第9回 私の2000年3月31日

 さて、先ほど、ミュージックステーションにおけるSPEED最終ステージをテレビ観戦しました。 番組内容については、多くを語る必要はないですわな。奇しくも時を同じくして学生生活を終え、 社会人を迎えるにあたって27〜31日まで新入社員研修などに行っていて帰宅が午後7時過ぎという状況から、私自身 はスタジオには行けませんでしたが、行けた人には最高の想い出になった事でしょう。
 久々更新の今回は文章としてのポテンシャルを一切省みない俺のSPEEDへのサンキュー・コラム という訳わからない事、この上ないコンセプトとなっているため、お見苦しい箇所、不明瞭な表現などが 非常に多くなるであろう事をこの場でお断りしておきます。
 肝心の今日ですが、俺は先にも述べた通り、4泊5日の研修の最終日ということで国道4号沿いの 某所にて社会人へのファースト・ステップをこなしておりました。この国道4号線というのは 去年の9月22日はユートピアへ続いていた想い出の一般国道なんですわ。今井ちゃんお誕生日ライヴ に参戦すべく、ここを13時間掛けて盛岡まで出向いた記憶がリアルに蘇って、毎晩この道を眺めて いる時間がありました。

 大学4年にしてスピファンを始めて、解散まで約一年。本当に、心底、呆れるほど速く過ぎていく時間 だったわけですが、すっげー濃厚で素晴らしい時間でした。生まれて初めての体験ですね、一年が こんなに速く感じられたのは。

 それにしても、ついにこの日が来てしまいましたね。思えばファーストアルバムのタイトルチューン 「Starting Over」とう〜こちゃんの美貌に魅せられてファンを始めてから一年と少々の 時間が経過した今日この頃、その1年間というヤツは非常に有意義な時間だったな、と改めて感じる わけです。近年、稀に見るキラメキと行動力がありましたからね。

 衝撃ではあったが、悪夢ではないあの日からおよそ半年、並行したソロ活動などがクッションになって か、思ったより全然冷静に今日を迎える事が出来まして、リアルタイムであるSPEEDに関して 自分なりに完全燃焼できたかな、と感じております。

 また、解散を目の当たりにして、「ライヴに行きたくても行けない。」という喪失感こそありますが 基本的にモチベーションは低下していないんですよね。アルバム主体に一通り、聴き直しても 高揚する気持ちはあの頃のままなんです。いかに優れたアートだったか、痛感です。 この素晴らしい活動内容がバックボーンとして存在するからこそ、SPEEDが美しく、可愛く、 カッコ良く見え、また世代、性別を超えたのでしょう。いい事ばかりでした、SPEEDファンを やっていて。

 まぁ、気持ち良く3月31日を迎えて、そして終える事ができて良かったです。解散が決まってから あえて、本格始動した当サイトですが今後のベクトルとしては楽曲を自分なりに掘り下げていってみよう かな、と考えています。俺が今年から社会人になるので頻繁に更新できないんですが、 SPEEDに対するモチベーションを保つため、自己満足のため、個人的な楽しみのために、あくまで マイペースで続けていくつもりなので末永く見守ってください。

君達のおかげで俺の大学生活が
キセノンヘッドライトのように輝いたよ!!
 

第8回 SPEEDライヴビデオを見て・・。

 さて、先日リリースとなった栄光のファイナルライヴのビデオですが、3月1日の夕方にウットリ気分 で愛用のCD屋さんに行ったら、店長のオバチャンが爽やかに「売り切れちゃったのよ。」とおっしゃって いて、結局3日にゲットしました。ウフフ。

 福岡の映像かなと思って見てみると爽やかに東京、二日目なんですね。ヤバイ!あの日の記憶が鮮明に蘇ります。不調なビデオデッキにムチを打っての拝見でしたがウットリ でした。ライヴの内容はもとより、SPEEDの存在までも考えされられる絶妙なシロモノですわ。 とにかく、あの日の俺自信が抱いていた名残惜しさとかも完膚なきまでに再現。  額にキラメく汗と、充実感溢れる息切れが好感触。

