別館としては2回目となる今回は、協力詰5題です。
前回に引き続き、御大・森茂氏より2題、もず氏より1題、そして拙作が2題です。解答よろしく。
さわやか日記でコメントが出ていますが、米長流に言うと、プロ棋士になれるくらいの頭があれば東大に入るくらい簡単だということみたいですね。
三段リーグをダントツで抜けるのはあまり例のないことなので、学歴とは関係なく期待できるのではないかと思います。
東大出のプロ棋士が誕生したと言うことで、新聞やテレビで話題になっていましたね。米長流に言えば、物凄く頭が良いので、東大にも行って将棋指しにもなった、と言うことでしょうか。
コンピュータ用東大将棋も強いようですが、人間の棋士はどうなりますでしょうか。
攻方王のないば自STMがfmでサポートされました。公開時期は未定ですが、それまでお待ちください。
おお、素早いですね。どうもありがとうございました。
玉のないステイルメイトは以前から考えていたのですが、具体化する方法を思いつかなくてそのままにしていました。「ばか自殺全駒」などと呼んだ方がわかりやすいでしょうか。
攻方王のないば自STMがfmでサポートされました。公開時期は未定ですが、それまでお待ちください。
なお、名称は「ばか自殺ステイルメイト」のままです。
玉のないステイルメイトは以前から考えていたのですが、具体化する方法を思いつかなくてそのままにしていました。「ばか自殺全駒」などと呼んだ方がわかりやすいでしょうか。
そうですね。1枚ですめばその方がいいですね。私としては先手玉ごとなくしてしまいたいというのが希望です。
これ、いい発想だと思います。
先手王なしのば自STMをfmでサポートして貰えるよう、次郎さんにおねだりしてみましょう。
どうもありがとうございます。fmに入れてみたらたまたま成立していた手順なので、解くとなると難しそうです。
この図だと「21歩22と」の2枚は「22飛」1枚に置き換えるのが私の好みです。
そうですね。1枚ですめばその方がいいですね。私としては先手玉ごとなくしてしまいたいというのが希望です。
キルケで煙詰は難しそうですけど、持駒を捨てるだけでもやってみる価値はあるかと思って、適当に作ってみたら完全でした。
キルケで持駒を捨てるのは面白そうなテーマですね。
この図だと「21歩22と」の2枚は「22飛」1枚に置き換えるのが私の好みです。
キルケで煙詰は難しそうですけど、持駒を捨てるだけでもやってみる価値はあるかと思って、適当に作ってみたら完全でした。fm様々です。
キルケばか自殺ステイルメイト20手
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 玉|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・vと ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v玉 ・|九
+---------------------------+
持駒:金4 銀4
昨日のNHK杯は見逃してしまいましたが、先崎八段が初手▲3六歩としたそうですね。
中盤での強さが羽生三冠の強さという気がします。何でもなさそうなところで微妙にバランスが崩れるのを察知する力は常人には真似できません。
囲碁は手数が長いせいもあるのか、序盤で差が付いてもいつのまにか追いついていることも多いらしいですね。個人的には19x19の盤が広いのが大きな要因になっていると思います。
本日のNHK杯戦は先週とは異なり、中盤でのなんでもないと思えるような手が敗因となってしまいましたね。たった1手で形勢が傾いてしまうところが将棋の恐ろしい点でもあり、興味を惹かれる点でもあります。このような勝負を見せ付けられると、囲碁の勝負がとても和やかな物に見えてなりません・・・囲碁ファンの人が読んだら怒るかな?
