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 あゆ! (グラップラーあゆ 第二部(爆))   作:白熊さん


〜これまでのあらすじ〜

実年齢97歳の妖狐、肉まん魔人“まこぴー” VS 超A級剣客、乙女の中の乙女“七瀬留美”

深夜の公園を舞台にした二人の激闘―――

まこぴー必殺の『まこぴー連打』が炸裂するも、七瀬はものともせず、七瀬の一撃がまこぴーの顔面にヒットした。

そして一言

「まだやるの…?」

戦いはさらに続く…


「あ…あう…」
(な…なんてパンチよ…)

「まだやるの…?」

躰をふらつかせるまこぴーの胸座を掴みあげると、七瀬はまた呟いた。

「あはははは…げ…元気一杯なんだから…」

虚勢―――まこぴーは精一杯の作り笑顔で余裕を見せる。
が、それは愚かな挑発。七瀬という業火にガソリンを注いだだけだった。
剛打が再びまこぴーの顔面に炸裂する。

「あうぅぅぅーーーっ!!」

「まだやるの…?」

またも胸座を掴みあげ、七瀬はまこぴーに問うた。

「も…もうやめ…」

さしものまこぴーも限界か、左手を挙げて降伏を示す。
が、刹那―――右腕を振り上げたかと思うと、七瀬は口の中に何かを含まされた。

「…………ッッ」

虚を突かれた七瀬の顎を、まこぴーは両掌で押し上げて口の中の物を無理やり嚥下させる。

「…ごくっ…」

喉が鳴り、胃の中に異物が落ちた。
その瞬間、七瀬の髪が激しい身震いと共に逆立ち、血走った眼球は、飛び出さんばかりに剥き出となった。

そして―――

おげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!

七瀬は、滝のような激しいゲロをぶちまけた。


その頃、水瀬家では―――

「なんと言う事だッッ!!」

台所の戸棚を前に、祐一の激しい怒號。傍らの名雪の顔も蒼くなる。

「謎ジャムを奪われたなどと―――どう秋子さんに報告しろと言うんだァッ!!」


(つづく…?)


<次回予告>

さらに加熱する私刑衆との戦い…そして―――

「それにしても、屈強で鳴る受刑者十数人を…」

「何か武術を使うとか…?」

「イヤ……それが……ジャム……らしいんだ」

ジャム? ど…どうやって!?」

あの女がついに参戦する―――

「あの160センチそこそこの体格がクセモノだ」

「擬態だな…あんな小柄な中年女が…」

「謎ジャム 水瀬秋子か…」

最強にして最凶の主婦“水瀬秋子”―――

「あなた達に……一つ質問をします……」

「…………」

「…………」

「この地球上で最も美味しいジャムの素材が何かワカりますか♪」

ついに、謎ジャムの材料が明らかになる―――!?


次回『謎ジャム』もサービス♪ サービス♪




白熊さんコメント:
「なわけで、どうも初めまして。白熊と申します。
 1700Hit踏みと言うわけで、記念SS(?)をば…。
 これからも『グラップラーあゆ』楽しみにしてますよ〜(^^)/」

やっぱり来ましたね「あゆ!」のSS…
真琴と肉まんは切っても切れない関係ですね。
よかったら続きと前もお願いします…
白熊さんのKanonSSを読むなら、
すぐに白熊王国にGO!
18禁SS『婚(くながい)』シリーズがエロすぎっす。

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