 なんか本当にクールで、そしてアツいビデオでして、SPEEDっつうのは本当にアイデンティティ に溢れる存在だったんだな、としみじみと考えておりました。ライヴの記録映像っていう領域を越えてる わ、こりゃ。なんかね、最近のSPEED名義で出す作品は本当に濃密で、楽しめて、そして重たいですわ。

 余談ですがMCのカットが香ばしかったですね。当日のMCにおいて今井ちゃんが「今日は寒いね。」 っていうもんだから、俺が 月に向かってフォントサイズ680で「アツいーーーーーーー!!」って叫んだら「アツイって。 SPEED、アツいってか。」というキャッ!絵理ちゃんと会話しちゃった。 というシーンがカットされているのが心残りです。っつうか、当日にアレだけ飛んでいた 爽やかな声援が集音されてないあたりに制作サイドのプロっぷりが垣間見えます。  まぁ、ノーガキをダラダラ書いても仕方ないと思います。

見れば分かる。
そんなウットリなビデオでした。4935円かぁ。安い!!安いなァ。お金、なくなっちゃったよ。

第7回 SPEEDからソロへ・・・。A

 4月以降、語学留学をする仁絵ちゃんが今回のテーマです。さて、語学留学とのことですが 彼女は推定、数ヶ月に及ぶであろうアメリカでの生活において語学に留まらず、非常に多くの文化をも 学び取ってくるんでしょうね。
 こういった言い方に万人がうなずくとは思えませんが、俺的には仁絵ちゃんってのは、「かわいい」 というより「格好イイ」なんですよ。SPEEDが匂わせる何処と無く舶来っぽい「カッコ良さ」っていうのは仁絵ちゃんに 依存していた面が大きいと感じるわけです。
 帰国後は「歌、ダンス、イラストに頑張る。」とご本人が言っていますのでアメリカンテイストを 織り交ぜつつ、独自のセンスがキラッと輝くアーティストになるんでしょう。日本の音楽シーンは まだまだ「ダンス+歌」というスタイルの土壌に発展の余地が多々、あると俺は思うんだけど 既存のアーティストでその発展に噛める人の一人が仁絵ちゃんなのでは、と感じずにはいられませんな。
 ただ、夏のライヴにおけるソロを見る限りあのように激しいダンスをしながら歌を唄うっていうのは 一人では難しいと思われますので、今度はSPEED以上にダンスに振った小人数ユニットを新造して そこでダンス&ヴォーカルをやる、というのは反則?? 「何の為に解散したんじゃ!」というブーイングがプラズマのように走りそうですが、 「仁絵ちゃんの歌とダンス」を両立させる為には「有り」なのではないでしょうか?無論、 彼女自身の個性を重視する為ユニットのメンツのセレクトも仁絵ちゃんに一任してさ。メンツに ブラックの人とかがいて、その人とサックスとかでセッションする仁絵ちゃんってメッチャ、ハマりそうじゃないっすか? ラップ、ダンス、「R&B」などのテイストを匂わせつつオリジナリティある曲をやるの。 そして、そのユニットがSPEEDみたいに人気者になれば、それはそれで最高かな、と思うわけです。 まぁ、そのユニットの土台を仁絵ちゃんが作らなければ解散した意味は毛頭、無いわけですがね。
 なんにせよ、あのクールなキャラクターを活かした方向性での活動を期待しようじゃありませんか。 ちなみに俺、ニッポン染みた仁絵ちゃんは見たくないです。

