本来、MS-DOSのプロンプト上で使うものであるperlですが、Windowsに慣れた身には、なんとも使いにくいものです。
しかし、このCopalを使うと、Windows上だけでperlスクリプトの編集、実行ができるという優れものです。
http://homepage1.nifty.com/kaityo/copal.html から、
copal***.lzh (Copal本体)(378KB)と、どうせ後で使うんで、
defs.lzh (Copal言語別定義ファイル)(1KB)と
perlfunc.lzh (Windowsヘルプ版Perlの関数リファレンス)(66KB)も
ダウンロードしておきましょう。
インストールと言っても、難しいことはありません。
lhaで圧縮されたファイルを、適当なフォルダを作って全て解凍するだけです。
Copal.exeへのショートカットをどこかに作るか、"*.pl"ファイルに関連付けちゃってもいいでしょう。初期設定も簡単で、
1,「設定」→「環境設定」→「言語設定」タブで「言語名」にperlを選ぶ
2,「設定」→「環境設定」→「実行」タブでperl.exeのあるパスを指定する
とりあえずは、これだけでOKです。
まず、Copalを起ち上げると、こんな画面になります。ここがスクリプトウィンドウで、簡単なエディタになっているので、ここに直接perlのスクリプトを記述できます。
例えばここに簡単なスクリプトを書いて、
「実行」ボタンを押すと・・・
このように、実行結果画面に切り替わり、結果が表示されます。
この結果表示は、そのままファイルへ保存したり、切り張りが可能です。また、スクリプトが間違っていたりすると、
このように、別ウィンドウでエラーメッセージを表示してくれ、ここをダブルクリックするだけでエラー箇所に飛んでくれます。
このエラーメッセージも、文字列としてコピーなどが可能なので、翻訳ソフトに流し込むのにも便利です。さらに、「実行結果をブラウザへ」ボタンでは、
このようにブラウザに送ることが出来るので、CGIの開発はもちろん、Excelなどのデータをホームページ用に加工する用途にも便利です。
もちろん、既存のCGIスクリプトの編集もできます。
コメント行には色が付きます。
これだけでも十分便利なんですが、Copalには、まだまだ便利な機能がいろいろ付いています。
・ドラッグ&ドロップに対応
簡単なファイル変換スクリプトなのに、いちいちファイルの入出力ルーチンや絶対パスでのファイル指定は面倒なものです。
CopalではExplorerなどからスクリプトウィンドウに対象ファイルをドラッグ&ドロップするだけでOKで、複数ファイルも渡せるのが便利です。・外部エディタとの連携
Copalのスクリプトウィンドウのエディタ機能は比較的簡易なものなので、ちょっと複雑な編集などでは辛いときがあります。
そんな時は外部エディタを登録しておくことで、いつも使い慣れたエディタでスクリプトの編集が出来、外部で編集されたかどうかCopalが検知して自動で読み直す機能があります。・関数リファレンス
http://homepage1.nifty.com/kaityo/copal.htmlからWindowsのヘルプファイル形式の関数リファレンスperlfunc.lzhを仕入れてヘルプファイルに指定しておくことで、スクリプトウィンドウから関数をダブルクリックしただけで、キーワード検索でその関数のリファレンスを引くことができます。
と、このCopalさえあれば、コンソールアプリであるperlも、もう恐くありません。存分にperlの練習に活用しましょう。