VIETNAM    〜ベトナム:ホーチミン、フエ JAL 20- JAL 27 2003〜

  《25 JAL 2003》

  ホーチミンから郊外の日帰り旅行を楽しもうと昨日夜に旅行会社へ現地発のツアーを
  申し込んでおいたので指定時間にホテルロビーへ行くとガイドさんがやって来た。
  実は通常、個別に周るメコンデルタとクチの地下トンネルのコースなのだが
  この旅行会社では一日で両方を巡るコースを販売していてお得だった。
  某有名カフェが主催するコースもあるのだが料金は安いものの食事や観光が
  イマイチとの噂も聞くので、ちょっと値は張ったが日本語ガイド付きのものにした。

  朝一番にホーチミン市内からミトというメコンデルタ地区へ向かうが所要時間は約2時間。
  途中にはバイクの間をすり抜けながらチョロン地区(中華街)を通り過ぎ田園風景の中を
  ひたすら南下していくコースで交通量も多く運転もちょっと怖め・・・。
  自分の他に叔父さんが一人と40前後の女性が一人乗っていた。
  車の中で話を聞いていると、この女性は昨夜ホビロンなる物を食べたらしく
  その勇気ある行動と食べた感想を聞いてみたが、そんなに不味くは無いらしい。
  ホビロンとは羽化寸前のアヒルの卵を茹でて食べるもので見た目がチョーグロイの(・∀・)
  とてもじゃないけど、食べるなんて出来ないし見るもの嫌ぁああ!!
  ベトナム滞在中は目にする事も無く無事に過ごせました。

  小雨が降る中ミトーに到着してココからは観光船(渡し舟のようだった)に乗り換え
  いよいよメコン川クルーズに出かけるのである。
  メコン川はとにかく広くてまるで海のようなのだが水の色は泥色で濁っている。
  現地の人にとっては洗濯をしたり魚を取ったり便を流したりと本当に何でもありで
  それでいながら生活に密着した重要な役割を果たしている。
  船旅を20分ほど楽しむと始めの島タイソン島にてフルーツの持成しとベトナム民謡の
  小ステージを観賞し次のベンチェーにあるココナツキャンディー工場へ行く。
  ココナツの白い身を取り出して重石を掛け取れたココナツミルクを煮詰めていき
  自然の着色料などで色を付けキャラメルにしたような物がココナツキャンディーで
  そこそこに味は美味しいのだが時間が経つと油がにじみ出てくるのが難点。
  その後も何度か船を乗り換えながら蜂蜜農園等を巡って観光目玉の支流クルーズになる。
  小さな手漕ぎ船に乗り換えてまるでジャングルのような支流の流れを進んでいく。
  15分程度の船旅だけど、これが無いとメコンクルーズでは無いでしょう〜♪
  
  ミトーにあるフレンチな寺を見学した後は昼ご飯になるのだが、これもミトーにしか
  居ないといわれている名物エレファントフィッシュ(象耳魚)の唐揚である。
  見た目がとてもグロイんだけど味は白身の魚でライスペーパーに野菜と一緒に
  包んで食べるとさっぱりしているが沢山は食べる気にはならなかった。
  他にもベトナム式雑炊やチキンの唐揚等食べて満腹になったら、クチという
  ベトナムゲリラの本拠地だったところまで約3時間の旅になる。
  途中道端で鶏やアヒルが売られているのだが、どれも紐で繋がれてなくて
  放し飼いなのに気が付きよくよく見てみると足が無いのだ・・・絶句。
  新鮮では有るだろうが逃げられない様に足を切られた鶏やアヒルって・・・。

  随分遠くまで来て、広大なゴム林を抜けると細い村の中を進んでいく。
  も〜ちょっと疲れましたって思っていると日も陰って来て夕方の5時近くだった。
  やっとのことで地下基地のあるクチに到着してジャングルの中を
  トンネルへ向かって歩くがガイドが「むやみに草村には入らないで下さいね。地雷が
  ある可能性も。それに不発弾があったりもするので」だって、危険ジャン!!
  実際にトンネルの中にも入れるのだが屈んで少しずつしか歩けないほど狭くて
  当時アメリカ軍が手を焼いたのが非常に分かる気がした。
  ベトナムの人は細くて小さいから、このトンネルで何ヶ月もアメリカ軍と戦う事が
  出来たのだと思うし精巧なトンネルを作ったベトナム人に感心せずには居られない。

  一通り今日のスケジュールをこなしてホーチミンへ向かうが通勤ラッシュに掛かってしまい
  車の前後左右はモトバイの波で大変な事になってしまっている。
  長い間車で移動していたので疲れきってしまってホテルに付いたらバタンキューでした。




  ベンチェーのココナツキャンディー工場。
  工場とはいっても全部手作業で小さいが
  一つ一つ丹念に作り上げている。
  ココナツミルクを滾らせている処です。




  メコン川で他の船とすれ違うが船首に
  赤い色が塗られ目玉が書いてあるのは
  衝突防止の為らしい。
  それにしても水の色がすごい^-^;







