週刊 自分が好きな本

ここは、個人的に気にいっている本を紹介します。

一応、週刊。土曜日あたりに変える予定です。

第27回

「アベベ君」

東京日の丸文庫 伊藤まさき

 

前回に引き続き貸本です。

タイトル、表紙からもわかるように

例のオリンピック直後の本だと思われます。

ちなみに貸本というのは、ほとんどの場合奥付けに

日付が入っていません。

これにはちょっとした理由がありますがここでは省略。

 

表紙。

日の丸「爆笑」シリーズだって。

これで爆笑していた人はいたのだろうかと考えてしまう。

表紙はドタバタギャグっぽく描いてありますが

内容はなんてことはない普通のご町内マンガ(?)。

基本的にギャグでは笑えません(笑)。

 

登場人物紹介。

安部勉吉でアベベ君。

安直だなぁ。

ほかのメンバーも溜息が出るほどベタ。

ある意味ギャグだが・・・。

 

ストーリーは

遊び場をヤクザに買われそうになり

なぜか町内オリンピック(?)で勝ったほうが

その土地を買う権利をもらえるって事になり

アベベ君が最後にマラソンで勝って

めでたしめでたし

っていうこれまたベタベタなストーリー。

ヤクザと運動会ってのもねぇ・・・。

 

ギャグはこんなのばっか。

う〜む、笑えん。

失笑失笑。

コメントのしようもない。

・・・いや、「ゆるされてー」という台詞はちょっとヘンで笑えるかも。

 

ここのアベベ君の台詞って「ねじ式」っぽいよな(笑)。

こういう全然関係ないところのほうが笑える。

 

時代。

わかっちゃいるけどやめられない。

ちなみに結構タイミング悪く使っているので

パロディとしてもあんまり笑えません。

ちなみに上のコマ(ねじ式っぽい台詞のやつ)の次のコマだったりします。

 

再びギャグ。

忍法身代わりの術だって。

これもギャグとは関係ない「ボワーン」という

ミスマッチな擬音で笑える。

 

典型的な貧乏人が描く金持ちの姿(笑)。

カーテンとか窓枠がスゲー貧乏くさいぞ。

 

笑えるコマ。

このコマだけ見るとかなり笑えるんだけど・・・。

 

オチを見ると全然面白くなくなる。

それより

アベベ君の台詞の

「バンザーキイ」

という誤植の方が100倍面白いぞ。

 

失笑コマ。

無理やり作ったギャグっていうのが見え見え。

足を揃えて倒れる姿が笑えます。

 

一応、出てくるコマの順番に紹介してるんだけど

全然マラソンになりません。

アベベ君もあんまり出てきません。

で、やっとマラソンシーン。

全140ページのマンガでこのコマは131ページだったりします。

さらに表紙、人物紹介ではハダシなのになぜかアベベ君は

靴をはいています。

全然アベベ君というネーミングに必然性を感じません。

アベベという名前をつければ売れるという

作者の意図がバリバリに感じられます。

ある意味パチモンですな。

 

で、オチは…。

まあ、このコマですべてがわかりますな(笑)

例の双子ネタ。

まあ、色々(ってほどでもないが)あって、最後はアベベ君が

勝つんだけど。

アベベくん

「バンザーキイ」

 

 

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