Content-Type: text/html シドニー旅行記A
市内観光1日目

ブリスベンの空港に着いたのは午前9時。オーストラリアの空港は、「国際線」「国内線カンタス用」「国内線アンセット用」の3つに 施設自体が分かれている。カンタスのEチケットを利用した私は、チケットを持たず、予約確認のFAXだけ持って到着。バッグを預けない人は、チェックインの必要はなく、 直接搭乗ゲートへ行くようになっているらしい。手荷物検査をして空港内に入り、搭乗ゲート前のカウンターで搭乗券を発券してもらうまで、5分たらず。ボーディングタイムは9時20分だから、 15分もあまってしまった。
定刻に離陸した飛行機はほぼ満席で、機内サービスは音楽(さすがに1時間半のフライトでは映画はない!)と軽食。コーヒー・紅茶以外のドリンクは、要求しないと出てこないらしい。 私が楽しみにしている「ウエルカムおつまみ(自称)」もなかった。でも、あっという間にシドニーに着いた。

シドニーの空港は、大都市にはめずらしく、市街地から車で20分程度の場所に位置している。今までは市街地までの交通の便はバスのみだったが、 オリンピックの開催に合わせ、今年6月に鉄道が開通した。料金は鉄道の方がやや高いが、(バス7ドルに対し鉄道10ドル)きっと成田エクスプレスやラピート号のような列車に乗れるに違いないと、 電車好きの私は鉄道を選んだ。が!!!!!!!!!!
ひえ〜。見てびっくり。乗ってびっくり。ただの市街近郊を走る2階建て電車だった。それも超オンボロ。電車を選んだことを後悔した。

街に到着。サーキュラー・クエイという駅で降りた。ロックス地区にある観光案内所へまずは向かう。地図と各種ディスカウントクーポンをGETするために。地図は、バス路線が書いてあるものが置いてなく、(本屋にも 売ってない!)仕方なく、普通の地図で我慢した。(エアポートエクスプレスの地図が、最も見やすく、紙質も上等だった。)
クーポンはたくさんあった。いろんな種類があった。(一番重宝したのは、「SYDNEY The official guide」という少し厚めの本についてたクーポン。)

街の風景を楽しみながら市街地を歩く。ちょうど昼休みの時間になり、街は多くのビジネスマンであふれていた。ブリスベンの街よりは、東京のに雰囲気が近い。香港のセントラルかアドミラリティといった感じ。私も お腹が減った。まずは腹ごしらえをしようと、適当なショッピングセンターに入る。目的はレストランではない。目指すは大抵地下にあるフードコート。
私は、海外旅行のほとんどが一人旅で終始している。困ることといえば、ホテル代が高くつくことと、レストランに入りずらいこと。 で、私は食事は大抵フードコートでとるようにしている。その土地の風土を反映した食事が、一人でも気兼ねなくとれ、しかもリーズナブル。 当たりはずれを考えながらレストランに入るよりも、地元のOLで賑わっているフードコートの食事の方が美味しいに決まっている。(貧乏人の決め付け?)
この日の食事は、ラザニアとシーザーサラダ。7A$ほど。この後、街を一望できる高いところへ行こうと、オーストラリアで最も高いAMPタワーへ向かった。
タワーに上るエレベーターがどこにあるのか分からず、しばし迷う。さらに、展望フロアは、4階建てで、レストランフロアに行くエレベーターと、展望ONLY&ラウンジへ行くエレベーターとは別々で、乗り場も全然違うところにあった。 行ってみると7月より導入されたGST(消費税)のおかげでしっかり値上がりしており、ガイドブックには無かった「スカイツアー」という新アトラクションとセットチケットが売られていた。さっそく20%OFFのクーポン を使ってチケットを購入。展望フロアへ行くエレベーターにのる。エッフェル塔のエレベーターのように、外が見えないのが残念だったが、1分もかからず展望フロアに到着。景色は好かったが、周りのビルもそこそこに高いので(上の写真を参照)、もしかして、こんな高い金を払わなくても同じような景色が堪能できたのでは・・・・。 と考えてしまった。
ラウンジで景色を堪能しながらカプチーノを飲み、下に降りる。セットになったアトラクション「スカイツアー」を体験。 ウエスタン調のユニフォームをきたお姉さんがディズニーランドのように雰囲気を出しながらガイドしてくれるけど、そこは全部英語。最初のビデオも英語。私には半分も分からない。 肝心のアトラクションは、ちゃんとヘッドホンが用意されており、英語・日本語・韓国語・北京語が選べるので問題なし。アトラクションの内容は、オーストラリアを紹介するもの。画面に合わせて 座席が動くタイプのアトラクションなのだが、内容重視で、スリルを期待すると、期待外れに終わる。いろいろと金はかかっているが、 お金を払ってみるほどのものでは・・・っていうのが率直な感想。