どのあたりで読み切ったんでしょうね。羽生三冠は▲8二飛の少し後だったと思いますが、△3七歩のときに詰みを読み切っていたとしたらすごいです。谷川王位ならあり得ますね。
本日放送の谷川−森内戦、最後は正に「実戦の詰み」となりましたね。この場面で即積みがある、と言われれば私にも読みきれる手順でしたが、秒読みに追われながらも何手も先から詰め手順を見つけておくのは、流石にプロだと感心しました。
コメントありがとうございます。たしかにそうですね。
その点については訂正しておきます。
「竜王>名人という序列も考慮すれば森内竜王が将棋界のトップに立つということになるわけです」とありますが、「名人位の棋士と竜王位の棋士では、棋士番号の若い方を上位とする」と決められていたと思うので、たとえ羽生名人が負けたとしても、まだ羽生名人が上位だと思います。
五十音順将棋棋士一覧を見直していたら、HTMLの文法的な誤りに気が付いたのでこっそり修正しました。見栄え的には気付かない程度のものだと思います。
実はまだ修正が完璧ではありませんが、次の更新の際に何とかします。
明けましておめでとうございます。
「放浪絵巻〜巴戦〜」管理人の店長です。
昨年はリンクを貼ってくださりありがとうございます。
今年も引き続きよろしくお願いします。
お互いのサイトが発展していくよう祈願しております。
では今年もよろしくお願いします。
あけましておめでとうございます。
今年も四間飛車の研究を期待させていただきます。よろしくお願い申し上げます。
フェアリーが守備範囲な方は少ないと思います(汗)。
明けましておめでとう御座います。
昨年は本当にお世話になりました。
本年も宜しくお付き合い下さい。
フェアリーは守備範囲外なのでさっぱりわかりませんね。
すみません。
年賀詰のようなものを置いておきます。歩を一枚置いたかわりに2解としてごまかしました。平成16年なので16手詰ということにしておいて下さい。
ばか自殺ステイルメイト 16手(2解)
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ 王 ・ ・ ・ ・ ・v玉|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:飛 銀4
199番の書き込みがヒントといえばヒントです。
ためしにこの図の8手目の局面から4手詰として解かせてみました。
too_many_pieces=0だと不詰にしてくれますが、too_many_pieces=1だと作意が検出されます。これについては次郎さんにメールを送ろうと思います。
考えて下さってありがとうございます。詰め上がりは似たようなものなので簡単かと思っていましたが、予想以上に難しかったようですね。
作意を書いておくと、
82飛 73玉 28角 37飛 84飛成 同玉 39角打 57飛打 89香 39飛成/88角 99角 28龍/88角 まで12手です。
なるほど、原図が玉で上部を押さえるので、修正図もそうだという先入観を持ってしまいました。飛で押さえるのですね。
途中局面を表示させてみて一つ気付いたことがあります。推測ですが、too_many_piecesオプションを付けたときの攻駒の個数を計算する際に、キルケでは駒の復活が考慮されていないのではないでしょうか。too_many_pieces=1なのに、盤上に攻駒が3つ4つある局面が現れることがしばしばあります。
too_many_piecesオプションは残り手数との見合いで働くので、途中局面で駒が盤上にあっても、それだけではバグかどうか判断できません。残り手数を考えて、それでも変な局面が現れるようでしたら、その画面をメールに貼り付けて、私か神無次郎さん宛に送ってください。
考えて下さってありがとうございます。詰め上がりは似たようなものなので簡単かと思っていましたが、予想以上に難しかったようですね。
作意を書いておくと、
82飛 73玉 28角 37飛 84飛成 同玉 39角打 57飛打 89香 39飛成/88角 99角 28龍/88角 まで12手です。
初手が若干ぬるいので、他に何か手段があるのではという懸念を捨て切れません。
12手で飛び道具4枚はキツイですね。fmで完全検討させると、1年掛かりの作業になると思います。
最初にtoo_many_pieces=0で検討させると8時間程度で全検できました。次にtoo_many_pieces=1にすると、初手73角の検討だけで20時間以上かかっています。
途中局面を表示させてみて一つ気付いたことがあります。推測ですが、too_many_piecesオプションを付けたときの攻駒の個数を計算する際に、キルケでは駒の復活が考慮されていないのではないでしょうか。too_many_pieces=1なのに、盤上に攻駒が3つ4つある局面が現れることがしばしばあります。
