ツアーのいいとこ悪いとこ

ツアーは待たされる

 ツアーの弊害は、初日からあった。成田空港に、出発の2時間半前に集合となっている。しかも成田までは車なので、時間が読めない。結局フライトの3時間半も前に到着してしまった。チェックインを済ませたあと、食事をとる。いきなりの雨が降る。親は飛行機が揺れないか心配しているようだ。どうやら、飛行機が雲の上を飛ぶことを知らないらしい。

これでも共同運航便??

 ケアンズまでの飛行機は、JLとQFの共同運航便ということで、機材やクルーはすべてQFのものだった。日本語を話すクルーも何人かいたが、機内アナウンスの日本語は、かなりたどたどしく、へたをするといらいらさせる日本語。何故日本人に機内アナウンスをさせないのか、そしてJLとの共同運航便とうたいながら、こんな日本語サービスでいいのかと、かなり疑問を感じた。その結果、父親は「水割り」を自分で頼むことができなかった。

  成田からケアンズまでは7時間。シンガポールまでと同じくらいだ。食事のあとは仮眠をとって、朝の4時半にケアンズの空港に到着。朝の4時半だでー。外は暗い。そして眠い。
両親はまったくもって英語ができないので、イミグレや税関も一人では通過したくないらしい。他の日本人もカップルやファミリー単位で手続きを行っているようなので、問題ないだろう・・とイミグレを通過。そして税関ではなぜか僕だけが別のルートへ。申請するものは一切なかったが、中国の農村へ行っていないか、などを聞かれた。やはり、パスポートにスタンプが山盛りっていうのは、あまり好印象ではないようだ。

ツアーの利点もありました

 朝の5時すぎに空港を出たが、そこはツアーのいいところ。お迎えの人が来ていて、ダーウィン行きの飛行機の乗り継ぎまで7時間以上あるので、いったんホテルにチェックインして、仮眠を取らせてくれるとのこと。ラッキー。ところが、仮眠を取るだけなのに、ホテルに着くと、30分くらい、ツアーの説明などを聞かされる。みんな眠いし、そして寒いし、ガイドの話なんてほとんど聞いてないんだけど、そんなのお構いなし。やっと解放されて、部屋で睡眠。

いざ、ダーウィンへ!!

 10時に目を覚まし、ホテルのレストランで朝食をとる。ビュッフェ形式の食事だが、結構高い。まあ、今日は仕方ない。11時半にツアーのスタッフがお迎えに来て、再び空港へ。そしてチェックインにもお手伝いがついてくれる。ケアンズからダーウィンまでは、本当はドメスティックだが、シンガポール行きのQF便に乗るため、インターナショナル扱いだ。いちいちイミグレを通過しないといけないのが面倒くさい。だけど、2時間のフライトで、しっかり昼食が出たのは、ありがたいところ。

日本人は少ねえなあ

 ダーウィンに到着した僕等を迎えてくれたのは、VIPツアーという旅行会社の方。ダーウィンは、日系の大手旅行会社が個別にブランチを持つには、小さすぎる(人口8万人で、日本人は50人しか住んでいないらしい)ので、現地のツアー会社に委託されているようだ。お迎えにきてくれたMASAさんは、元X-JapanのYOSHIKI似の好青年。物腰がとても低く、丁寧だ。

20人乗りのマイクロバスに乗り込んだツアー客はわずかに2組、5名。これに、別のツアーからの参加者の人組を途中のホテルでピックアップし、計7名の観光客を乗せて、市内観光へと繰り出した。

無料・無料・無料

 まずは、刑務所後、そして博物館、市庁舎、植物園などを見学。すべて無料。父親は、「こういった施設が全部無料というのは、素晴らしい街だ」と言っていたが、なんのことはない。金をかけないために、無料の施設ばかりを回っていただけなのだ(と思う)。日没の時間になると、イーストポイントという海岸沿いにある公園で、夕焼けを見ながらのシャンパンサービス。これも、レストランに入るのではなく、ツアー会社が事前に用意したシャンパンとカナッペが振る舞われた。でも、ちょっと気取っていて、とても素敵だった。

ホテルはGOOD

 日が暮れ、あたりが暗くなってきたところで、ホテルへ行ってチェックイン。NOVOTELのツインルームをトリプルユースの予定だったが、ホテル側がアップグレードしてくれ、最上階の、2ベッドルームの部屋にしてくれた。僕の家よりずっと広い!!

 明日からは1泊2日の国立公園観光ツアー。買い出しのために近くのスーパーへ。ここでスニーカーを日本から持ってこなかった両親は、15ドル(900円)のスニーカーを買う。そのほか、水やジュース、お茶のティーパックなどを買う。お茶は中国茶はあったが、日本茶はなかった。「グリーンティー」と書かれていたものは、日本茶とはずいぶん味が違ったので、他の地方での飲み物らしい。

 この日の夕食(というよりも、オーストラリアへ来て食べる初めての夕食)は、ガイドブックを見て選び、「ハヌマン」というタイ料理の店へ行った。ガイドブックには日本語のメニューがあり、日本語が通じると書いてあったが、全然だめだった。これも、日本からダーウィンへのダイレクトフライトが数年前に無くなってしまって、日本人観光客が減ってしまったためらしい。なんとかQFあたりで復活させてもらいたいものだ。(成田からパースに直行便があるんだから、それをダーウィン経由にすればいいのに!!)

 

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