2時を少し回ったところでホテルへ向かいチェックイン。 キングサイズのベッドで部屋はきれいだったが、バスタブがないのがショック!! (値段や立地じゃなくて風呂を重視すれば良かったとちょっと後悔。)冷蔵庫の中は空で、電気ポット、アイロンが常備されており、長期滞在者向けって感じだった。 地図とガイドブックとにらめっこしながら作戦会議。一旦鞄を部屋において、街をぶらぶらすることにした。途中、オリンピックグッズの販売店や高島屋などに寄るが、何も買わなかった。
夕飯代わりに軽くサンドイッチを食べ、(閉店間際の店で3ドルでゲット!!)水族館へ。水中トンネルとゴールドコーストを再現した水槽がウリらしい。展示の方は、道順がしっかり巡回できるようになっていなくて少しとまどい、なおかつ特筆すべき感動もなかった。さすがに2つの水中トンネル(別の道を往復できるので計4回通過)は見事だった。エイのプリティな顔や、サメの少し間抜けな顔を楽しんだ。 水槽のサイズやトンネルの長さは申し分ないが、水深があまりにも浅いのが残念だった。最後に控えたゴールドコーストの水槽は、そのサイズもさることながら、演出がなかなか素敵 だった。途中のトンネルでは足元もガラス張りになっていて、そこにはクラシック音楽が流れていた。最後の縦5m幅8m(いずれも目測)の特大ガラスのところにばベンチもあり、すこし軽めの音楽がかかっていた。 全体を通して、値段の割りには見るべきポイントが少ないかな。と水槽のサイズなどにしても品川や、葛西の水族館の方が上のような気はした。

その後は、どこへいったかと言うと、カジノへ行きました。ブリスベンでも2度ほどカジノへ行っていた(あとマカオのカジノにも行ったことが。)けれど、そのスケールに圧巻。入口は階段の下を水が流れていて、滝のようになっているところもある。そして中に入るや、 高さ10mくらいのところから水が流れ落ちてきている。その周囲は岩山を模していて、たまに松明のような本物の炎が見える。ワンフロア全体がゲームスペースになっていて、テーブルが160、スロットマシンが1500以上設置されている。レストランやアパートメントホテル、シアターなども併設されていて、 ここが「スターシティ」って呼ばれるのが何となく理解できる気がする。
まずはビールで喉を潤し、参加できそうな庶民的テーブルを探す。僕はルーレットがやりたいのだ。しかし! テーブルによって最低掛け金が決まっており、25A$や10A$のところがほとんどで、2A$で賭けられるテーブルは僅かに4台しかなかった。 それも、すごく混んでいて、しかも1枚2A$のチップをみんな山のように持っていて、庶民が気軽に遊ぶ感覚では入れなかった。しかたなくスロットマシンをすることに。1コインが1A$のスロットから、1A$で10クレジット、20クレジット、50クレジット、100クレジットの スロットにゾーン別で分かれており、モーストチープスロットは、1A$で1000クレジットと、コイン1枚の価値がわずかに0.07円という、敷居の低さが気に入り、3A$ほど投資した。
すると!!
今まで、スロットなんて運任せで儲かるはずないと思っていたのが、がっぽがっぽ当たってしまったんですね〜。 そのときは1クレジットが5¢の台でやっていたのですが、18A$の儲けになりました。1ドルコインが財布の中でかさばってしまっていましたが、ホクホクでホテルに戻りました。

