このページを作るために参考にさせていただいた書物の一部です。
編著者の方々に謹んで御礼申し上げます。
<>はシリーズ名です。
文字が斜めなのは中国書です。
本を探すときの参考にしてください。

中国思想関連の本


四書五経 上海古籍出版社
十三経注疏  阮元校勘 商務印書館

清の考証学者・阮元が宋本十三経を校勘したものである。この注疏に阮元が付した十三経注疏校勘記が有名。完全にプロ向け(そもそも句読も切っていない完全な白文)。
易  本田済  朝日新聞社<中国古典選>

これは、なかなか面白いのである。ちょっと一般的でない解釈(王船山とか)もとりあげているので、相当トリッキーな解釈も行われており、それに著者本田氏がいちいちバッサリ切り捨てるコメントを付しているという、なかなかない本なのである。いや、本田さんの一行コメントが面白すぎるから読んでるわけぢゃないよw

大体こんな感じ。
過去の注釈「…」本田コメント「奇説である」
過去の注釈「…」本田「面白いが、面白すぎる」
過去の注釈はこういう経学では神聖化されていて、ちょっと注釈にケチをつけただけでもガタガタいう奴がいるものだが、本田さんは平気でバッサリ切っちゃうのだから痛快である。

叢書

叢(そう)とは、長短そろわずぎざぎざに集まるという意味(藤堂昭保他『漢字源』の説)で、色々な本を まとめてシリーズにしたものを叢書という。
諸子集成 世界書局
民国期に出た叢書。先秦諸子〜世説新語・顔氏家訓までを含む。 現在は中華書局から復刻版が出ている模様だが入手は困難。 これについている注釈は清朝考証学のもので、学界で明確に注釈の誤りを 指摘されたものも多数含んでおり、いくらなんでも古すぎる。テキストとしても いい加減古いので新編諸子集成のほうを探すべきだと思われる。 孫子も銀雀山漢墓本出土本が文庫で簡単に入手できる今、 テキスト的に疑問符の付く孫子十家注を入手する必要は一般人には余り無いのではないだろうか。

新編諸子集成 中華書局
景印 文淵閣四庫全書 上海古籍出版社
清の乾隆帝が編纂させた四庫全書の影印である。紫禁城内の文淵閣に収められていた(現在は台湾故宮蔵)。 全部白文で句読なし。達筆の楷書で書かれており非常に美しい(鍾繇の楷書体を用いたとされる)。 http://lisa.shimane-u.ac.jp/l0/shofu/no54/sf5406.htmlに写真があるが、 約1500冊・収められた書物の総数3万6千巻という尋常ならざる規模を 誇り、清代までに出た漢籍はほとんど(陽明学系統が編纂当時嫌われていた為あまりないのだが) 入っており、漢籍を読む人の垂涎の書である。 書物媒体で揃えると一千万を下らない価格で、大学図書館でこのシリーズを 揃えている所は非常に誇っている。驚くべきことにCD−ROMがあり、 国立国会図書館で閲覧可能。

続修四庫全書 上海古籍出版社
通志堂経解 納蘭性徳 中文出版社
漢文大系 富山房
明治期に江戸漢学の研究成果をもととし、当時最先端の成果を出版したもの。 宮崎市定『論語を読んだ人たち』に、この本の編纂者の意気込みと、旧来の漢学者からの批判について 述べられている。上記通志堂経解と比べると、自由な思考・考証の精密さなど 今でも教えられるところが多い。近代化の成功と失敗という問題をつくづく考えさせられる。 良く売れた本らしく、新刊でも入手できるし、神保町にいけば古本で幾らでも入手できる。
台湾では長年海賊版を出版していたが、さすがに最近やめたようである。

国訳漢文大成 国訳漢文大成出版会
新釈漢文大系 明治書院
百巻もでている。軽い本ばかり出ている現在の日本でこういう分厚くてまじめな本が未だに出版されているのは嬉しいことである。テキストがきちんとしている。公立図書館などで、置いてあるところが多い。
中国の思想 全12巻 松枝茂夫・竹内好監修 徳間書店
わずか巻数12巻であるが、読んでいて非常にうならされることが多かった。
中国古典選 全34巻 吉川幸次郎監修 朝日文庫
京都大学の吉川幸次郎先生を中心とする学者たちが、訳したものである。 四書・易経・老荘・史記・古詩・唐詩・宋詩・唐宋八家文が訳されている。現状新刊で入手することはなかなかできない。朝日文庫版は既に品切れになって久しく、5年位前に論語・易経・史記・老子のみが朝日選書として再刊されたがこれもまた入手困難である。非常に読みの深い訳を行っており、単なる逐語訳にとどまらず行間を読もうとしているところが、他の叢書の訳と異なる。わたしがもっとも好む訳であり、何度も読み返す訳である。特に福永光司先生の荘子を好む。滅多に人の訳を用いられない白川静先生が、福永訳荘子のみは用いられたことからも、このシリーズの力がわかるのではないだろうか。

