第1次P.P (パジャマ.パーティー)戦役
                   記者 3年乙巳組 吉岡貴沙羅[H152259] 新聞部所属

    
 8月20日、弁天寮では、武道研究会女子有志と校内巡回班桜花班ののぞき撃退組と探検部の呼びかけによる、錬金妍、各クラスの有志で結成された見学隊により激しい攻防が行われた。
 パジャマーパーティは無事に行われたのだが、一部の男子生徒の突入を許した。

 今回の戦役の経緯はこうなる弁天寮にて、 [H152444] 香月雅さん発案による、パジャマ・パーティーが行われることになり、各部に参加者募集の告知をしたところ探検部の女子部員と男子部員とのやりとりが、あらゆる秘境を踏破する部員の心に火を付け、見学隊が結成される事となった。
 探検部員 [H524761] 坂木伊織さんはその時の事をこう振り返る。
「まあ、オレの勘違い(男子も参加できると思った)が見学隊結成のきっかけみたいなもんだったからな。
来るなと言われれば行ってみたくなるのが探検部根性ってもんさ。」
 このことを聞きつけた武道研究会女子有志と校内巡回班桜花班が弁天寮の警備強化の為に立ち上がることになった。

 校内巡回班桜花班で『弁天寮』内において隊長代理を任されいる黛左右衛門さんにお話を伺った

記者   桜花班が参加を決意した経緯と、防衛の成果についてお聞かせ願います
黛さん 「我々校内巡回班は、弁天寮に出現するノゾキに対して、桜花班という
     女性だけで構成された班を構成し、連日弁天寮内を巡回して参りました……。
      これまでにも何度かノゾキを試みる不逞の輩を目撃し、追跡してお
     りますが、残念ながらその身柄を確保することは出来ませんでしたが、
     今回の大規模な防衛戦に関しましても、ノゾキを試みる不逞の輩を捕
     まえることは叶いませんでしたが、具体的な被害が生じなかったこと
     も事実であり、心強い味方となった武道研究会の有志のみなさんにも
     感謝の意を送りたいと思います。」


記者   侵入した探検部員への一言などをお願いします。
黛さん 「みなさんが未開の地などを探検されるのを咎めるつもりなどありま
     せんが、女子寮は未開地ではありません……。
     その行動に一人でも弁天寮の住人が迷惑を感じるので有れば、我々
     校内巡回班の面々は、そのような試みをされる方に一片の容赦も致し
     ません……」


武道研究会女子有志の隊長を務める [H407744] 天宮すずめさん、と[H686883] 鬼堂院鈴香さん、[H079296] 泉谷千景さん、武道研究会で女子ベスト3に入った強者達にもお話を伺った

天宮すずめさん
    「昨日はへんな夢を見て目覚めがちょっと悪かったんだけど
     顔を洗ってさっぱりしてから弁天寮の警備に向かったんだ。
     わたしは寮の東側にいたんだけどこっちの方は
     警備が厳重で侵入者は見当らなかったんだけど、
     突然、中から悲鳴が聞こえたんだ。
     近くにいた子にその場を任せて急いで中に向かったんだけど
     さすがは3大魔境の一つ 広すぎてどこから悲鳴が
     聞こえたのかさっぱりわかんなかったんだ。

     とりあえず 今回はパジャマパーティーの防衛が目的だったから
     会場の方に行ってみようかな、と思った時ふと気が付いた。

     今日のパーティーってどの部屋であるんだっけ?