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Content-Disposition: form-data; name="file-to-upload-07"; filename="C:\asian_net\newhp_SHINICHI\sydney03.html" Content-Type: text/html シドニー旅行記C
市内観光3日目

昨日よりさらにゆっくりとした朝を迎えた。目覚ましをかけず、8時過ぎに起床。 シャワーを浴びて支度をし、チェックアウトを済ます。チェックアウトが済むと、「タクシーを呼びましょうか?」と言われた。気が利いている。 でも、その必要はなかった。ライトレールでフィッシュマーケットに向かうのだから。
朝ご飯をそこで食べようとの計画だったが、朝から店が開いているか不安だった。でもガイドブックによると朝7時からオープンということだったので安心した。 朝ご飯で頼んだのは、昨日密かに周りのテーブルをチェックし、美味しそうだったシーフードヌードルだ。それもチャイニーズがやっている店を選んだ。なかなか美味だった。 でも僕を喜ばせたのは、シーフードではなく久しぶりのアジアンテイストだったのかもしれない。真相は謎だ。

今日は午後5時の飛行機でブリスベンに帰る予定で、昼間はパワーハウスミュージアムに行くこととお土産を買うことしか予定に入れてなかった。時計の針は10時を指す。そういえば、カジノは24時間営業・・・。悪い虫が騒ぎ出し、カジノのあるスターハウスの駅で電車を降りてしまった。
午前中だというのに、結構な人がいた。アジア系の観光客風が多かった。僕はわき目も振らずスロットエリアに直行し、一昨日、昨日と勝ちつづけているタイプのマシンを見つけた。

そう何度も勝つはずはなかった。

やはり、ギャンブルを楽しむことではなく、勝つことを目的にしてしまっては勝利の女神は微笑まないらしい。10ドルすってしまった。その間、あたりらしいあたりは一度もなかった。
少し自己嫌悪に陥りながらパワーハウスミュージアムに向かった。
この博物館は、人類の発明・発見をテーマにしていた。内容は充実しているが、観光客には不親切だった。まず、入り口からしてチケットオフィスがどこにあるかわからない。メインと思われる入り口は、特別展示場の入り口で、知らずに入ったら「おまえはあっちだ!」とか言われた。 中に入っても、巡回路のようなものはなく、どこからどのようにまわったら良いか実に不可解だった。
近くのフードコートで昼食をとり、マーケットに出かけた。そこは香港の女人街のようであり、所狭しと店が並んでいた。そして、普通のお土産屋では12ドルで売っているコアラのぬいぐるみセットがなんと3ドルだった。売っていたのは明らかにチャイニーズだったので、本物かパチ物かは分からない。ただ、中国人に商売根性には脱帽するばかりだ。 他にも、お土産グッズから本当に女人街で売っているようなライター、Tシャツまで、なんでもディスカウントプライスだった。ケリンチョ(キックボード)も売っていた。
その後は気分を変えて高島屋へ行く。ここの高島屋はローマの三越に似ていた。 グランドフロアと地下1階しかなく、それもかなり狭い。ブランド物とお土産だけを凝縮して売っており、文字どおり日本人観光客しか相手にしていないようであった。ケン・ドーンのコーナーが比較的充実しており、何か買おうかなと思ったが、結局何も買わなかった。このあと、オリンピックグッズショップで時間を潰し、3時半頃のバスに乗り空港へ向かった。
空港への道のりは、ハイウェイなどは一切通らず、ずっと町中を走っているようだった。空港バスは黄色と緑の2種類があったが、黄色のバスは時刻表とはぜんぜん違う時間に運行していて困った。
シドニーほどの空港でもやはり到着から搭乗ゲートまでは5分もかからず、またしても時間が余ってしまった。そこでシドニーの街との別れを惜しむべく、飛行機の離着陸の見えるところでビールを飲んだ。

午後5時10分。私の乗ったカンタス空港の飛行機は、定刻どおり大空へ飛び立った。
また明日から、仕事だ。


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