松山せいじ先生サイン会に行ってきました
 とはいえ、行ってきたというだけで別に何てこともない話です。御大の写真とか限定コピー本のアップとかはしてませんので、そういうのがご所望の方は別のところへ行ってください。

サイン会までの流れ(1/17の行動)

 サイン会は1月20日にゲーマーズ本店で開催されるわけだったのですが、参加するには事前の手続きとして、1月17日に発売される「エイケン」3巻をゲーマーズ本店で購入し、整理券を入手する必要がありました。私は会社の午前休をとってそれに行きました。
 秋葉原へ着いたのは午前9時ごろで、開店までは1時間ほどあったのですが、ゲーマーズの前には5,6人の先客がいました。とはいえ整理券の先着250名まではまだまだ遠いので、少し時間を潰しました。もどって列に加わったのは9時半ごろでしたが、そんなに人数は増えていませんでした。その日は雨が小降りにふっていたのですが、かろうじて建物の中で雨を避けることが出来ました。ただし時間がたつにつれて自分の後ろに結構な列ができ、最終的に雨の中30人くらいが外で並ぶことになりました。その中にはどういうわけか、50代くらいのおばちゃんもいました
 10時になって店が開くと、列の先頭からずんずんと3階に向かっていきました。1階にも置いてあったのですが、どうあっても3階で買わなくてはいけなかったようです。こんな事態になると予想してなかったのか、3階の行列整理の手際がどうも悪かったり、どういうわけかレシートの記述が「ドウジンシ」となっていたりしましたが、ともかくこれで、3巻と整理券を無事入手したわけです。用事が済んだのでこれで撤退して良かったのですが、とりあえず、さっきから気になっていた50代のおばちゃんの動向だけは見守っておきました。3冊買っていました
(結局そのおばちゃんとは、サイン会当日に会うことは出来ませんでした。少し心残りです)

サイン会当日(1/20の行動)

 さて、サイン会当日です。
 家でガオレンジャーからコメットさんまでたっぷり見てから、10時ごろに出発しました。秋葉原に到着したのはサイン会開始きっかりの11時でした。とうことでゲーマーズ本店へ向かいますと、看板には『サイン会参加の方は10時半に裏の非常階段に集まってください』と書いてあります。裏手に回って見ると誰もいません。だまされたと思った私は、パニックになって女性の店員さんに尋ねます。「あ、あの、松山せいじのサイン会はどこですか? ちゃんと整理券だってあるんですよ!」慌てて探し出した整理券は、先生が伝助に後ろからハメられているページ(3巻24P)に挟んでありました
 サイン会は、別に慌てず騒がず非常階段を7階まで登ればいいだけの話でした。まだまだ始まったばかりというところらしく、ゲーマーズカフェ店内では行列を整理しきれず階段まであふれていましたが、ゆっくりと前進することが出来ました。
 非常口から店内に入ってすぐ左側に観葉植物のついたてがあって、その向こう側に松山せいじ先生がいました。我らが御大として、あの作者イラストもありますしどんな人が現れるのか戦々恐々としていたのですが、いやはやどうしてとても良い人そうです。ニットの帽子をかぶり、深い緑色のジャンパーを着ています。私の第一印象としては、昔ボキャブラ天国に出ていたX−GUNの西尾に似ていると感じました(参照:X−GUNプロフィール)。見ると、御大は左手でサインを描いていました。御大の特別な感性は、左利きであることもひとつの要因のようです
 先生の背後には3人の男の人が立っていました。なにせ私自身サイン会に参加するのが初めてなものですから、そのうち誰が秋田書店の担当の人なのか3人ともが秋田の人なのかよくわかりませんが、1人が客からエイケン3巻を受け取りせいじ先生に開いて渡し、1人が何かのコピー本を配り、もう1人は立っているだけでした。
 そうです、サイン会には来てくれた人限定に御大自ら作成のコピー本が配られていたのです。これはエイケニストにはありがたいサービスです。ちなみに客の中には差し入れとして、メッセサンオーの袋を渡している人がいました。乳旋風か何かでも入っているのでしょうか。
 さて、行列はゲーマーズカフェ内を一周して、ようやく私の順番が近づいてきました。事前に店員から紙をもらっていて、名前をサインに入れてもらいたいひとは紙に書くようにと言われていました。後ろの人はどうやら恥ずかしがっていたようですが、私はもちろん遠慮なく、本名で「南貴之」と書いておきました。
 私の番が回ってきました。私もエイケニストの端くれらしく、御大に何か一言申し上げたいと思っていろいろ考えていたのですが、とはいえ「『松(ショー)☆バン』の作者です」と名乗っても御大が知らなければ意味がありませんし、「『裏剣道ZERO』からのファンでした」と言うのは嘘になりますし、「おんぷちゃんを描いてください」と頼もうとしても御大はすでに霧香を描きはじめちゃっています。結局こう言いました。

「先生、今日のおジャ魔女は見られましたか?」
「いえ、今日は明け方まで仕事していたので、そのまま9時ごろまで寝ちゃったんです」
「そうですかー、大変ですねえ」

 実にあたりさわりのない会話でした。ですが御大は実に人のよさそうな笑みを浮かべながら丁寧に返答してくださいました。気の利いたことも言えず、特におジャ魔女の話題などはFAQだったと思うので申し訳なかったのですが、それでも御大は最後に右手で握手をしてくださり、私も「これからもがんばってください」とお礼を申し上げました。
 してみると、左利きというのは実に有利に出来ているものです。握手のときにペンを持ち替えなくても済みますし、もし右手を握りつぶされたとしても、その後も仕事を続けることができます。実は私も左利きで、ただ文字だけは幼い頃右手に矯正されたのですが、何か今後サイン会でも開くことがあれば、左手でサインを書けるようにしたいと思いました。
 さて、会場を出て早速戦利品の確認をいたしました。私のエイケン3巻には、「南サマへ」の文字と「松」の字を立体化して影だけ象ったサイン、そして霧香のイラストが燦然と輝いております。そしてコピー誌「エイケン+」は10P構成で、表紙はちはるの妹・百合子とちはる(パンチラ)、2Pが御大の自画像とコメント、3Pに初公開の伝助の妹、4Pから7Pまでが「くまちゃんといっしょ+」、8Pが4巻のボツ表紙集、9Pが「ガンガン」打ち切り直後に描いたというプロトタイプエイケンのネーム、そして裏表紙がアシスタント無し時代の二階目の下描きと、実に盛りだくさんの内容となっておりました。御大のサービス精神には頭の下がる思いがしました。
 全体として、実にすばらしいサイン会でした。いろいろ失ったものはあったかもしれませんが、得たものはもっと多かったです。そして実際に会った御大の人当たりのよさには、実に感動いたしました。ありがとう御大、ありがとう松山せいじ先生。それから秋田書店の方、もしよかったら今度は伯林先生のサイン会も企画してください

今日の戦利品

・松山せいじ先生サイン
・サイン会記念限定コピー本「エイケン+」



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