「蓬莱三大奇部」連載 (第4回)
記者:なあむら みつ[H152064]
 
 清朝最後の皇帝、宣統帝の帝師であるレジナルド・F・ジョンストンは、廃朝後の満州朝廷時代を「黄昏の時代」とよんだ。満州朝廷はその後闇の時代を経て暁を見せずに歴史の中へ消えていった。
 
 「黄昏のペンギン」、略してたそぺんは学園内唯一の公認秘密結社である。蓬莱学園の地下組織は数多いが、学園公認イベントに参加出来また一般生徒に名が知れている点で、たそぺんは他の地下組織とは一線を隔てていると言えよう。今回から「三大奇部」の一つとして、地下組織たそぺんにスポットを当ててみる。
 
 たそぺんは秘密結社である。一般生徒の入部は可能だが、入部にはある儀式を受けなければならない。入部希望者は2日間の断食の後白装束に身を包み、老師の待つ「たそぺん」儀式の間に入室する。儀式の間では老師がたそぺん構成員の守るべき教えを宣言する。
この教えは青幣の宣言に似たものであるが、「我守他祖辺道」がたそぺんの教えの中で最も重要視されている。
 
 たそぺん道とは、世界征服のために構成員それぞれが活発に活動する誓いであり規範でもある。このたそぺん道に乗っ取り、ある者はポイ捨てを、ある者はピンポンダッシュをある者は不幸の手紙をある者はトイレを詰まらせ、などの活動を行っている。たそぺんでは、これまで実施した各活動は百戦百勝と豪語しているが、確かに、個人が失敗と感じなければ失敗にならない、活動形態では失敗はあり得ないだろう。
 
 たそぺんの構成員が何人いるのかについては今なお謎である。最近のたそぺんは、構成員募集に力をいれていることは事実であるが、たそぺん員一人見たら三十人いると思えの噂もあり、正確な実数を把握するのは困難となっている。また、その存在を秘匿するため、一般生徒の名をかたるケースもあるとの噂もあり、実体把握はきわめて困難になっている。
 
 
9月10日
 
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