その他のば自ステイルメイト第5問
http://www.esn.gr.jp/~mozu/mozuiro/fairy/bajistalesol2.html#sol05
の修正案です。
かなり考えたのですが、分かりません。
62玉→73玉なら、それらしい答えが出るのですが…。
12手で飛び道具4枚はキツイですね。fmで完全検討させると、1年掛かりの作業になると思います。
その他のば自ステイルメイト第5問
http://www.esn.gr.jp/~mozu/mozuiro/fairy/bajistalesol2.html#sol05
の修正案です。
キルケばか自殺ステイルメイト12手
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・v玉 ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| 玉 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:飛 角二 香
持駒を増やすという妥協に走りましたが、双裸玉に収まったのでこれで完全ならまあいいかなと思います。
fmでの検討は終わる気配がありません。
読んでいただいて、ありがとうございます。
「不成」はたしかに抜けていました。いずれ直したいと思います。ただ、成ると▲8七玉で上部に抜けられそうですね。
ちょっと顔を出してみました。
「千日手考」を読んだんですが、面白かったです。
ところで、「千日手改訂のきっかけ」の5通り指し手は
最後全部△同銀不成ですよね。
成っても良いと思うんですが、
それを考慮すると5通りどころじゃなさそうです。
そうですよ俺が作った(多分)んですよ
なるほど、そうでしたか。ルールを自分で考えるのは変則将棋の大きな楽しみですね(^^。
考えてみると、最初から互いに馬がある場合にはものすごく守備的な将棋になりそうな気もします。
いにさしさん、はじめまして。
成らず縛りというのは初めて耳にしました。馬を作るか龍を作るか、棋風で判断が分かれそうですね。私は馬を作って守りを万全にしたいところです。
そうですよ俺が作った(多分)んですよ
あとこれの変形で盤面には竜か馬しか居てはいけないってゆうのも面白そうですね竜か馬がいるともう片方は成れない。
初型のルールは俺は絶対馬を作ります。
いにさしさん、はじめまして。
成らず縛りというのは初めて耳にしました。馬を作るか龍を作るか、棋風で判断が分かれそうですね。私は馬を作って守りを万全にしたいところです。
はじめましていにさしと言います、
俺の好きな変則将棋は古風な八方桂、反射角、獅子王辺りかな。
あと成らず縛りかなこれは最初に飛車か角のどちらかを成らせて良い代わりにもう片方は絶対に成れない(間違えて成ったら負け)
とゆうルールです。
情報提供ありがとうございます。千日手も含め、将棋ルールの変遷というのは資料が調っていない分野ですね。
私の方でも調べてみたいと思います。
古い将棋雑誌のスクラップを整理していたら、千日手に関する投稿記事がありました。近代将棋昭和47年4月号に掲載された物で、投稿者は横浜国大講師(当時)治田成夫氏。当時の千日手の定義は「同一手順の繰り返し」となっていたようですが、これを「同一局面の反復出現」と考えるべきだと提言しています。理論的にも整然としており、盤面を用いての説明も分かり易いものとなっています。「同一局面」の提言はこの治田氏の記事が最初かと思われますが、興味がありましたらコピーして送りますのでお知らせ下さい。
今度のバージョンアップで追加された /etoo_many_pieces オプションはいいですね。特に持駒が多いときには絶大な威力を発揮します。
現在、双裸玉をがんばって検討させているところで、うまく完全になって年賀詰として公開できればなあと思っております。期待せずにお待ち下さい。
たぶん誰も覚えていないと思いますが、ここの掲示板に書き込んだ獅子王ばか詰は余詰が多数ありました。どうにかなりそうな予感があったのでかなり長いこと粘ったのですが、うまい代替案が見つからないままになっていました。
今回のfmバージョンアップに伴ってステイルメイトの方にPC時間を使いたくなったので、こちらは作意だけ記してとりあえずやめにしておきます。
獅子王ばか詰11手
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 飛 ・vと|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ と ・ ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ 銀 ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・vと ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・v獅v銀 ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
