サイバーくのいち美樹

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いくら高志といえども5対1では厳しい戦いになった。
 不意打ちで3人を倒したが、体勢を立て直した敵が銃を抜いたのだ。
「高志!!」
 離れたところで高志を見守っていた美樹が思わず声をあげる。高志は残る2人のうち1人に飛びかかり組み合いになった。こうすれば残る1人も銃を使えまいという計算だったのだが、そいつは仲間に当たる可能性も顧みずに高志を撃とうとした。

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「高志……危ない!!」
 美樹は叫んだ。
 何とか高志を援護したいと思っても武器がない、いや、あるにはあるのだが……
 美樹は右手を静かに自らの胸にそえる。
 外見上は以前と変わることのない柔かな胸のふくらみ、しかしこの内部には……
(恥ずかしがってる場合じゃない、高志を援護しないと。)
 美樹は心を決めると羞恥心を吹き飛ばし、制服の胸をはだけ、空色のレースのブラジャーのフロントホックを外した。
 薄紅色の愛らしいつぼみの付いた2つの美しいふくらみが、もろに剥き出しになる。
 さらにスカートをたくしあげ、股間に右手をさしいれると、瞳を閉じ指先で股間の中心を弄る。
 すると、突然、あらわになっている美樹の胸に変化が起こった。
 ウィーン、クルッ、カシャン ……ヴーン
 両胸の内部から機械的な作動音が響くと、乳首が乳房内に引っ込み、代わりに金属製のメカが乳房の内部からせりだしてきたのだ。
 そう、その美樹の美しい乳房は機械仕掛けの作り物なのだ。美樹の乳房は高出力レーザーガンとして改造されているのだ。
 乳房だけではない、脳から性器にいたるまで、美樹の身体のすべての部分に改造手術が施され、完全に機械化されサイボーグ化されているのだ。
 美樹は瞳を閉じることによって視界に体内制御コンピュータのウィンドー画面を映し出すことができる。そして美樹のクリトリスはノートパソコンのトラックポイントとクリックスイッチを合わせたようなポインティングデバイスに改造されている。
 瞳を閉じ、クリトリスをいじることによって、美樹は体内制御コンピュータにアクセスし、乳房内に仕込まれたレーザー砲を起動したのだ。
 美樹はその自らの乳房の頂きにせりだしたメカの乳首を見て、一瞬哀しげな表情を見せた。
(今の私は人間じゃない……サイボーグ……人間のふりをする機械人形にすぎないわ。
 こんな私には、もう高志に愛される資格がないってことはわかってる……だけど、せめて機械として高志の役に立ちたい。急いで、美樹、今はためらっている場合じゃない、サイボーグとしての機能を駆使して高志を援護しないと!)  美樹はレーザー砲の安全装置を外し、内部動作モードを戦闘モードに切り換えるために、パンティ内のスイッチをさらに操作した。
 ウィーンウィーンウィーンウィンウィンウィン ヒュルルルルルルルルルルルル……  戦闘モードに切り替わると腹部内のプラズマ=コンバータエンジンが全開になり、液体エネルギーを電力にどんどん変換していく。
(早く、早くしないと……)
 敵は高志に狙いをつけ今にも引き金を絞ろうとしている。
 ピッピッピピピピピ ピッカチッ ピッ ウィーン ウィーン カシャッ
 美樹の瞳が妖しく輝き周囲の状況をスキャンする。それによって得られたデータを解析し、エネルギーが集中され白く輝き出したメカ乳首が、目標に照準を合わせる。

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 フィーン
 透きとおった音をともないレーザーが発射された。
 レーザー光は狙いあやまたず高志を狙う銃に命中する。
「あちち……」
 敵はレーザー直撃を受け赤熱した銃をおもわず放り捨てた。
 かしゃん……ぷしゅ〜ぷしゅ〜しゅ〜しゅ〜
 おしりに設けられた排気ガスの排気孔であるメカ肛門のシャッターが開きっぱなしになり体内で発生したガスや蒸気が勢いよく放出されていく。

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 ぷしゅ〜ぷしゅ〜
 ヒューン ヒュルルルル
 メカ肛門から噴き出した蒸気がスカートをめくりあげる。美樹はノーパンなので機械化された股間部分があらわになった。
 美樹は、メカ乳首がせりだした胸をはだけ、腹部やおしりから作動音や排気音を響かせるメカとしての本性をさらけ出した自分の姿に、胸が締め付けられるような羞恥心を感じて表情をくもらせる。
 しかし美樹は、その羞恥心に押し流されそうになる自分の心を叱咤し、さらに第2射を撃つ準備を整えた。
 振り向いた敵は半裸の美樹を見て、一瞬惚けたような表情を見せた。
 撃つなら今である。
(当たって!!)
 フィーン
 しかしレーザーを発射しようとした瞬間、脚がぐらつき狙いは敵を大きく外れた。
(エネルギーが……)
 突然エンジンがエネルギー切れによって停止し、同時に美樹の脚から力が抜け美樹は崩れるように倒れた。 (だめ……脚が動かない……)
 美樹の脚はプラズマ=コンバータエンジンの動力を直接ギアやクランクを介して駆動するしくみになっている。その他の部分はエンジンが停止してもバッテリーの電力が残っているかぎり作動することができるが、脚だけはエンジンが止まってしまうと全く動かすことができなくなってしまうのだ。
「ロボットだったんだな、このくそアマめ!ぶっ壊してくれるわ!!」
 敵は美樹のほうに近づきながら、近くの死体から銃を拾い、美樹に狙いをつけた。
 弾丸が美樹を襲う。
 美樹は何とか避けることができたが、仰向けになってさらに体勢が悪くなってしまった、今度はもう避けられないだろう。
「高志……! 助けて!!」
 美樹は叫んだ。

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 敵の銃口は美樹の頭を向いている。脳を破壊されてしまったらもう修理することもできない。美樹は死を覚悟した。

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(高志……さよなら……)
 そして……。

美樹ちゃん絶対絶命のピンチ!
刮目して次回を待て!!

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