第6回 HMV小冊子にウットリ?いや、グッタリ。

 全国に散らばるCDチェーンストア「HMV」で無料配布されている小冊子でSPEEDが 見開きでブチ抜きとの事なので遂に入手してウットリ 気分で読もうとしたんですが、何とも歯がゆいモノでしたぜ。HPのベクトル上、あまり他人の 書いた文章にイチャモンつけるのも大好きなんであえて 書かせてください。なお、以下から小冊子に掲載された文を部分的に抜粋するので著作権等に 触れる場合はメールか掲示板にてご連絡下さい。『←このタイプの括弧が抜粋部分です。


 『「Starting Over」から2年7ヶ月後、リリースされる3枚目のオリジナルアルバム 「Carry On my way」。このアルバムには、「Long Way Home」を始めとする ミディアム・バラードに秀作が多く、そこには文字通りの成長がうかがえる。しかし、最後は過剰なほど アップ・テンポ&アッパーな「Don’t be afraid」。ぼくはこの曲が「Body&Soul」 とループしているような気がしてならない。
 これは既に指摘されていることだが、「STEADY」の大ヒット以降、SPEEDのシングルは ミディアム・バラードに傾斜していく事が多かった。アップ・テンポのナンバーよりもバラード系の 楽曲をシングルにした方が確実にセールスが上がる。その法則性が明らかになってくにつれ、 彼女たちのダンス・パートのパフォーマンスは、メディアの中においてはいきおい減って行くこととなった。 4人のソロ活動時にダンスのファクターを前面に押し出したのは仁絵だけで、彼女の「INORI」 にしろミディアム・ナンバーだったことは、あまりにも多くの事を象徴している。
 メディアとメジャーというワク組みは、SPEEDからダンスを奪っていった。「Breakin’  out to the morning」のアップ・テンポのハジけ方も、今聴くとなんだかせつなさ すら感じる。だから、なおさら「Carry On my way」では、久々の全力疾走の ビート・ナンバー「Don’t be afraid」がやたら輝いているのだ。この楽曲はまだナマで 歌われるところを観たわけではないけど、聴いているだけで「Body&Soul」のPVの絶妙な カット割りで展開される、4人の切れのいいダンスを思い出した。あの時、SPEEDのシャープな ダンスに宿っていたエッジを4人は「Don’t be afraid」で今一度再現しようとしている。 この最終曲の意味は本当に大きいのだ。
 そういうわけで、ぼくとしては出来れば最後に「Body&Soul 2000」的なナンバーを シングル曲として製作して欲しいと思う。最初と最後にそんなループが出来てこそSPEEDがSPEED として完結すると思うのだ。考えてみれば、全員まだ十代!人生をじっくり歌い上げる時間は これからいくらでもある。今は、もう一度あの世界新記録達成の瞬間みたいな鮮やかなダンスを。』


 と書かれておりました。恐らく、筆者が「Don’t be afraid」と表記している 曲は「Confusion」の事だと思われますが、その事について深く言及する気は無かったはず なんです。でもな、ちゃんと14曲全部聴いてね、プロとして。 一夜漬けで聴いて、書いて、といったオーラがプンプンに匂ってきますよ。このアルバムは 一夜漬けでの攻略は不可能なのにさ。
 まぁ、それはさておきソロの話まで引っ張り出して「ダンスが御留守」的な発言が妙に強調されているんですが、彼が何を見て そう言っているのかが結構、気になりますね。確かにボディソのダンスは見た目の鮮烈さがあるわけですが 、それは単純に運動量的なものであって、晩年のSPEEDに関しては如実にそのスタイルが変化している という事実を否定する気はないんだけど「Precious Time」とかの優雅なダンスとかは 見た事無いんですかね?とにかく昨今のSPEEDのダンスは非常に優雅な動的魅力を引き出した ベクトルに向いているんだと俺は考えているんだけどなぁ。ハデな動きの減少=スキルの低下 みたいな考え方はしてほしくないんですよ、ファンとして。 SPEEDはそんな薄っぺらじゃないんだゾ!珍しく良い事言ってない?>俺。
 「Breakin’〜」に関してはその優雅さ+初期の香りがあって、と個人的にはハッピーになれる 曲だと・・・。まぁ、この曲がバリバリにエアされていた時には「解散」が決まっていたわけで、 SPEEDの心中を察すると、俺も切なくなるんだけどね。でもこれは彼が感じている切なさとは 全然違う種のモノだと思います。
 あと、「INORI」についてですが、客観的にみてこの曲はアップとミディアムの境目に存在 すると考えてるんですが、あたかも「スロー寄りのミディアム」のように書かれていて ちょっと違うんじゃないの?なんて思っちゃう俺ってひねくれ者なんでしょうか。でも別に あら探しをしているつもりは無いんです。でもファンだからこそ見える事が若干、疎かになってるなと 思わずにはいられないんですな。
 随所で素晴らしい事も言ってますし、文章作成能力は非常に高いんですが あんま、SPEEDを分かってない。 といった感が否めませんでした。でもさ、コラムのネタ、ありがとう! 足向けて寝れないな、コリャ。