儒家諸子篇

春秋戦国の儒教および諸子百家についての本をこのカテゴリに入れた。この分野は日本人が大好きな分野であり、類書も 驚くほど多く、毎月新書がでている。

中国思想を考える 金谷治 中公新書
經學歴史 皮錫瑞 商務印書館
經學歴史 皮錫瑞 上海古籍出版社/続修四庫全書所収(コピーで所蔵。単行本ではない)

著者が清朝考証学者である。清朝考証学の限界というかね、本文を改変して復元することを極めて嫌うんだよなあ。というわけで朱熹なんかがやっている改変復元にはすごく否定的である。どっちにせよ古い本には相違ない。今読んでどうかといわれるとねえ。
儒教とは何か 加地伸行 中公新書 硬骨漢の加地(伸行)さんの一般書デビュー作である。冒頭から爆弾発言である。「あ、今のお坊さんがやっている葬式は仏教だとみんな思ってると思いますけど、あれ儒教ですから」 この爆弾発言はきちんと学術的裏付けがあって、それは本文をご覧あれというところだが、退屈で眠い儒教というイメージをぶちやぶり、「いやいや儒教って誤解されてるんですよ」というメッセージを一般に与えたという点で大きな意義があったと思う。
家族の思想 加地伸行 PHP新書
中国思想史 加藤常賢監修 東京大学出版局
中国思想史 武内義雄 岩波書店
(かなり諸子百家の考証についてはこれに頼ってます。)
中国思想 宇野哲人 講談社学術文庫
中国の名著 東京大学中国哲学研究室篇 
中国の思想家 上・下 東京大学中国哲学研究室篇 勁草書房
中国の古典名著 自由国民社
中国思想辞典 日原利国編 研文出版
中国哲学を学ぶ人のために 本田済 世界思想社(絶版?)
四書章句集注 朱熹 中華書局<新編諸子集成>
論語之研究 武内義雄 岩波書店
論語古義 伊藤仁斎・貝塚茂樹訳注 中央公論社
論語徴 荻生徂徠・小川環樹訳注 平凡社東洋文庫
論語の新研究 宮崎市定 岩波書店(宮崎市定全集)
論語正義 劉寶楠 世界書局
論語集釈 程樹徳 商務印書館
孔子 和辻哲郎 岩波文庫
孔子伝 白川静 中公文庫 魅力的な本だがあくまで仮説。
孔子全集 藤原正 岩波書店
論語の読み方 山本七平 祥伝社 一般向けの本では真面目、丁寧。山本氏は西洋思想史だが晩年東洋思想も研究された方。
聖人孔子の化けの皮をひっぺがせ 香坂順一訳 文化大革命期の粗雑な孔子批判(の訳)、罵倒しているだけで批判になってない・・・
孟子 小林勝人訳注 岩波文庫 (底本:趙岐注本)
孟子 渡辺卓 明徳出版社 『孟子』の解釈書では出色の出来。緒言で苦言。
孟子 金谷治訳注 朝日新聞社(中国古典選)
孟子 民を貴しとなす 鈴木修次 集英社 『孟子』が後世に与えた影響を論ずる、これもおもしろい
現代に生きる「大学」 諸橋轍次 大修館書店
(「大学新釈」を併載。)
大学・中庸      島田虔次訳注  朝日新聞社(中国古典選6)
中国古代の思想家たち 郭沫若 野原訳 岩波書店 武断的ながらおもしろい解釈。原題「十批判書」
孫子           曹操注  上海古籍出版社
孫子           金谷治訳注 岩波文庫
孫子           浅野裕一 講談社学術文庫(底本:銀雀山出土竹簡本か?)
「孫子」を読む     浅野裕一 講談社現代新書 
武経七書直解     陳寅 上海古籍出版社
荀子           楊掠*注 台湾中華書局(四部備要)
荀子(上・下)           金谷治 岩波文庫
荀子           杉本達夫訳注 徳間書店
韓非子 加地伸行 角川書店 切れ味のいい解釈。
韓非子翼毳 太田方 富山房(『漢文大系』本)
韓非子 本田済 筑摩書房
漢字と文化       藤堂明保 徳間文庫
中国故事物語 駒田信二・寺尾善雄他 河出書房新社 中国史や思想のエピソード集、文がうまい
中国故事 飯塚朗 角川選書 食い足りない感が

