「恵比寿寮火災鎮火・基金募集のお知らせ」

記者：仲村政功[H931279]

　

　【恵比須寮鎮火】

　9日未明に出火して以来燃え続けていた恵比須寮火災が、11日午後鎮圧された。この日、宇津帆島は台風の影響で大雨が降っていたが、燃え広がった炎は消える様子を見せなかった。午後に入り、台風の雨足が弱まり、消火にあたっていた生徒からは「被害が更に拡大する」という声が聞こえた。その後、３時を過ぎて突然火勢が弱くなり、午後５時過ぎになり消防団が「消火が終了した」と発表した。

　

　なぜ、火災が終息に向かったかは現段階では不明で、火の勢いが強まったため、逃げる準備をしていた男子生徒によると「台風で火が消えるのを期待していたが、雨が弱くなり、部屋が燃え出したので、消火を諦めて逃げようとした。鞄を抱えた途端に火がしぼむように消えてしまった」（二年生）とのことである。

　

　なお、雨乞い同好会は「我々の祈りが通じたお陰で雨が降り、結果として火が下火になった。我々の実力を生徒諸君に示すいい機会であった」とコメントしている。

　

　発火地点と思われるいくつかの地点については、週の明けるのを待って現場検証が行われる予定であり、詳しい原因についてはまだ分かっていない。

　

　「サラマンダーを見た」という多数の生徒の証言もあり、原因究明にはかなりの時間がかかる見込みである。

　

　【基金募集のお知らせ】

　この火災でルームレスになった生徒を救うため、学園当局と医療委員会では、義援金を募集している。

　口座名：エビスキキン

　蓬莱銀行宇津帆町支店

　口座番号：　普通　8697542

　

　

　

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

９月１４日

　

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