「新学期を迎えて」
記者 ３年
庚午組 なあむら みつ[152064] 新聞部所属
| ◇「南波照間の伝説」。日本最南端の有人島、波照間島には楽園伝説がある。琉球王朝時代、重い人頭税に耐えかねた波照間の島民は、波照間の南には、楽園の島があると信じ、南に向け船を漕ぎいでた。島民は楽園にたどり着けたのだろうか。 ◇ニライカナイは海の彼方にある、神々のすむ島である。島嶼である沖縄には海の向こうの楽園伝説が残っている。 ◇秦の始皇帝は中国大陸にて広大な版図を築き、比類なき財を築いた。が、偉大なる皇帝をしても不老長寿という財を手にすることはできなかった。皇帝は、道士徐福に不老長寿の薬を探索するよう命じた。 ◇徐福は不老長寿の薬を求め、海を越えて「蓬莱」を目指したと伝えられる。 ◇徐福は詐欺師だとの意見がある。彼は、楽園「蓬莱」が実存しないことを知っておりながら、始皇帝から莫大な探索費をだましとった、との説だ。 ◇同様、徐福は高い能力をもつ道士で、「蓬莱」の存在を知ってはいたが、始皇帝への反発心から不老長寿の薬の探索をわざとゆっくり行った、との説もある。どちらが正しいのだろうか。 ◇蓬莱が伝説の楽園であるかどうかは、蓬莱学園の生徒が今後、証明していくこととなるのだろう。 ◇学園は新学期を向かえる。 ９月１日 |