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西暦200X年・・・ルール改定により、大天使のブラが装備品となった。
「こんばんは。8時のニュースです。
まずはじめに、多発する大天使のブラに関するニュースです。
同アイテムが装備品となって数日が経ちました。若い女性悪魔やパートナー、さらには一部男性の間でまで大流行し、話題となりましたが、それにともなう事件、事故が後を絶ちません。街の声を、聞いてみました」
渋谷在住のリリスさん
「いつも通り、ブラ着けてたんですけどー、なんかいつのまにか魔法食らってたらしくてー。気がついたら、裸だったんで超ハズカシー」
「あんた、元から裸やん」
中野在住のタウエレトさん
「あたしに合うサイズのがないのよねー。がばばばばば」
「あなたらしい笑い声ですね」
麻布在住のラミアさん
「下がはけないんでー、せめて上だけでもと思って」
「・・・・・・・」
「続いて、今日起こった大天使のブラに関するニュースです。
今日の昼頃、水野編集長 (42)が、ブラ姿で新宿の町中を徘徊、推定で15万人の死者が出ました。これに対し警察は数十体の警察犬(ケルベロス)を駆使し、懸命の救助活動を行いましたが、犠牲者はいずれも虚無まで堕ちている模様で、以前活動は難航しています」
「さて今日は、コメンテーターとして、女装の第一人者として知られるドラッグクイーンさんをお迎えしています。よろしくお願いします」
「よ・ろ・し・く(はぁと)」
「(ぞくり)さて、ドラッグクイーンさんは、今回の件について、どのような考察をされているのですか?」
「やっぱりぃ、ブラは黒とか赤の方がいいと思うのよねえ」
「あ、あの、ドラッグクイーンさん?」
「デザインもぉ、もっと派手でぇ、レースとかラメとかバンバン使ったやつにしてぇ」
「いえ、あの、そうではなくてですね」
「そんで、寄せてぇ、上げてぇ」
「つまみ出せ」
120・T
「さて今日はコメンテーターとして、戒厳司令官として著名なゴト・・」
「ニッポン男児たるもの、フンドシを着用せよ!! フンドシこそ正義!! フンドシこそ魂!! 来る世紀末対戦に向け、全男子はフンドシをしめて戦いを・・・」
120・T
「さて今日は悪魔心理学の権威として知られる、ルイ・サイファーさんに来ていただきました。早速ですがサイファーさん、今回の件について、どう思われますか?」
「そうですね、不謹慎かもしれませんが、大変興味深い事件として捉えています」
「(ほっ、やっとまともな反応だ・・・)と、言われるのは?」
「様々な対戦で見られる、『喝采現象』。魔法発動をしようとした男性系悪魔がサマナーの意志を無視して、ブラを装備した女性悪魔、パートナーを任意指定するというものですが、これは悪魔がサマナーの支配力を越えたという、大変面白い事例です。彼らはこの行為を『剥く』と呼んでいますが、欲望に忠実に動くのは悪魔として本分であり、またこれは悪魔たちがサマナーなどという下等な人間どもの支配を脱する第一歩であり更にはここから神のもくろむ馬鹿げた計画を打破すべく行動を起こすための引き金となりうるわけでつまり」
「あああっ、なんでこんなやつらばかり!!!!!」
120・T
「あの、もうやめましょうよ、こんなこと」
「そういうな。魔界のテレビはただでさえトラブルが多くて撮影が大変なんだ。ましてや生放送ともなれば」
「でも、こういうのって、リセットボタンを押してゲームをやりなおすみたいで、フェアじゃないと思うんですよ」
「そんなことを言ったら、君の存在価値がなくなってしまうじゃないか」
「うっ・・・それはそうですけど」
「まあ、あまり気に病まずにだね、明日も頼むよ、ウロボロスくん」
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