道家漢方篇

道家と漢方(漢法)医学と関係があるのか?と思われる方もいるであろうが、道家思想は漢方医学と 不即不離の関係にある。というより、中国科学史の大家であるジョセフ・ニーダム氏が論じるように中国の科学を 進歩させ続けたのは道家なのである。従って同じカテゴリとした。道家のカテゴリがきわめてあやふやなのも理由の 一つである。韓非子・墨子を道家の書とする考え方まであるのである。

老子・列子    王弼・張湛注  上海古籍出版社
老子・列子・荘子 小柳司気太訳(国訳漢文大成)国民文庫刊行会(底本不明) 巻末の論集が有益。注も丁寧。
老子 武内義雄 岩波文庫 底本河上公注本、巻末論文は凄い。何故か、岩波文庫中国思想シリーズはこの本だけ本屋に無い。
老子の読み方 月洞譲 祥伝社 底本馬王堆本、老子を政治思想と位置付けて流麗に訳す。よい仕事。
老子 加島祥造 中央公論新社 
荘子集釈       王先謙  三民書局
荘子(内篇)       福永光司    朝日新聞社(中国古典選12) 素晴らしい名訳。
荘子(外編) 森三樹三郎 中公文庫
荘子 古代中国の実存主義 福永光司 中公新書 
無の思想  森三樹三郎 講談社現代新書
「道教」の大事典 坂出祥伸責任編集 新人物往来社
混沌からの出発 福永・五木 中公文庫
道教について 幸田露伴 岩波書店(露伴全集収録)
道教思想 幸田露伴 岩波書店(露伴全集収録)
仙書参同契 幸田露伴 岩波書店(露伴全集収録)
「気」と道教 方術の世界 坂出祥伸 角川選書278 基礎知識本。わかりやすい
道教百話 窪徳忠 講談社学術文庫 道教についての軽いお話集。
道教1 道教とは何か 福井康順・他監修 平河出版社
道教研究のすすめ 秋月觀暎監修 平河出版社
道教 アンリ・マスペロ 川勝義雄訳 平凡社東洋文庫
中国医学の誕生   加納喜光 東京大学出版会
中国医学思想史 石田秀実 東京大学出版会 けだし名著。東洋医学は解剖学出現まで西洋の技術を凌駕していた
中国医学はいかにつくられたか 山田慶児 岩波新書
中国伝統「気」の健康法 閻海 大修館書店
三千年の知恵 中国医学のひみつ なぜ効き、治るのか 小高修司 講談社ブルーバックス
(これまで「中国医学のふしぎ   小俣修司 講談社」と書名及び著者を誤って表記しておりました。
まんぼう加藤さんのご指摘によりお詫びして訂正致します。)
中国医学から見た「病気でない病気」 小高修司 講談社ブルーバックス
続漢方の本 診断処方治療のすべて 新評社
養生訓 全現代語訳 貝原益軒 伊藤友信訳 講談社学術文庫 
(江戸時代のお医者さんの健康に生きる知恵。「貧民は医者にかかれず死に又はやぶ医者に殺される、あわれむべし」
「病気になってから治療するより日々養生する方が効果がある、薬を飲むより自然治癒力を生かせ」)

仏教書

仏教関係で読んだ本をあげた。筆者は仏教の門外漢である。従って仏教書の分類を知らない。 ただ『正法現蔵』と浄土教の書物が好きなのでそれを挙げておいた。ちなみに、道元は『正法現蔵』中に 於いて、劉邦と曹操を俗人の中で最優秀の帝王としている。何故であろうか。

