Radiohead / O.k.computer
英ギターバンド・レディオヘッド3作目にしておそらく最後のギターアンサンブルアルバム。ドローンでもノイズでもないロックギターサウンドでこれ以上美しいポップミュージックは皆無ではないかとさえ思います(しかも歌モノですからね)。このアルバムは世間一般的にもかなり高い評価を受けているようですし、またひとつひとつの楽曲がそれぞれ粒ぞろいなので好みの曲や聴き所も大きく意見の分かれるところでしょう。確かにどれもそれなりに思い入れのある曲なのでこの中からひとつ選べと言われれば考えます(ひとつ外せと言われれば即座に7曲目を外すのですが)。小一時間悩んだ末、”subterranean
homesick alien"を選ばせて頂きました。オルガンとギター(最初に聴いたときはギターの音だとは思わなかった)の絡まり具合が最高なお気に入りの一曲です。音場は断然ヘッドフォンだと思います。低音が程良く響くように調節し、あとはロックアルバムよろしく鼓膜が耐えうるレッドラインまでヴォリュームを上げて聴くのが好みです。ダイナミックレンジの広いヘッドフォンがあればホールリヴァーヴをいっぱいにして音量は控えめに聴くのも良いかも知れませんね。