第5回 俺的な解散の衝撃度

 盛岡公演で完膚なきまでにブッ壊された余韻も覚めやらぬ 10月5日。俺は奇しくもSPEEDメイトにしてバイト仲間の同志、LHさんと労働を控え バイト先の休憩室でウットリしていました。そんな至福のウットリモードを一転させる衝撃のニュース をほぼリアルタイムで社員のブラッキー氏から聞かされたのよ。 「SPEED解散。」
 実際、最初は嘘だと思ったね。いずれはそういう時が来ると、考える事があっても こんなに急だと心の準備ってヤツが全然、出来てないじゃない。その日は夏の記憶が走馬灯の様に 何回も脳裏を過ぎってなかなか寝付けなかったもんです。
 こういう事態になるとオンラインで事務所をバッシングしたり、自分の推測論を当然の出来事の様に 語る超COOLな方達も台頭していて非常に混沌としていましたね。カッコ良過ぎ。まぁ、気持ちは分かりますが ・・・。
 SPEEDが解散してしまうという事実と対峙しつつも、非常に不謹慎な話かもしれませんが 自分のライフワークのう〜こちゃんの今後の動向が業界残留といった方向に向いていたので、衝撃の 中にも一筋の光ライクな何かを見出していました。恐らく絵理ちゃんファンも然りだと思います。 仁絵姉さんも留学後にクリエイティヴな仕事をしつつ、恐らく芸能界に従事する様子だったので 何とか、衝撃の中にも安心を感じたのではないでしょうか。実際の所は知りませんが、少なくとも 俺はそうでした。
 問題はシマブクラーです。一年間、休養とか沖縄に帰っちゃう とかネガティヴな話題が取り巻き、高橋君ネタでもハートブレイクで本人に負けず劣らずヘコんでた のではないでしょうか。そんな忌まわしい記憶を打破するかのようにウットリなアイテム、 「ティセラ ダンスダンスダンス」のCM出演と、それに伴うウットリな 「Bright Daylight」リリース決定。ネタ的にもウットリなのに、あの衣装・・・・ ウットリ。
 このCDが2月に発売ですが「SPEED島袋寛子」の置き土産的な物にならず、hiroの新たなるステップに なるんでしょうな、時期的にみて。つまりは島袋さんも4月以降、茶の間を爆破するんでしょう。 知人のLHさんは寛子ちゃんと運命共同体モードなんですが、「ティセラ」の話を聞いた時は 解き放たれた矢の様に喜んでいました。4人ともやりたい事が出来て良かったね。
 それにしても、あのCMのスチール、 ツボなウエハラーは俺だけですか?っていうか「事だぜ、コレ。」とか言いながらウットリしてたのは 俺だけですか?
 まぁ、何が言いたいかというと、「俺はとっくに解散の衝撃から立ち直ってるよ、お母さん。 変電所に火を放ったりはしないよ。」 そんな所です。  

