Tortoise / Standards
 前作の緻密な音配置から一変、今回のトータスはアナログレコーディングを敢行。オープニングチューンを比べてみても緩やかに浸食していくTNTに対し、図太く遠慮無しに耳に飛び込んでくる今作とではリスナーの評価も大きく分かれるのではないでしょうか。個人的にはどっちも好みなのですが。このアルバムでは太いロック色が強く出ていて攻撃的な面が目立ちます。音場としてはヘッドフォンか大きめのスピーカー、またStandardsのみならずトータスの作品の多くはアナログシンセやベースなど低音部でのメロディラインが光っている上、ダブルベースも多用されているのでイヤーフォンで聴く場合などは重低音を控えめにした方が逆に良いと感じる場合もあります。メロディはTNTと比べ美しいというよりはどこか古めかしい、ちょっととぼけた感じが印象的です

Mice parade / the ture meaneing of boodleybaye
 ディラン・グループのアダム・ピアーズのサイドプロジェクト、マイス・パレードの第一作。ユニット名の”MiceParade”は本人の実名”Adam Pierce”を並べ替えたアナグラムになっています。(アダムは18才でバブルコアレーベルを立ち上げ、ディラングループ以外でも様々なプロジェクトに関わっている。)一切のコンピューターサウンドを排除した生演奏とサンプリングの巧みなミックスでシンプルながら飽きさせない美しいサウンド。シンセやヴィブラフォン、アコギなどを多用し、疾走感溢れる生ドラムンベースからダブ、ロック、パンク、ジャズ、ブルーズ風まで懐の広い音楽性と響きを内包しています。マイス・パレードの作品はどれもこれも傑作ですが、やはりその原点はここにあると言って良いでしょう。原石のまま輝いているといった感じでしょうか。PANの拡散や推移を楽しみたい時はヘッドフォンで、全体的な流れを重視したい時はスピーカーで
聴いています。
Caural / Stars on my ceiling
 コーラルとはザック・マストーンなる青年のソロユニットだそうで。ジャケのアートワークが気になって何げなく借りて聴いてみたのですがいかにも一人で宅録したって感じ(良い意味でね)のサンプリングコラージュです。一昔前のビジー・シグナルズの様なネオアコ調・ヒップグルーヴをベースに他ジャンルのおいしいトコてんこ盛りみたいな作りになっています。とは言ってもローファイというわけではなくエレクトロニカっぽいのも入っててむしろ音質はクリアで良いです。ごちゃ混ぜになった素材を、節奏の無さではなく新鮮味として感じさせるのはこのフィデリティの高さによるものでしょう。とは言え他の似たようなサンプリングコラージュと完全に一線を画しているわけでもなく最近の主流からはむしろ外れつつある音楽であるとも思います。

Mouse on mars / Autoditacker
 テクノの本場ドイツの2人ユニット。マウスオンマーズは最近のよりもむしろこの辺のアルバムが好みです。何しろ音が面白い。単純なメロディの作りもユル〜いチープな音色を組み合わせて刺激的にアレンジされています。ただリズム部は凝っているといえば凝っているのですがそれでもブレイクビーツが好きな人には物足りないかも知れません。ステレオラブのプロデュースやオヴァルとのユニット、ミクロストリアなど外部での活動も華やかですね、MOMは。特徴的なのはBPMの速い曲(一曲目など)でも全ての音色がなめらかに進行していくので、そのスピードをさほど感じさせない点でありキックも太いのでダンスナンバーとしてはうってつけの楽曲が多く収録されています。音場は圧倒的にヘッドフォンが好みです。低音をひずむギリギリまで上げてドスドスピヨピヨ鳴ってるのがなかなか気持ちよいです。スピ−カーの真ん前に陣取って音全体を体で浴びるのも良いでしょう(笑)。


文字通りダンサブルなサウンドです

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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