Herbert von karajan / Ludwung van beethoven 交響曲第九番ニ短調
 日本人には他の国の人と比べてベートーベンファンがかなり多いらしいですが(第九は年末の恒例行事ですし) 私もご多分に漏れずハマってしまいました。と言ってもまだそれほど網羅しているわけでもありませんし、クラシックに明るいわけでもありません。教養の無い身としては大衆音楽の延長として感覚の喜びを最優先させて楽しんでおります。この近辺は第九コーナーにする予定です。聴いた順番に並べていきますのでここだけは50音順にはなりません。
 さて一番最初に聴いたコンダクターはクラシック界の帝王カラヤンです。第九のみならず有名な曲にはほとんどカラヤンが絡んでいます。熱烈なクラシックファンの間ではカラヤンの評価は低いらしいですが、どんな曲にも絡んでいるので初心者には便利です。まずカラヤンを聴いてその後他の指揮者へ移行するルートを確保しておけば、聴き比べて好みの演奏を見つけるのも楽なのです。
 さてカラヤンですが、初めて自分の意志で聴き通した第九です。それはそれはいたく感動致しました。何10回聴いたかわかりません。やはりアツイのは第四楽章です。音質はスタジオ録音なので非常に良く、全体的なバランスがうまくとれていて聴き手の聴きたい旋律がどんどんクローズアップされるので聴き易いです。 しかし何10回も聴くとそれが逆に仇となって、追っていた旋律がいきなりしぼんでいったりするのがツライです。おそらくこれは一般的にはもっともスタンダードな第九なのでしょう。何10回も聴くと流石にちょっと食傷気味になってきました。結局こうして飽きるまでじっくり聴いて次へ進むのがベストではないかと思います。とりあえず感動が色あせるまで聴きまくり、簡単に次には進まないようにしています。もしかするとどこかに新しい発見があるかもしれないからです。

Furtwangler / Ludwung van beethoven 交響曲第九番ニ短調
 さて2番手は時代的にはカラヤンの先輩にあたるフルトヴェングラーです(フルネームがわかりません。誰か教えて〜)。フルヴェンはカラヤンと同じ日に入手したのですが、こちらはとにかく重い!暗い!遅い!初心者には耐えられないBPMだったのでとりあえずカラヤンに飽きるまで放っておきました。そして何ヶ月かの後、もう一度聴き直すこととなったわけですが、これがまたアツイ!!よくよく聴けばこのくらいのテンポの方が高揚感が煽られてクライマックスが盛り上がるじゃあないですか。四重唱もそれぞれぶっとく迫力あり。そしてカラヤンに比べると裏メロ(一般的に口ずさまれるメロディの裏の旋律、ハモリ)が圧倒的に光って聞こえます。これは大きな収穫です。例えば第四楽章の半ばテノール独唱部のフルートの旋律がカラヤンと比べ非常に印象的。感動してまたもや云10回聴き返しました。しかしこの演奏はホントにズンズン来ます!ティンパニなどは特に存在感が全然違います。ただ惜しいのは古いライヴ録音のためモノラルな上、非常に音質が悪いのです。しかしそれを持ってしても有り余るほどの魅力がこの演奏にはあると思います。

Frans bruggen / Ludwung van beethoven 交響曲第九番ニ短調
 次に入手したのがブリュッヘンでございます。音の重なり具合は微妙に控えめ(カラヤンと比べてだけど)、音質はかなり良いです(フルヴェンと比べてだけど)。しかし最も特徴的なのは、この人・・・・速い!とにかく何もかんもお構いなしで突っ走っていきます。今までフルトヴェングラーの重い第九を好んで聴いていた私にはとてもじゃないがついていけません。最初は「これはだめだ!」などと普通に聴くのを辞めました(笑)。ところが何度も聴くうちにこの速さが心地よくなってきます。しかも第四楽章では最初のクライマックスに入るまで静かに飛ばしていくので、盛り上がりもなかなかです。しかもフルヴェンより音質が良いので裏メロが更にはっきりと訴えかけてくるではないですか!しかもその時流れている全てのメロディが暗記できると、今まで意識を傾けていたパートは勝手に耳に入ってくるので他の部分に集中することができるのです。こうして新たなる第九の楽しみを覚え、最近は気分によってフルトヴェングラーとブリュッヘンをとっかえひっかえ聴いています。ブリュッヘンはテノール独唱がやけに抑えめな歌い方であまり好みではないのですが、四重唱のおっかけにフルートが加わる箇所では三作中最強の破壊力を持っています。一方、フルトヴェングラーは音質が悪い上、音の定位が完全にど真ん中(モノラル録りなので)に集まって重唱はとても聞き分けられません。その代わり独唱部や最後の合唱は(これは歌手の好みもあると思いますがBPMにも関わる問題だと思います)とても感動的です。どちらに甲乙をつけると言うつもりはありません。それぞれ違った魅力のあるお気に入りなのです。
 さて、ここまで3枚を聴いてきましたが実はこれらはレンタルCDショップで借りたものをMDにダビングして聴いていたのです。しかしそのレンタルショップに置いてある第九はこれで終わりです。ここからはちゃんとCDを購入しなければなりません。片っ端から買える程の経済的なゆとりがあれば何も問題はないのですがそういうわけにもいきません。ここから先はある程度の情報を得たうえで的を絞って入手したいと思います。 第九に、クラシックに詳しい方、また同じように興味を持っておられる方とこのサイトを通じて情報交換などできたら最高です。
Debussy / The best of debussy(廉価盤)
 1,000円程度で買える廉価盤ではピカイチだったドビュッシ−。比較的時代が新しいためセオリー通りの演奏でも迫力があり叙情的です。またドビュッシーは現代音楽や映画音楽に通じるところもあり、最近のポピュラー音楽のクロスオーヴァーに慣れているリスナーには向いているのかも知れません。逆にバッハやモーツァルトらはアタックやヴェロシティがおそらくは楽譜に忠実に演奏されているのでしょう。スゴイと思う事も多いですが全体的に抑揚がありません。これは楽器の進化の問題ですから廉価版をけなすのは筋違いかと。
 さてドビュッシーですが、クラシック一辺倒で聴いているコアなファンの中にもドビュッシーが一番!と言う人はいるのでしょうか。そう疑問に思うほど形式的にそれ以前の古典音楽とはかけ離れています。ただ現代音楽や映画音楽などの枠組みで捉えると非常に優れた楽曲が多いのではないでしょうか。 アラベスクno.1などは感涙モノですし、音色の増え方、切り替わり方も現在のテクノやエレクトロニカなどに通じるところもあります。西洋芸術史文化史の詳しいいきさつは全く持って知りませんが、とりあえずこの廉価版シリーズ堂々第一位はドビュッシーに決定です!
 

Totoise / TNT
  トータスの音は温かみがあって非常に好きです。このアルバムは音の配列が非常に緻密で、かと言って聴いてて頭の疲れない難しい事言わなげな感覚が気に入ってます。微妙なエレクトロとジャズテイストのブレンド感もたまりません。
音場としてはやはりヘッドフォンが好みですが、音のこもるカーステなどもなかなか良いと思います。特に好きな曲は1,2,9ですかね。音質だけでなく気が付けば美メロ。傑作です!


叙情的かつ感動的なアンサンブルです


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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