大正新修大蔵経 大蔵出版
高僧伝(上記叢書に収める)
仏教の歴史 渡辺照宏 大法輪閣
禅とは何か 鈴木大拙 角川文庫
禅語録 柳田聖山 中央公論新社(世界の名著)
禅思想 柳田聖山 中公新書
臨済緑 入谷義高 岩波文庫
お経の話        渡辺照宏 岩波新書
故宮 第2巻 書聖誕生・仏の道はるか 陳舜臣・鎌田茂雄・NHK取材班 NHK出版
法華経を読む     紀野一義 講談社現代新書
般若心経講話    鎌田茂雄 講談社学術文庫 
観音経講話      鎌田茂雄  講談社学術文庫
真釈般若心経 宮坂宥洪 角川文庫
現代語訳 正法現蔵 増谷文雄 角川書店
現代語訳 正法現蔵 石井恭二 河出書房新社
現代人のための佛教聖典 東京大学仏教青年会訳 大蔵出版 原典現代語訳、わかりいい
曹洞宗 お経 鎌田茂雄 講談社
仏教の思想6 不安と欣求 梅原猛・塚本善隆 角川書店
他力 五木寛之 中公文庫
親鸞和讃集 名畑応順 岩波文庫
蓮如文集 笠原一男 岩波文庫
蓮如上人御一代聞書 稲葉昌丸校訂 岩波文庫
南無阿弥陀仏 柳宗悦 岩波文庫

宋学篇

宋学とは、宋の時代に生まれた新しい儒学を総称して言う言葉である。 ただし、「濂洛関閩(れんらくかんびん)の学」といわれる周敦頤(濂学)・二程(洛学)・張載(関学)・朱熹(閩学)の一派以外の司馬光・蘇東坡・陳亮らは余り含まないようである。 しかし、陽明学は含むことがある。
宋学は、戦後の日本では否定された学問であった。理由は封建的な身分制度の根元であり、前近代的であるというものである。太平洋戦争で日本が負けたのも宋学のせいだとまでいわれ、士農工商の元が宋学の身分差別に基づくとか、纏足を始めたのは宋学だとか、とにかく悪い伝統はすべて宋学のせいにされてきたのである。

ちなみに、とりあげた三つの例は、有名作家や大学者の著作から引用したのであるが、残念ながら全て宋学と関係がない。宋学の研究も遅れていたために、根拠不明の話がまことしやかに伝えられていたのである。
最近では、こうした傾向を反省し、宋学をもう一度読み直そうという書物が少しづつ出始めている。いかに取り上げた書物は、一度は捨てられた宋学を復興させようとする試みのかずかずである。

顔氏家訓  顔之推  上海古籍出版社
唐宋八家文 全四巻 清水茂訳注 朝日新聞社<中国古典選>
宋元學案 黄宗羲・全祖望 台湾中華書局
太極図説・西銘・通書        西晋一郎注 岩波文庫 書き下しのみ、現在絶版。
朱子学と自由の伝統 ドバリー 山口正和訳 平凡社選書

道学は庶民に道を説く学問、鄭和を道学者が抹殺した説は誤り。『大学衍義』
中国人のトポス 三浦國雄 平凡社選書
風水−中国人のトポス 三浦國雄 平凡社ライブラリー(上の本の増補本)
朱子と気と身体 三浦國雄 平凡社
気と中国文化 三浦國雄 創元社 
朱子の自然学 山田慶児 岩波書店

忘れられた自然学者朱熹の自由な発想を『朱子語類』を元に丁寧に読む、衝撃的名著。理系の視点で中国思想を見る本は少なく、読んだときは圧倒されました。ただ、どうも絶版らしい・・復刊か文庫化されないものでしょうか?


四書学史の研究 佐野公治 創元社
気の思想 小野沢精一他編 東京大学出版会 
近思録  江永集注  上海古籍出版社
近思録 市川安司訳注 明治書院<新釈漢文大系> とてつもなく語釈が丁寧で史料が多い。
近思録 山崎道夫訳注 明徳出版社中国古典新書 抄訳だが解説が詳細でわかりやすい。江永の『近思録集注』と葉采の本の比較。
近思録 福田晃市訳注 明窓出版 文庫で読み良い。
朱子行状 佐藤仁 明徳出版社
朱子語類 張伯行輯 台湾商務印書館
北渓字義 陳淳 中華書局
朱子学の基本用語ー北渓字義訳解 陳淳 佐藤仁訳 研文出版
陰隲録 石川梅次郎訳 明徳出版社
朱子 王陽明 荒木見悟・溝口雄三訳 中央公論新社<世界の名著> 朱子文集・朱子語類の抄訳と伝習録の全訳。解説は要領を得ているが訳はちょっとわかりにくい・・

