MILES DAVIS
ジャズが光り輝く1944年にＮＹに上京。当時のジャズ界の頂点を極める
チャーリー・パーカー（アルトサックス）に出会い、才能を認められる。
その後、クール・ジャズ、モード・ジャズ、ジャズのエレクトリック化、
フュージョンの活躍、ジャズとファンクヒップ・ホップの融合など、彼が
新しく生み出すスタイルは、みな新しい音楽ジャンルに成長した。
また、彼が見いだしたスターも数知れず、ジャズ界の帝王として君臨する
こととなる。50年代前半、70年代後半と麻薬におぼれて何度か音楽シーン
から姿を消すが、その才能は尽きることはなかった。その音楽の特徴は、
研ぎ澄まされた音楽性とアイディア。いつの時代も最先端の指定席は
マイルスのものであった。
おすすめアルバム
「バグス・グルーブ」
バスケットであればドリームチームとでも言うべき、そうそうたるメンツがマイルスの元に
集まり、スペクタルなプレイをたっぷり聞かせてくれる歴史的名盤。
スター・プレイヤー各自の個人技に酔いしれたい。
「リラクシン」
収録される「イフ・アイ・ワー・ア・ベル」はマイルスが生涯にわたって愛し続けた名曲だ。
リリシズムが溢れるマイルスの生み出す旋律は、永遠に美しさを保つ。
リラックスというタイトルに反して、緊張感漂う名演！
「クッキン」
美しく切ない「マイ・ファニー・バレンタイン」に始まるマイルスの美意識の結晶。
その音楽に触れれば誰もが媚薬に魅せられる気分に陥る。
華麗なアドリブにはマイルスの魂がこもっている。