第4回 ファンから分析するSPEEDの魅力

 地球に推定数億人は下らないだろうSPEEDファン。SPEEDの世界に引き込まれた裏方には 各自、それはそれは濃ゆいドラマがあるんでしょうな。  さて、先日、酒宴の場で末期症状の同志とSPEED絡みの議論を交わした時、アプローチの違いを 痛感したりで結構、面白かったんですよ。  御互いにWebサイトによりSPEEDへの思いを表へ出しているという共通点がありまして そこから白熱したトークが生まれたわけですが、このHPはご覧の通り、音に関しては個人的な こだわりにより読む気も起きない程に俺の思う事をジャーナリスティックに、ライヴレポは臨場感あふれる壊れを 若干、面白おかしく表現してあるサイトなんです。対して同志のサイトは「だって、かわいいんだもん。」 という一言で集約された「絵理ちゃんにヤラれた帰り道」ライクな一品。双方にSPEEDの愛し方 にコダワリがあるんですね。コダワリとコダワリの衝突・・・。
う〜ん、不毛。
 っていうか実際問題、不毛で当然です。よく巷で「SPEEDはアイドルかアーティストか」という 議論が繰り広げられるわけですが、その結論が未だに中立的である現実などを考えると歌、ダンスの パフォーマンスでSPEEDに興味を持った人でも、ヴィジュアルに惹かれている人が大半でしょうし 、その逆もまた真なんですな。歌が上手ながら「あれでもうちょい可愛ければな・・。」といわれた アーティストは歴史上、多数いたと思いますし「あれでもう少し歌が上手ければな・・。」と言われた アイドルも多数、いたはずです。そんな贅沢な悩みの一つの解答がSPEEDなんですな。だから SPEEDの何処が好きか、またそれをどう表現するかなんて個人の勝手でしょ。ファンによって多種多様の 愛し方があるのがSPEEDなんですが、どんなタイプのファンでも恐らく多くの人の行き付く結論は
SPEED最高!!
といったところでしょう。ソレでいいんじゃないの?

第3回 SPEEDからソロへ・・@

 さてさて、今井さんです、今回のテーマ。年明け早々、エリクラ続行説が有力視されて止まない訳ですが 、それイイですね。なんていうんですか、ウエハラーを生業としている俺が絵理ちゃん絵理ちゃん 言ってるのも「どうだろう。」と思う方がいるとは思いますが許してちょんまげ。
 完全ソロになってもSPEED時代に歌ってたソロ曲を聴けるのかと思うと、悪い意味で過去を 振り返らずしてSPEEDとソロシンガー「今井絵理子」の絆というか繋がりみたいなものを感じる事が出来る じゃない。しかも今後もライヴ会場などで「♪遠い砂丘で〜」 「エリコ〜」が出来るのかと思うとうれしくて うれしくて・・。「♪水を求めて〜」「エリコ〜!!」 もクランチとユニットにならなければ今後、聴けないと思いますしね。
 はい、以下試験に出します。SPEEDは4人のベクトルが絶妙なマッチングを見せていたユニット ですが、その中で俺的に「壊れ系」の要素が一番強いのが絵理ちゃんなんです。それはそれは絶妙な ライヴテクで一般民衆をぶっ壊している様が各地で報告されていますからね。俺も例外無くブッ壊され てましたから・・。
 そんな絵理ちゃん、恐らく一番初めに単独でライヴをやるんじゃないの?という無根拠な予想が 俺の心の片隅にあるんですな。2000年中にシングル二枚、そして21世紀になって夏までにもう一枚 出してくれれば夏にアルバムが出て、そいつを引っさげて・・・・。ウフフ。そのころは俺も爽やかに サラリーマンなんぞをやっているわけですが、是が非でも行ったる。 18歳の誕生日あたりに壊されたいの。
 あのノリが帰ってくる、ああ嬉しい。嗚呼、小悪魔印象派。

第2回 「Long Way Home」だいっ!!