明学篇


伝習録 吉田公平 たちばな文庫 読みやすい。
伝習録 安岡正篤 明徳出版社
伝習録 近藤康信訳注 明治書院<新釈漢文大系>
伝習録 台湾商務印書館
陽明学講話 山田準 明徳出版社 陽明学の解説書では一番おもしろい
王陽明靖乱録 中田勝 明徳出版社 書き下しのみ
明儒学案 黄宗羲 台湾中華書局
明清思想史の研究 山井湧 東京大学出版会
真説陽明学入門 林田明大 三五館 
雀鬼と陽明 林田明大 三五館 
李卓吾 劉岸偉 中公新書
中国における近代思惟の挫折 島田虔次 筑摩書房

清朝考証学篇


明末清初政治評論集 後藤基巳他訳 平凡社<中国古典文学大系>
四庫全書総目提要 中華書局 
訓点本四庫提要 原田種成 汲古書院
漢学師承記 江藩 台湾商務印書館
清朝学術概論 梁啓超  小野和子訳注 東洋文庫

清朝考証学の概説、文章が熱い!面白いけど、陽明学を軽視しているような気が。でもなんか作者の熱気が伝わってきますね。

小学類(辞書や字書など)

小学とは、文字の学問のことである。もっともこれは清朝考証学で初めて用いられた定義で、漢代、小学といえば識字テキスト(漢字早おぼえのようなもの)のこと。宋学では子供向け道徳教科書を小学といったという。
漢字の研究・辞書のたぐいをこのカテゴリに入れた。

説文解字        許慎 中華書局
康煕字典 康煕帝勅撰 中華書局

訓注 説文解字注 尾崎雄二郎他訳 東海大学出版会
漢字の起原 加藤常賢 角川書店
漢字の発掘 加藤常賢 角川書店
漢字語源辞典 藤堂明保 学燈社
改訂新版 漢字源 藤堂他編 学習研究社
学研漢和大字典 藤堂明保 学習研究社 
字源 簡野道明 角川書店
字通 白川静 平凡社 ピンインをつけてくれればなあ・・語釈には全部引用文があり理想的な形。
大漢和辞典 諸橋轍次 大修館書店
漢語大辞典 羅竹風 大漢語辞典出版社
雑誌『しにか』大修館書店

中国史の本

1、漢文史料(及びその訳)・その解釈書群
史記         小竹文夫・武夫訳 筑摩書房
史記は日本人に古来から愛されてきた名著で、はじめての日本語全訳がこれ。ちくま文庫でも出てます。やっぱり史記は全訳で読むべきですね。抄訳だとやはり司馬遷の意図がつかめないところがあるようです。
和刻本史記 汲古書院
史記 中華書局 
漢書 中華書局
和刻本後漢書 汲古書院
和刻本三国志 汲古書院
三国志集解 盧弼 商務印書館
三国志選注 陳寿著・裴松之注・鏐鉞選注 中華書局
正史三国志の詳細な注釈書。選注とは抜粋して注釈したという意味らしい。このレベルで全部に注釈をつけたらものすごいと思います。
晉書 中華書局
晋書「角斗」注 商務印書館
晋書 荻生徂徠・志村三右衛門訓点 汲古書院
新唐書 中華書局
宋史 商務印書館
元史 中華書局
和刻本明史稿 萬斯同 汲古書院
(以上、みな漢文そのままの正史です。訳文はありません。和刻本は江戸時代に訓点を付けた本です。)
訓註史記会註考証 伍子胥列伝他  滝川亀太郎考証 原田種成石川梅次郎訓点 松雲堂書店
資治通鑑 司馬光 中華書局
資治通鑑 汲古書院
通鑑記事本末 周枢 上海古籍出版社
十八史略 林秀一 明治書院
三国食貨志 陶元珍 台湾中華書局
支那通史 全3巻 那珂道世/和田清訳 岩波文庫
異称日本伝 松下見林 臨川書院
中国の赤い星 エドガー・スノー 筑摩叢書