  セーロイというフランス統治時代のもので
  後ろのリヤカーみたいな部分に乗って
  バイクで引っ張ってもらいます。
  合計で10人くらいは乗れるとの事だが
  今回4人でもギリギリだと思ったのに。







  狭い河川なのに交通量は多くて
  何度か他の船とすれ違うが転覆しないか
  それが非常に心配。
  こんな船に乗って川を下ってます。






  昼飯のレストランで見た不思議な食べ物。
  もち米と何かを練ったものを油たっぷりの
  中華鍋に入れて転がしていくと膨れて
  不思議な卵のようなものが出来上がる。
  食べる時には潰して鋏で切ってもらうが
  甘いお菓子のような感じでとても美味しい。






  本体はとてもグロイ!!
  まるでピラニアの様な顔をしてます。
  ちなみに体の周りの白いのは鱗で
  そのまま揚げてしまうところが凄い。






  クチの地下トンネル付近で地雷に
  破壊されたアメリカ軍の戦車。
  この林の中には危険と書いた看板があり
  地雷以外にも不発弾やダイオキシンが
  眠っているという。







  地下トンネルの入り口はこんなに小さい。
  とてもじゃないけど自分では入れない。
  ベトナムの人は細いからスルスルと
  入って行ったけど欧米人や日本人には
  まず無理ではないかと思う。


  《26 JAL 2003》

  ベトナム旅行最終日でホーチミン市内をウロウロし様と思っていたら寝過ごしてしまって
  目が覚めたら朝の10時だった・・・あ、朝のブッフェが食べれない(/_;)/~~
  ふと財布の中を見ると残金も少ないのでホテルの近場だけをウロウロして有名な市場へ
  出向くだけの一日として行動を開始したがホテルを出ようとすると驚くほどに眩しい。
  超天気がいいのだが気温もかなり高くて少し歩いただけでも汗だく。
  仕方ないので昼ご飯を兼ねて韓国料理屋へ誘われるようにフラフラ入ると中は
  まさに韓国一色で従業員からお客まで韓国の人ばかりだった。
  従業員にメニューを頼むと何故か二つのメニューを抱えてやってきて恐る恐る
  英語と日本語表記のメニューを渡しながら「韓国人ですか?」って聞かれたのである。
  だからもう一つのメニューは韓国語表記のもので終始会話が韓国語だったので
  従業員が勘違いしたようだが「いいえ、日本人だよ」と韓国語で答えるワシ。
  なんか不自然な感じがするけど英語よりも韓国語の方が店の中で良く通じるので
  便利なので使っていたのだが結局店を出るまで日本語と英語は使わなかった。
  食事もそうだが雰囲気もまるでソウルの食堂にでも居る様な気分だった。
 
  昼飯を終えて市場へ物色に行き、帰りに道沿いの書店に寄ってポストカードを
  数枚購入してきた。(結構現地へ行くと絵葉書を買って収集してます)
  途中、人民委員会の前で写真を撮っている観光客@中国系が沢山いたので
  混ざって写真を撮ってもらいました。
  あまりの暑さにココまでで観光は終わらせてホテルへ直帰しエアコンの効いた
  天国のような自分の部屋でのんびりしてました。

  夕方のチェックアウト迄は荷作りやらチケット等の確認をして部屋にヒキコモリ(笑)
  日も落ちたホテルを後にして空港へ向かう道では沢山のバイクに囲まれ
  またもやラッシュを経験したもののホーチミンを後にする自分にとっては
  それすらも良い想い出となる様な感じで心地よい一時が過ぎていった。
  交通事情が整っていないベトナムでは地下鉄を作る構想があり現在、外資が入り
  本格的な調査に乗り出してるようで夢話には終わらないようです。
  まだまだ開発途上の国では有るけど今後更に発展したとしても
  人々の笑顔と優しさだけは変わらずにいて欲しいと思った。

  帰路は深夜ホーチミン出発のベトナム航空で一路成田空港を目指し
  様々な想いを抱かせてくれたベトナムの地を後にするのでした。
  しかーし!ここでまたもやベトナム航空がやってくれました。
  軽食のサービスが有ると思って晩飯を抜いたのに何も無くて朝までお預け。
  更にはソバ抜きの朝食にはなっておらずに堂々と緑色の茶ソバが自分の
  トレーに置かれていまして、やっぱり次回は他のエアラインでベトナムへ行きたい。
  そう、また機会があればベトナムを訪れてみたいです。
  最後に三部作になった長い旅行記を最後までお付き合い戴きまして有難う御座いました。




  人民委員会の建物前を走るモトバイ群。
  ラッシュ時はこの道が埋め尽くされるほど
  モトバイが増殖してすごい事になる。




  夕暮れ時の人民委員会の建物。
  フレンチコロニアル風の素敵な感じで
  ホーチミン市のシンボルでもある。
  そしてベトナムを解放したホーチミン氏
  銅像もこの広場に建てられてる。


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