 衝撃の解散発表から一ヶ月、前作「Break’in out to the morning」 から実に約半年振りにリリースとなった最終シングル。メタリックな感じのジャケットが若干、寂しげ な印象。あら、トイズったら、初回限定のポスターに金掛けすぎちゃったわね、といった感も否めない シンプルなそのCDは俺的には非常に高い完成度を感じさせるに充分なものでした。
 トラック1の「Long Way Home」に関しては 伊秩氏にしてみれば、最後に来て、親のリーチの一発目に無筋の赤ウーピンをぶった切るかのような ギャンブルだったに違いないでしょうな。事前リサーチでリズム&ブルース、すなわちR&Bの テイストを取り込んでいる、と聞いていた影響か、最初に聴いた時は確かにその様な印象を受けたの ですが、聴く回数をこなすうちに徐々にその手のイメージは小さくなってきましたでありんす。比較的、多くの人が そういう印象を持ったのではないでしょうか、いや持ったに違いない。
 はい、以下、アンダーライン。試験に出します。伊秩氏がこの後に及んで二番煎じの楽曲を書くと思いますか? 彼のプロデューサーとしてのスキルから考察するにベタなR&BをSPEEDに提供するはずは 無かったのです。
 R&Bの味わいがあるという事実を頑なに否定する気は毛頭ありませんが、プラスαが確実に 散りばめられていますな。サビ付近は非常にオリジナリティがありますし。SPEEDの スローな楽曲に見る事ができるスルメイカライクな時間差攻撃はこれにも健在で何回聞いても「飽き」 は来ないです。それどころかスルメイカの真骨頂とでもいいましょうか、聴く回数を重ねるほど 感じる物があるんですよ。特に2番の歌詞。これは解散が具体的に決定されてから書かれたそう なんですが、「解散」の衝撃から落ち着ききれないことによる一時的な衝動なのかも知れませんが、 重いです。重すぎます。この一時的な衝動から俺が解き放たれたときにまた感じる「何か」 があるんでしょうな、きっと。
 とにかく、「SPEEDらしさ」の領域を最終作にして、また広げているといっても過言ではない 名曲です。
 トラック2は一転、癒し系。若干、寂しげなサウンドなのは、やはりこれまた解散を意識したから なんでしょうかね。
 問題は次なんですよ。トラック3の「Confusion」。これは俺的にヒットでした。 ベンチャーズライクなエレキギターにビビビと歯医者さんと結婚したくなるインスピレーションを 感じつつサクサク拝聴してたんですが、SPEED創世紀の「あの頃」の匂いが香ってきますね。 実際、初めて聴いた当時に「これ、ドームのオープニングでも辞さないよ。」とかいう日本語になってない 言語を発してたんですが、まさか本当にそうなるとは。
 しかしながら、友人の話によるとこれがドームツアーのオープニングになったことが気に食わない 輩がいるそうなんですよ。その理由が「なんで、こんなマイナー曲が・・・。」っていう感じらしい んですけどね。俺的持論としてSPEEDのカップリングはA面級のクォリティがある、というのが あるんですよ。っていうか、そういう人達は一体、SPEEDの歌を魂を込めて聴いたりはしないんですか ね?そういう奴は、多分にして「Breaki’n〜」がオープニングでも「夏と一緒じゃん!」とか ってほざくんでしょうな。そんなトホホな奴が、もしや俺よりも良席で見ているのかもと思うと 、クソして寝てろなどとも思ってしまうのも、いたって不可抗力な今日この頃です。
 話は飛びましたが、なんにせよ俺的には、大幅にツボだったわけですな、「Confusion」。
これ、シングルカット可かなと・・。まぁ、3曲とも非常にクオリティ高いっす。シングルにして SPEEDの魅力がギュッと濃縮されている絶妙なアイテムでした。まぁ、この3曲からすると やはりA面は「LWH」なんでしょうがね。

