昨日よりさらにゆっくりとした朝を迎えた。目覚ましをかけず、8時過ぎに起床。
シャワーを浴びて支度をし、チェックアウトを済ます。チェックアウトが済むと、「タクシーを呼びましょうか?」と言われた。気が利いている。
でも、その必要はなかった。ライトレールでフィッシュマーケットに向かうのだから。
朝ご飯をそこで食べようとの計画だったが、朝から店が開いているか不安だった。でもガイドブックによると朝7時からオープンということだったので安心した。
朝ご飯で頼んだのは、昨日密かに周りのテーブルをチェックし、美味しそうだったシーフードヌードルだ。それもチャイニーズがやっている店を選んだ。なかなか美味だった。
でも僕を喜ばせたのは、シーフードではなく久しぶりのアジアンテイストだったのかもしれない。真相は謎だ。
今日は午後5時の飛行機でブリスベンに帰る予定で、昼間はパワーハウスミュージアムに行くこととお土産を買うことしか予定に入れてなかった。時計の針は10時を指す。そういえば、カジノは24時間営業・・・。悪い虫が騒ぎ出し、カジノのあるスターハウスの駅で電車を降りてしまった。
午前中だというのに、結構な人がいた。アジア系の観光客風が多かった。僕はわき目も振らずスロットエリアに直行し、一昨日、昨日と勝ちつづけているタイプのマシンを見つけた。
そう何度も勝つはずはなかった。
やはり、ギャンブルを楽しむことではなく、勝つことを目的にしてしまっては勝利の女神は微笑まないらしい。10ドルすってしまった。その間、あたりらしいあたりは一度もなかった。
少し自己嫌悪に陥りながらパワーハウスミュージアムに向かった。
この博物館は、人類の発明・発見をテーマにしていた。内容は充実しているが、観光客には不親切だった。まず、入り口からしてチケットオフィスがどこにあるかわからない。メインと思われる入り口は、特別展示場の入り口で、知らずに入ったら「おまえはあっちだ!」とか言われた。
中に入っても、巡回路のようなものはなく、どこからどのようにまわったら良いか実に不可解だった。
近くのフードコートで昼食をとり、マーケットに出かけた。そこは香港の女人街のようであり、所狭しと店が並んでいた。そして、普通のお土産屋では12ドルで売っているコアラのぬいぐるみセットがなんと3ドルだった。売っていたのは明らかにチャイニーズだったので、本物かパチ物かは分からない。ただ、中国人に商売根性には脱帽するばかりだ。
他にも、お土産グッズから本当に女人街で売っているようなライター、Tシャツまで、なんでもディスカウントプライスだった。ケリンチョ(キックボード)も売っていた。
その後は気分を変えて高島屋へ行く。ここの高島屋はローマの三越に似ていた。
グランドフロアと地下1階しかなく、それもかなり狭い。ブランド物とお土産だけを凝縮して売っており、文字どおり日本人観光客しか相手にしていないようであった。ケン・ドーンのコーナーが比較的充実しており、何か買おうかなと思ったが、結局何も買わなかった。このあと、オリンピックグッズショップで時間を潰し、3時半頃のバスに乗り空港へ向かった。
空港への道のりは、ハイウェイなどは一切通らず、ずっと町中を走っているようだった。空港バスは黄色と緑の2種類があったが、黄色のバスは時刻表とはぜんぜん違う時間に運行していて困った。
シドニーほどの空港でもやはり到着から搭乗ゲートまでは5分もかからず、またしても時間が余ってしまった。そこでシドニーの街との別れを惜しむべく、飛行機の離着陸の見えるところでビールを飲んだ。
午後5時10分。私の乗ったカンタス空港の飛行機は、定刻どおり大空へ飛び立った。
また明日から、仕事だ。