持駒:香
作意:44と 34歩 同飛成 16獅 17歩 18獅 19香 26獅 37銀 15獅 16歩 まで11手。
まだきちんと考えていませんが、面白いアイディアですね。
普通の将棋にそれなりに近い展開になりながら、終盤で一気に加速する感じになりそうです。うまいネーミングがあればブレイクするかもしれません(^^。
少し考えて面白そうな将棋のルールかんがえてみました。相手の玉が移動できなけば勝ちというルールです。つまり王手されなくても玉が動けなければ負けというルールで常に玉移動が可能な形でないと負けです。囲いでは穴熊はできませんし、米長玉も角道素通しではできないですよね。あとは勝負のつけかたですが、普通に相手玉を詰ましても良いとしたら案外難しいと思います。あとは大駒などでの王手の合い駒はできます。まだ詳しくは考えていないのですが、他にもルールの抜け穴がありましたら感想ください。
なるほど、その詰み形は思いつきませんでした。どうもありがとうございます。今度更新するときに反映させます。
この手順は気に入っていたのですが、どうも構想自体に無理があるようですね。
最後「不成」とする理由もないような…。
「△同角」で良かったですね。Kifuで並べていて、消すのを忘れていました。
でもこのような「妄想」から新しい作品が生まれるんですね。
考えたんですけども、そのままではうまくいかないですね。まあ積み重ねがどこかに生きればと思います。
なお、fmの現在の版ではこのば自STMを検討するのは困難ですが、次版ではこの問題が実用的な時間で検討できる強力なオプションが提供されます。お楽しみに。
おお、それは楽しみです。
今日気付いたのですが、その他のば自ステイルメイトの第6番
http://www.esn.gr.jp/~mozu/mozuiro/fairy/bajistalesol2.html#sol06
に早詰があるようです。手順は以下の通り。
11角 22金 51飛 52飛 同飛成/82飛 45玉 42龍 同飛/28飛 48飛 36玉
38飛 27玉 37飛 18玉/29桂 38飛 29玉 28飛 同玉 まで 18手
fmでの検出ではないのでもっと早い順もあるかもしれません。
▲3六銀 △同 玉 ▲7六飛 △同角不成
まで16手詰残念ながら12手目が逆王手。
最後「不成」とする理由もないような…。
でもこのような「妄想」から新しい作品が生まれるんですね。
なお、fmの現在の版ではこのば自STMを検討するのは困難ですが、次版ではこの問題が実用的な時間で検討できる強力なオプションが提供されます。お楽しみに。
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|一
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ 玉 ・v玉|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 銀四
▲1五銀 △同 玉 ▲7五飛 △5五角 ▲1六銀 △同 玉
▲7六飛 △2六飛 ▲2七銀 △同 玉 ▲7七飛 △6七角
▲3六銀 △同 玉 ▲7六飛 △同角不成
まで16手詰
残念ながら12手目が逆王手。
アカシヤ書店のサイトはだいぶ更新されていないみたいですね。中野店の記載がありますが、今は神田店だけになったと聞きました。
チェーン店も多いですね。私は文教堂を利用することが多いですが、将棋の本は少な目で新刊が入るのも遅いです。そういう意味でAmazonが人気を集めるのも当然でしょうね。
「将棋本検索〜」拝見しました。アカシヤ書店は表通りから外れた所にあるんですね。たまーに地方から出ていく身では絶対に見つかりません。ご紹介ありがとうございます。
最近は書店も様変わりして、郊外型のコンビニスタイルのチェーン店が急速な増えています。これらの書店では売れ筋の本しかおかないので、将棋の本に関しては極めて貧弱ですね。インターネット販売も送料が無料になれば、利用価値も高くなりますね。
ふさわしくないなんてとんでもない。きんさん、はじめまして。お越し下さりありがとうございました。
囲碁方面はほとんど知らないのですが、集めようと思うと苦労があるのは同じですね。私は最近将棋本を買うペースはだいぶ落としていたのですが、先日古本で10冊ほど衝動買いしてしまい、いつ読んだものかと途方に暮れています。
ロッキーさんや白砂青松さんのレビューを読んでいると買いたい本が増えるので困ったものです(笑)。一応リンクを。
http://snow.freespace.jp/Rocky-and-Hopper/
