教科書には載らないニッポンのPIERROTの歴史教科書
(PIERROT作品擬人化ストーリー概要)
06/04/25記
個人的に考えたここまでの総括的な物。作品の関係性や隠しネタを並列記述。私感全開、ゴシップ要素ゼロ。 パンドラ以前の活動はメンバーチェンジを含む不安定期でありワタシが単に知らないのでここでの正史はパンドラの匣から。 パンドラの匣(インディーズフルアルバム) @いきなり自殺 @核ミサイル着弾、壊滅(一回目) @ブックレットのコピー「パンドラの箱の底には希望ではなく、絶望」の通り、最初から最後まで救いの無い内容 セルロイド(インディーズミニアルバム) @主人公は倉庫のマネキンが人化して人間界の興亡を垣間見て、元のマネキンに戻るショートストーリー @異世界を超えて「日常」に戻る「HUMANGATE」はここから @HUMANGATEの後半の聞こえ辛いコーラス詩は Life is all repeat We live I must practice no heaven no believe Human of all cross らしい スクリーン(三曲入りマキシ) @鳥篭越しやモニター越し、ライブステージ越しの直接触れられないもどかしさや切なさを描いたショートストーリー フィナーレ(メジャー第一作) @パンドラに連なるインディーズ時代が終わる世界からスタート @二度目の壊滅。後、突然変異開始 外伝=預言者の変異編突入 @怪物化、実験室のような部屋での生活模様 @余談:実験作として街頭ビジョンやインターネットで放映した無観客ライブなるものを行っている。映像は販売されたようだが筆者は未見 @神経が割れる暑い夜のカップリング「自主規制」の伏字は「ハーケンクロイツ」歌詞のテーマは洗脳。ナチスのメディアコントロール手法から。 プライベートエネミー(第二作) @怪物化から迷走する人格のストーリー @破壊と破戒の末、逃亡。鎖を引きずって生きていく様子で終わる。 @ここまでの作品は民衆を煽る「独裁者」と狂気の「教祖」がテーマにある。社会批判、90年代オウム事件などを取込んでいて、これらは単にバンドとファンの関係性を見たてている。 折り返し地点=パラドクス @前作に対して逆説を唱える。折り返し地点でもある。 ヘブン・カスタマイズドランドスケープ(第三作) @前作と対になる人格のストーリー @三度目の壊滅、ラストにモーター音、壊滅後、機械化されたサイボークの回想だったことが判明。第二作の鎖の怪物と対になる。 @フィナーレから連なるストーリーは3部作として終了。911とリンクするように作風が変化していく。今までは模擬人格が見てきた風景(世界)を描いていた。 @ラストレターを封印(歌わなくなった)との声明は911に起因する。歌詞のテーマが赤紙(召集礼状)である理由と見られる。 シングル「サイケデリックラバー」 @前作の表題「〜〜ランドスケープ」と次アルバムの「サイケデリックラバー」への接合曲。 IDアタック(第四作) @薬物を摂取した幻覚のようなストーリー。「自分とは何か?」自己啓発、存在理由。 @自己の内面を描くストーリーに変化 @楽曲「GOD〜」の伏字部分はもちろん「アメリカ」である。 外伝=ディクテイターズサーカス(インディーズリテイク) @過去作品の撮り直し。過去作品の再編と楽譜発売はファンにとって大きかった。 @ディクテイターズサーカスとは「独裁者の狂宴」の意。大きな単発ライブ公演に名付けられる特別な意味合いを持つ。「サーカス」の部分は凱旋門のような「交差点」の意味も含みツアーシリーズの間の接合点の意味も成す。 フリーズ(第五作) @活動休止に伴う凍結の意。 @IDアタックと対、一人の人格のストーリー @この時点で最初のシングルの「蜘蛛の意図」と最後の「マイクラウド」の蜘蛛が「パラドクス」を中心に折りたためる様に繋がる。ある意味この時点でPIERROTは「蜘蛛」で始まり「蜘蛛」で終わってしまっていたのかも知れない。 @IDアタックとフリーズでは世界が破壊される曲は無くなっている。当然の如く現実で世界が崩壊(911、アフガン紛争、イラク戦争)してしまったから。虚構が現実を超えることは無い。 = 全体の作風として 1、この世が終わろうともアナタを・・と思う純愛 2、愛する君を壊してしまうほど・・の歪んだ愛情 3、逆境を生き抜く決意・・な自己確認 4、社会批判、ネガティブに表現して意味を逆転させる などに分かれ、音源、LIVE活動、舞台セットに至るまですべてシームレス。前作を踏襲し関連させて全体の一体性を持たせた。「すべては繋がっている」との事。 数曲だが、人間がコンピューターに人格を移植し電子化されたようなストーリーもある。メディア越しのファンとバンドの関係の意味。 @フリーズ以前の作品にはいわゆる「英語歌詞」がほぼ無い、日本語表現で作られていた。 @何度も世界を破戒や壊滅させるストーリーは日はまた昇り昼夜を繰り返す「日常」と男女の恋愛における「別れ」のガジェットと見られる。 @曲の内容はダブルミーニングを超えたさらに重ねるトリプルミーニングの手法が取られる。たとえば・・ 1、曲そのもののストーリー 2、アルバムの中でのストーリー 3、全体としてのストーリー @節目節目で最後に「HUMANGATE」と持ってくるところを見ると、特異な空間(世界観)を乗り越えて普段の生活に戻る様子。 結果、解凍失敗で眠りつづける事になる。 最終作品「HELLO」で眠りから覚めて活動が再開される予定だったであろう。 以下記憶の片隅にある不確定情報 @西部ドーム公演でチケット販売を2回に分ける。客席を二分割、左半分がアジテイターシート、右半分がフォロワーズシートと分けられ前者が赤、後者が青と色分けされた。 @日時不明?のファンクラブイベント後に新宿アルタ前ステージでゲリラライブ、怪我人が出た模様。 @?年1月1日にカウントアップライブと称し0時スタートの元旦深夜開始のライブが行われた。 @ギャオ以前のインターネットTV局で所属事務所協力の元、番組をやっていた。 以後加筆予定 |
文責:シーヴァ
インスパイヤがいいかげんですねシーヴァさん