第1回 「Carry On My Way」について

 さて、ミレニアムを迎えるに当たって鮮やかにリリースされたSPEEDのラストアルバムが この作品なんですが、ファーストインプレッションはいかがでしょうか。初回版の箱が開けにくい、 ブツを取り出したところに美う〜こちゃんがいる、他に特典はねぇのか、などなどいろいろと あると思います。
 購入後、即座にプレーヤーに叩き込み(注 割らないようにナ!)タイトルチューンから始まる 一連の楽曲を聴いてみたんですが、俺的な第一印象は「重い」でした。無論にしてCD一枚で650MBあるから 「重い」のではないです。何も迷いなく拝聴できた従来のアルバムとは一線を画しているベクトル でして、良くも悪くも解散を意識した作品になってますな。
 これ以前のSPEEDの楽曲というのは比較的、生活感、現実感に富んだものが多かったんですが 今回は非常に抽象的で幻想的な作品が多いですよね。これは推測によると、計算されたテクニックであり、 例えば、「夜が明けてく公園」という現実寄りのフレーズで生み出される聞き手側のイメージというのは 根本的には一定になってしまって、世界観の広がりというものをスポイルしがちであるのに対して 、やや現実感を不透明にした作品は聞き手によって様々な印象を抱かせてくれるんですねぇ。 そう、ちょうど栄光の名曲「ALIVE」や、俺的マイルストーン「Starting  Over」みたいな感じに。つまり、聞き手となる側への依存度を高めたと俺は感じるわけなのよ。 素晴らしいな、SPEED Powered By 伊秩。
 そして俺的な特筆点はまだありまして、比較的、方向性が似通ったファースト及びセカンドの アルバムに比べて、こんなにもサウンドが異なっているにもかかわらず、今回のアルバム を従来からの「流れ」で聴けるんですよ。前作からのスパンがおよそ一年半あり、その間に人として、アーティスト として成長した彼女達の生き様の流れとでもいいましょうか。そんなものがひしひしと感じられます。 逆にいえば、一見さんみたいなファンに対してやや排他的な作品のようにも感じますが、それはずっと見守って いたファンを大事にしているという事ではないでしょうか。一枚のアルバムと見ても非常に秀逸な 作品ながら、時の流れまで感じさせる、つまりは進化までを見出せるところも、いいですね。 ラストアルバムゆえに「答え」でもあり、「One of them」 でもあるといったところだな。
 そして当時、未発表ながら夏のツアーで組み込まれていて議論を呼んだ「Don’t  be afraid」のアレンジですが、随所で他の13個の楽曲とは音の距離感が違うと私は感じます 。そう、ちょうどライヴにおける臨場感、立体感のようなフィ―ルとでもいいましょうか、そんなものを 感じずにはいられません。夏のライヴで唐突に演奏された未発表曲なので、それに参加した人の 心に強い印象を与えた曲がライヴチックなアレンジ。アルバム無しで行なわれた今年の夏のツアー との繋がりまでもが考えられているとともに、その夏の記憶をフラッシュバックさせる絶妙なアレンジ です。水島パパがここまで意図したかどうかは知りませんが、俺はそう感じました。
 ただ、このアルバムを引っさげてライヴを行なうSPEEDの姿が想像できない点が俺としては 多少、寂しいんですよ。これが唯一のネガ。
 無数に挙げられる今回の作品の深さ。今の時点で数回聴いただけで素晴らしさの全ては理解できない でしょうね。聴く前は「コレを聴くと全てが終わっちゃいそうだな。」とか思っていて聴くのが怖かった んですが、ずっと楽しめるぞ、コリャ。 頑張ってCDすり減らしてください。まだまだ世界が広がりますよ。なんか、真面目な 文章になってしまいました。ご意見、ご感想、郵便爆弾はBBSかメールにてどうぞ。
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