開発環境

 

CでもBASICでも開発環境がないと作れません。
開発環境のソフトウェアは通常は高い金額で売られています。
学習用には高いと思われますが、プロも使える立派なものなので少々の金額は仕方有りません。
中には学習用、学生用として1万以下で手に入るものもありますが、正規に購入すると
5万以上するものもあります。
まず、環境とソフトの対応について調べて見ましょう。

●環境

動かすためにはパソコンが必要です。
Windows、Linux、Macなどです。
Windowsは、一番ソフトも多く、パソコンも安価に手に入るので一番手ごろだと思います。
(自作しても5万以下、中古ならもっと安くてもいい。)

パソコンのスペックとしては、300MHzぐらいで十分です。
ハードディスクは空き容量で1GB,メモリは64MB以上。
最近のパソコンは1GHz近いので、それほどハードルは高くなくなりました。

パソコンで使える開発言語ってたくさんあります。
言語種類も多いのですが、用途によって違うものです。

言語 ソフト名 メーカー 備考
C/C++ BorlandC++5.5.1 ボーランド 本格Windows開発ソフトが無料。
  VisualC++6.0 マイクロソフト 買うならプロフェッショナル版(6万円ぐらい)
  LSIC-86Ver3.30c(試食版) LSIジャパン 無料だけど、DOSプログラムしか作れない。
  CodeWarrior メトロワークス ゲーム機を含めたマルチプラットフォーム
  SymantecC++   Windows用
  Watcom C/C++   Windows用
  C++Builder5 ボーランド VisualC対抗ソフト。比較的安い。
  eMbedded VisualTools3.0 マイクロソフト WindowsCE用統合環境、無料
C# VisualC#.NET マイクロソフト ネットワーク対応オブジェクト指向言語
BASIC VisualBASIC マイクロソフト ビジネスソフトが簡単(?)に作れる。
  VisualAge for BASIC IBM  
  BASIC/98 電脳組  
  F-BASIC 富士通ミドルウェア  
Pascal Delphi ボーランド VisualBASIC対抗ソフト。
  FreePascalCompiler GNU GPL 無料
Java VisualJ++ マイクロソフト  
  JBuilder ボーランド 最近はLinux用にKylixと名前を変えた
  Java2SDK 日本サン・マイクロシステムズ 無料
COBOL     事務用
Fortran     科学技術計算用
Prolog      
Smalltalk      
Perl      
Ruby     無料

通常のゲームを作る場合はC/C++言語かBASICになります。
特にWindowsをターゲットとすれば、ボーランドのBC++5.5の存在は大きいです。
資金がない人はこれを利用しましょう。
APIレベルでの開発なので難しいところはありますが、ライブラリが整えば問題無いはず。

BorlandC++5.5でプログラムを作ってみる

用語

・API  Windowsの基本機能が集約されている。AppricationProgramingInterface。
・クラス C++から追加された機能。Cプログラマからは難しいが、覚えればこれほど便利なことはない。
・MFC  マイクロソフトのクラスライブラリ。ビジネスアプリに最適。
・VCL、OWL  ボーランドのクラスライブラリ。
・DirectX  Windowsでゲームを作りやすくするAPIの集まり。C/C++両方可能。
・Pascal C言語と双璧をなす言語で論理的なプログラムをする。
・コンパイラ プログラムをマシン語に変換することで高速に実行することができる。
・インタープリタ プログラムを翻訳しながら実行するので速度が遅い。(BASIC、JAVAなど)
・スクリプト 最近はBASICのようなインタープリタをスクリプト言語という場合が多い。
・統合環境 マウス操作で簡単に開発。テキスト編集、ビルド、実行、デバッグを管理する。
・コマンドライン 全ての命令はテキストを入力して実行。
・DOS 昔のコンピュータのOS。現在もWindows9xには存在する。16ビットアプリケーション実行用。コンソールともいう。
NT/2000では使えない。
(コンソールウィンドウは使える。)

●携帯プログラム(2001/12/24)

持ち運びできて気軽に作れるものとして以下の機種があります。
それぞれ言語が公開されています。

機種 コンパイラ 制約 価格
GB/GBC GBDK,LCC-C80 8ビットなのでメモリが扱いにくい。
32KBのROMと8KBのメモリのバンクが面倒。
開発ツール無料、ROM吸出し&書き込みハード用意。
エミュ動作可能。
GBA GCC たぶん256KBのメモリにロードされると・・。 GBCと同様 
WS/WSC WonderWitch
/LSI-C86/Turbo-C
/Digital Mars C
8086系なので64KB単位のセグメントが・・。
ROMバンクなので面倒。
ウィッチは16800円(本体別)
P/ECE GCC 256KBのリニアメモリにロードされる。
スタックは4KBが別。
本体に付属
Palm GCC/CodeWarrier スタック2KBとプログラム64KBとワークが36KBぐらい。
(OS3.0以上)
CodeWarrierは4万ぐらい
WindowsCE/PocketPC VC++/VisualTools3.0 WindowsよりもAPIが少ない。
STLが使えない。
製品版は3万ぐらい?
embedded VC++3.0(日本語版)は1750円
       
       

この手の携帯機はメモリが3種類に分類されます。

ROMエリア(フラッシュメモリ) プログラムの格納領域。電源を切っても消えない。
Palm,WindowsCEではDRAMなので消える。
ワークRAM(SRAM) プログラム実行用。
たくさん搭載しててもCPUの仕様から制限されることも。
スタックRAM(SRAM、内臓メモリ) ローカル変数などを記録するところで、通常は2KBぐらいらしい。

GB系は任天堂が認めていないので非合法です。
WSはROMカートリッジと開発言語の組み合わせであるWonderWitchを買わないといけません。
どちらの機種もROMカートリッジがないと使えないし、データの配布も同じような機械を持っていないと駄目なので面倒です。

P/ECEとPalmはプログラムをすぐ転送できるので楽ですが・・。
2001年12月現在でPalmは安売りをしています。
一番安いのがPalm-m100で4900円、カラーのIIIcが12800円なので気軽に手が出るでしょう。
ただメモリ制限がきついのでゲームを作りにくいかもしれません。
その点、P/ECEはゲームメーカーが専用のOSを作っているだけあってプログラムはやりやすい環境なのです。

WindowsCE(もしくはPocketPC)はWindowsに似たAPIを持っているのでWindowsでプログラム
を作ったことのある人はとっつきやすいかもしれない。
ハードは3万〜8万と値が張るけど、ポケットポストペットを購入するなら3千円程度で手に
入るのでお得かもしれない。

ここは作りやすい環境にするか、表現しやすい機種にするか、ターゲットユーザーに合わせるか迷うところでしょう。

そうそう、GB/GBC/GBAとPalmとWindowsCEはエミュレータがあるので、本体がなくてもプログラムが作れることを
付け加えておきます。

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