     しまった 事前に聞いておくのを忘れちゃった。
     そうだ、こういう時のモーゼ頼み ...ってシステムエラー?
     これじゃどうしようもないじゃないか。
     わたしが知らないってことは当然防衛隊のみんなも
     知ってるわけないだろうなあ。やっぱり後で謝っとかなくちゃ。

     パジャマパーティーは無事に終わったみたいだけど
     侵入者には逃げられちゃったな。
     つぎこそは まけないぞ。」

鬼堂院鈴香さん
     「う〜ん記憶が曖昧…
      あたし疲れてるのかなァ…
      防衛の方はパーティー潜入は防いだみたいだけど
      寮自体には潜入されてみたい…
      悔しいなぁ
      次ぎこそ捕まえる…
      スズメ隊長ヤルしかない
      第二第三の覗き組みが
      きっと現れるはず!!
      あたしは次ぎこそ捕まえて見せる!!
      情報がまた入り次第防衛には参加させてもらうよ」

泉谷千景さん
      「今回の攻防(?)の成果は、浸入には気付いたんですけど、
       寮内で見失ってしまいました。
       たいした被害は出ていないみたいですけど、できれば今後、
       この様なことがないようお願いしたいものです。
       被害者が出た後では遅いですし。」


今後の弁天寮防衛に心強いコメントで女生徒も大いに安心できることと思う。

 パジャマ・パーティは無事に開催されて盛況のうちに終わった主催者の香月さんは、
「今回のパジャマ・パーティーは弁天寮のとある場所で開催されました。
 夜になって天気が悪くなっちゃって夜景が台無しだったのが少し残念でした
 心配された男子の覗きですが、会場にまでたどり着いた人はいませんでした。
 ただ警備を担当したマリア([H793791] 高槻マリアさん)たちによると、弁天寮に潜入成功した男子生徒は何人かいたみたいです。
 また弁天寮自警団によると、着替え中に覗かれた女子生徒の通報で潜入した男子生徒を何人か発見したみたいだけど、結局逃げられてしまったそうです。
 なんかボク達の身代わりになってしまったみたいで、着替えを覗かれた子(匿名希望)には申し訳無かったと思います。
 まあ、そんなこんなで色々あったみたいですが、友達と一緒に夜通し騒げてとても楽しかったです」
と話してくれた。

 最後に突入側の人間にも話しを伺ったので紹介しておく

 見学隊の隊長を務める [H079271] 大王寺悠介さん
「俺は、大規模なパジャマパーティが弁天寮であることを聞いたから見に行こうとして いるだけで、周りの人間で行きたい奴もいると思ったから、クラスとクラブの友人にボソッと言ったまでだ。
 できれば仮装して参加してみたいとも考えてみたが、それは無理というものであろう。(場所が違うだろう。有明でもあるまいし)
 (当日は)かねてからの予定のパジャマパーティに向けて、各メンバーと共に侵入経路は別々に突入した。俺は東からの突入経路を取ってみた。
 思った以上に警備は厳重であったが何とか潜り抜けて会場と思われる部屋へ入った。
 だが、心の曇りのせいか、はたまた、俺の本能のせいか、パーティ会場ではなく、一人の生徒の着替えの場に入ってしまった。(ラッキー)
 俺は思わず、心霊デジタルカメラに念写してしまった。俺の宝物が1つ増えた。
 彼女に叫ばれてしまったおかげで、名前の確認もせずに逃げてしまったので、パーティ会場には行けずじまいであった。
 まことに残念である。」


前出の [H524761] 坂木伊織さん
「弁天寮への侵入自体は楽勝だったんだが、パジャマパーティの部屋まではたどり着けなかったんだ。
 手当たり次第に探してたんだが、途中で除いた部屋の女子が着替え中でさ。
 思わず見とれてたら悲鳴上げられちまった。
 見学できなかったのは残念だな。
 事前に部屋番号がわからなかったのが最大の敗因だ。
 まあ、防衛隊に負けたわけでもないし、偶然覗いちまった娘も結構綺麗で良いプロポーションしてたから目の保養にはなったし、良しとするさ。」


今後も弁天寮を巡る、男子と女子の熱い攻防は繰り返される事になるであろう
新聞部としては、更なる取材を敢行していきたいと思っている。



                                                   (8月22日)

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