http://www.hakusa.net/shogi/
白砂青松さん、書き込みありがとうございます。私は白砂青松さんの書かれた内容を誤解していたようですね。これについてはまた後日「棋譜の扱いに関するトピックス」に書き加えたいと思います。
以下、「記録」という点について私の意見を述べます。
日本の著作権法では、形のある媒体に記録されていることは著作物性の要件とされていません。したがって、将棋を指すという行為そのものが著作権法で保護される対象とされる可能性があります。(ここまでは異論のないことと思います。)将棋の対局とその棋譜とを比較すると、対局の方が将棋を指した人の行為に直接的に結びついていますから、対局を原著作物とし、棋譜は対局の複製であるとする理論構成がより妥当であると考えます。その点は、「棋譜と著作権にまつわるMEMORANDUM」で書いた通りです。
このような立場からすると、白砂青松さんの主張は2通りに理解し得ます。つまり、「対局は著作物であるが、棋譜はその複製とは認められない。」か「対局は著作物でないので、その記録である棋譜も著作物ではない。」かということです。ここでは、これまでのご意見から後者であると判断して話を進めます。(もし前者でしたら話が変わりますのでご指摘下さい。)
ご承知の通り、自然現象などの単なる事実の記録は一般に著作物ではありません。例えば、ある日の気温を記録したデータは著作物ではありません。しかし、対局者の意思が反映されている対局を単なる事実とは言えませんから、同じ論拠で棋譜の著作物性を否定することはできません。棋譜が、対局の本質的な部分を写し取ったものである以上、対局に著作物性があるかどうかを問題とすべきであると私は考えているのです。
白砂青松さんの記述に沿う形で書くならば、「3.ゲームの記録は著作物には当たらない。」とは必ずしも言えないと考えます。ゲーム(をプレーする行為)に著作物性がある場合には、そのゲーム(のプレー)の記録にも著作権が及ぶ可能性があるということです。将棋に限れば、「ゲームは著作物でない。」という主張と「ゲームの記録は著作物には当たらない。」という主張はほとんどイコールです。
蛇足になりますが、吉田大輔氏の書いた「棋譜=スコアブック」説についても私は否定的です。その理由はいくつかありますけれども、さらに長くなるのでここでは差し控えます。
だいぶ長くなりましたが「記録」という点に絞って書いてみました。最後になりましたがお体お大事になさって下さい。
このホームページにふさわしくない来客者なのですが
大変参考になりました。
最近、囲碁の本を集めようかと思っていて
ちょこちょこ買い集めていました。
そこで、このホームページと出会ってびっくり。
将棋の本をこんな風に集めている人がいるんだと感心しました。
このホームページを参考に囲碁の本を集めたいと思います。
ところで、和装本を安く集めたいんだけど、
地方在住なのでつらい・・・・・
今度、上京したときに古本屋を見て回りたいと思ってます。
けど、高いんだろうなあ。
こんにちは。
書こう書こうと思っていたら先週半ばから風邪で倒れてしまいました。いまさら向こうにレスつけても見てくれっかどうか判んないので(←ウソです)、こっちに書きます。
白砂氏の論理を要約すると次のような三段論法になると思う(違っていたらご指摘下さい。)。
1.将棋の対局はゲームである。
2.ゲームは著作物でない。
3.よって将棋の対局は著作物でない。
うーんとですね、こうやって箇条書きにするなら、
1.将棋の対局はゲームである。
2.将棋の対局を記録した棋譜は、ゲームの記録である。
3.ゲームの記録は著作物には当たらない。
4.よって将棋の対局は著作物でない。
としていただくとありがたいです。
要するに、「ゲームだから」著作物ではない、と言っているのではなく、「ゲームの<記録だから>著作物ではない」と言っているわけです。
スコアブックに著作権が認めらんないんであれば、棋譜だって無理じゃん、だって、将棋だって野球だっけ結局ゲームだもん……という理屈です。吉田大輔説となんら変わるところがありません。
唯一白砂の独自性があるとすれば、<将棋とは「二者の感情を表現するもの」ではなくて、「二者が闘うもの」である>と言う点を明確に主張したところでしょうか。この点はくどいほど書きました。
繰り返しますと、
将棋は単なるゲーム<だから>棋譜に著作権はない
ではなく、
将棋は単なるゲームだから<その記録である>棋譜に著作権はない
というのが白砂の主張です。
以前、この件についてコメントした時も、白砂にはもずさんの言っていることがよく判らなかったんですが(笑)、今回のことでもずさんが白砂の主張をどのように考えていたのかがよく判りました。ついでに昔の文章を読んでいただけると、すれ違いの様が笑えるかもしれません。
なんで気づかなかったんだ俺……。