WES MONTGOMERY
ウエスの衝撃のデビューは1959年。それまでギターはジャズの世界では全くの脇役。
ところが、ウエスが登場することで、ギターの地位は急激に上昇!現在のロック・ギター・ヒーローも、
彼がいなければ、現在の形であるのか疑わしいくらいの大きな衝撃と存在だった。そんな彼の圧倒的なギター・プレイが脚光を浴びるのは30歳後半になってから。それまでは昼間の仕事に就き、夜はクラブで演奏という、睡眠不足のハードな日々であったという。
しかし、衝撃のデビューからは、それまでの苦労がウソのようなトントン拍子の出世。60年代に入るとイージーリスニング風の音楽を演奏するポップ・スターの地位まで手に入れてしまったのだ。
「インクレディブル・ジャズ・ギター」
「オクターブ奏法」という、それまでの常識を破る新テクニックで衝撃のデビューを飾ったウエス。
これ一枚でギターの地位と世界が激変する。ホーンに負けないギターのダイナミズムと、ドライブ感を楽しもう。
「フル・ハウス」
ギター・ソロの興奮がより際だち、白熱のライブ・アルバム。乗りにのり、ドライブ感あふれる
ウエスのギター・プレイが存分に聴ける。彼の代表的な名演といわれる優れた作品だ。
「ボス・ギター」
ジャズのスタンダードだけに飽きたらず、「ベサメ・ムーチョ」などラテン・ナンバーやポップ・チューンにまで
触手を伸ばした意欲作。とても聴きやすい作品で、本格的なジャズを聴く前のガイダンスにもぴったり。