジで風呂にゆく真琴、ういやつじゃ。
さてと最後の仕上げに掛かるか。
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コンコン
「ゆういちぃ〜」
「おぉ、真琴か、入っていいぞ」
ガチャ
「えへへへ」
湯上りのちょっと色っぽい真琴、パジャマも萌えじゃ。
さて、ここで俺の今の姿だが緑のコート(原作であゆとのちすシーンの)を着ている。
残念ながら666の獣は出て来ない。そのかわりに獰猛な獣が(以下略)
「あれ、なんでコートなんか着てるの?」
「今からプレゼントを渡すためだ」
「そうなの? じゃあ早くちょうだぁい」
「そう急かすな、じゃあカウントダウンだ、さーん」
「にぃー」
「いーち」
「「ぜろーっ」」
ばっ
「………」
「どうだ真琴、俺からのささやかなプレゼントだ」
今の状況を説明するとコートの下は全裸でリボンが巻いてあるわけだ、いわゆる…
「なんなのこれ?」
「プレゼントは、お・れ・だ(はぁと)」
「………ふふ」
「どうした真琴、気に入らなかったか?」
自分で言っといてなんだが普通、気に入るわけ無いと思う。
じゃあなんでやったかって? そりゃあこれしか思いつかなかったからだ。←バカ
「ゆういち」
「なんだ」
「逝くわよ」
「なんだっ? 字が違うぞ、ぐわっ」
ものすごい力でベットに押し倒される俺、ちょっと情けない。
「おしおきの時間よ」
「それは妖狐違いだぞぉ!?」
「ふふふ」
やばい完全に暴走してる、そんなに気に入ったか、この格好。
「ぎゃあぁぁぁーーー」
・
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・
「ふぅー♪」
心地良さそうな顔をして俺の胸に顔を埋める。
「もう勘弁してください(泣)」
それに比べて情けない声を上げる俺
しかたないだろ『これが妖狐の力なのか!?』ってな状態だし。
こっちはどんどん疲れていくのに真琴は逆にどんどん元気になっていくから、体が持たない。
「うふふ、どうしようかなぁ〜」
楽しそうに言うな! こっちは生か死かってカンジなんだぞ!
とも言う力も残ってない。
「あれ?」
「どうしたんだ?」
「くんくんくん、名雪の匂いがする」
ぎくう
「キ、キノセイジャナイカ?」
お昼のあれだ〜(汗)
「ゆういち〜、おしおきよーっ!」
「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!」
あとがき
二日遅れの真琴誕生日SSでした。
急いで書いたので、内容が薄いですが
ゴメンナサイDEATH。
途中の名雪は名雪の誕生日SSが
HPの開設の前だったため書けなかったからです。
でわでわ感想待ってます。
書いた日 2002/1/8 UPした日 2002/1/8