2、邦文史料論文
支那史学史12 内藤湖南 東洋文庫 これを越えるのが難しい
中国の歴史書−中国史学史 増井経夫 刀水書房 
中国歴代王朝秘史辞典 王敏 河出書房新社
中国歴代王朝人物辞典 王敏 河出書房新社
(要領よくまとめてあります。)
顧頡剛口述 中国史学入門 小倉芳彦小島晋治監訳 研文出版
(概説書とは思えないほど詳しいです。中国の歴史についてはこれを読んでおくと役に立ちます。
ただ、口述筆記なので誤りもあります。)
漢書・後漢書・三国志列伝選 本田済訳注 平凡社
世界の歴史  教養文庫
古代中国の民俗 白川静 講談社学術文庫
漢の武帝 吉川幸次郎 岩波新書 おもしろいですよこれ
歴史群像シリーズ 秦始皇帝 学習研究社 散漫
史記  中国古代の人々       貝塚茂樹    中央公論社
史記 司馬遷の世界 武田泰淳 講談社文庫
史記を語る 宮崎市定 岩波文庫
戦国策の知恵 市川宏 講談社
三国志人物縦横談 高島俊男 大修館書店 
三国志の迷宮 山口久和 文春新書
三国志研究要覧 中林史朗・渡邉義浩 新人物往来社
中国中世の探求 谷川道雄 日本エディタースクール
世界帝国の形成 谷川道雄 講談社現代新書(新書東洋史シリーズ2) 
中国の大盗賊 高島俊男 講談社現代新書

通史では出色のものです。「大モンゴルの世界」と合わせて読めば中国史が全然違って見えるぞ! ・・何故かと言えば、普通の中国史とは違ってアングルを「盗賊」に固定しているから。


征服王朝の時代 竺沙雅章 講談社現代新書(新書東洋史シリーズ3)
世界の生活歴史2 黄土を拓いた人々 三田村泰助 河出文庫 これもおもしろい通史、道学概説としてもいい
水滸伝を読む     伊原弘     講談社現代新書
大モンゴルの世界 陸と海の巨大帝国 杉山正明 角川選書 杉山さんの本では一番いい
モンゴル帝国の興亡 杉山正明 講談社現代新書 
耶律楚材とその時代 杉山正明 白水社 多分に解釈は疑問
クビライの挑戦 杉山正明 朝日選書 清朝考証学はモンゴルをコケにしていた
大モンゴル禅人宰相 耶律楚材 飯田利行 柏美術出版
永楽帝 壇上寛 講談社選書メチエ
運命 幸田露伴 岩波文庫
万歴十五年 黄仁宇 東方書店 万暦とは閉塞と見つけたり、李卓吾ももがきながら死んでいく
清朝史通論 内藤湖南 東洋文庫 名調子、山田済斎もそうだけど昔の学者さんは話が面白いね。清が滅んだ理由の分析は粗いが見事。
雍正帝 中国の独裁君主  宮崎市定 中公文庫 
中国傑物伝 陳舜臣 中公文庫
弥縫録 中国名言集 陳舜臣 中公文庫
千字文 小川環樹・木田章義訳 岩波文庫
『智嚢』中国人の知恵 増井経夫 朝日選書 明の馮夢龍の書いた中国史逸話集『智嚢』の抄訳。

中国文化史関連書


書道全集 平凡社
故宮博物院・晋唐の書 角井博編 NHK出版
故宮博物院・宋元の書 角井博編 NHK出版
ふたつの故宮 後藤多聞 NHK出版
九成宮醴泉銘 欧陽修 二玄社
孟法師碑 [衣者]遂良 二玄社中国法書選
孔子廟堂碑 虞世南 二玄社中国法書選
雁塔聖経序 [衣者]遂良 二玄社中国法書選
顔氏家廟碑 顔眞卿  二玄社
顔眞卿三稿      顔眞卿  二玄社
書の宇宙 石川九楊 二玄社
吉川幸次郎全集 吉川幸次郎 筑摩書房
蘇東坡 林語堂 講談社学術文庫
道教の本 学研
三国志実録 吉川幸次郎 ちくま文庫
陶淵明伝 吉川幸次郎 中公文庫
古代中国の刑罰 富谷至 中公新書
三国演義 羅貫中著・毛宗崗注 三民書局
古詩源 沈徳潜選 中華書局
水滸全伝 全3巻 上海人民出版社
鋳雪斎鈔本 聊齋志異 上下 蒲松齢 上海古籍出版社
聊齋志異 上下 蒲松齢・立間祥介訳 岩波文庫

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