伝統の「美肌」術 〜韓国垢すり〜
記者:飛駒ユウイチ[H240395]
 
 本土の男性の間でも、「美肌」が流行している。エステといえばこれまで女性専用のものであったが、昨年あたりから男性専用エステが次々とオープンし、軒並み予約待ちの盛況を見せている。また、ある化粧品メーカーでは、「男性用毛穴パック」1年分の売り上げ目標をわずか2ヶ月でクリア。この不景気の中にあって、プラス方向へ目標修正するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いである。
 
 ここ宇津帆島の布袋通りでも、実は静かにブームとなっているエステがある。それが「韓国垢すり」だ。
 
 「韓国垢すり」とは、小さな布巾のようなもの、へちま、スポンジなどで体を擦り、文字通り、体の毛穴につまった垢をすりだして、美しい肌を作り出すものだ。マッサージ効果も手伝って血行が良くなり、新陳代謝が促されるため、肌を内側から綺麗にすることができるという、伝統の技である。
 
 ただ擦るだけのように見えて、実は熟練した技を必要とする「韓国垢すり」。その証拠に、一般人が肌を擦ったところで、せいぜい産毛が抜ける程度だ。しかし、「韓国垢すり」の達人にもなると、不思議な程よく取れる。一体自分の体のどこにこんなものが入っていたのかと思うほどだ。筆者も試してみたが、終わってみれば大玉転がしの玉ほどの垢が取れていた。重さにして体重の半分である。本人の名誉のために書かせていただくが、決して日頃入浴をさぼっている訳ではない。エステティシャンがそれだけの技を持っているということだ。
 
 毎日の鼻パックが欠かせない方、是非とも1度お試しあれ。
 
 
 
 
9月7日
 
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