………

A>どうも、はじめまして。

B >こちらこそ。

A>ぼく、チャットではもちろん、普通の対戦経験も少ない
>素人サマナーなんですよ。だから、ご迷惑かけるかもし
>れませんが、よろしくお願いします。

B >ぼくの方こそ、ぜんぜん弱くて。少しは手加減してくだ
>さいね(笑)。

A>そんなあ。手加減なんかしたら絶対勝てないですよ。

B >ははは。そんなことないですって。それじゃあ、そろそろ
>はじめましょうか。

A>はい。よろしくお願いします。





(以下、某カードゲーム漫画を思い浮かべてお読みください)



A、B >デュエル!!!!!!!



A>オレの先攻!! 自己40、高速×4!!

B >させるかっ!! 闇風×3!! 捨て札はSケロ、ハザマ、カーシー!!

A>それに割り込みパオフゥ召喚!! 合計5枚ドロー!! さらに、
>マグ放出から、7弾ハーピー×3 エンドだ!!

B >(クローズゲートか・・・)オレのターン、ドロー!!
>食らえ!! 自己50から凍魔の石版だ!!

A>なんの、破魔矢だっ!!

B >甘いぜ、闇風!! 捨て札シヴァ!!(手札何枚だっけ?)

A>まだだっ、さらに破魔矢!!

B >させるか、闇風!!(注:5枚目) 捨て札はSケロ!!

A>やるなっ、ならば切り札のファーストエイドだ!!





・・・15分経過。





場の状況

A>うらら、マタドール×4(全員飛行、貫通持ち)

B >4弾ハザマ、if主、ザックーム×4

両者HP200(!?)

A手札5枚、B 手札24枚(増設配置済)

山札、共にわずか



B >・・・ターンエンドだ。



その時、Aの目が光った(チャットだけど)。



A>馬鹿めっ!! エンドに割り込み、7弾フィネガン召喚だ!!
>増設RAM破壊!! 手札を山のように捨てるがいい!!

B >残念だったな。オレはフィネガンの処理の後、さらに
>エンドに割り込んで増設配置だっ!!

A>くっ!! だが、次のオレのターンの攻撃は防げまい!!
>さっきのようにスタングレネード×4などという奇跡(?)は、もう起きん!!
>マタドール4体アタックだ!!

B >ふっふっふ・・・。

A>なにがおかしい!?

B >残念だったな。うっかり書き込みを忘れていたが、実は
>さっきのターンヒロえもんを使っていたのだ!!(反則)

A>なんだとっ!! では、まさか・・・!!

B >その通りだっ!! くらえ、スタングレード(枚目)!!

A>くそっ、5発目とは!! うかつだった・・・!!

B >勝負あったな。次のターン、タルカジャ×2のザックーム
>4体アタックで終わりだ。
>おっと、うららでブロックなんて考えるなよ。次のターン、
>ヒロえもんで7枚目のボムをひくからな。

A>・・・くっくっく・・・。

B >? どうした? 負けたショックで気がふれたか?

A>逆さ。勝利の喜びにうちふるえているのさ。

B >なにいっ!? だが、貴様にはもう手段など・・・。
>!! まさか!!

A>そのまさかさ。マタドールのアタックは、あくまで囮
>だったということだ!! これがオレの最後の切り札だ!!
>地獄弾×4!!
>ザックームが命取りになったなっ!!

B >そんなっ・・・!!

A>すでに、合計19枚のブラと闇風、破魔矢を使っている。
>さすがにもうカウンターはあるまい。

B >その通りだ・・・。やはり、カウンターが少なすぎたか・・・。

A>だが、いい勝負だった。こんな熱い戦いはひさりぶりだ。

>また戦おう。

B >ああ。オレも、もっと強くなって、次こそ勝ってやる。

A>それは楽しみだな。じゃあ、またいつか。

B >ああ。また、いつの日か。



・・・その後、二人の姿を見た者はいない。



というか、二人とも冒頭とラストで完全に別人だけど。





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