MORIOKA 22TH Nov 1999

こわれま専科?こわれ増す。

 その衝動は8月20日の横浜公演の帰路に俺を苛んだ。火に油を注いだように、津波のように その野望は容赦無く俺を襲った。その欲望を満たす術はたった一つしか無かった。
盛岡、行っちゃおっと
 通常モードのライヴにおいてでさえ、う〜こちゃんファンと自称する俺の心を侵略する今世紀最強の 小悪魔キャラ、今井絵理子ちゃんが誕生日に見せるパフォーマンスを見ずして2000年が迎えられるかい? 2000年問題以前に、盛岡に行かない俺が問題だろ、実際。
 というわけで急遽、22日公演をターゲットに絞ってチケット捜査網を張り、オンラインで香ばしい物件を検索。一件目、メールを 送るもレス無しでボツ。そして運命の二件目、居ました。爽やかに良心的な価格でブツを譲ってくれる というナイスガイが!というわけで後日、接触して無事に取引完了。
 そのブツが、諦めかけた矢先のカンチャン、ウーピン待ちをハイテイに赤でツモったかのような
難攻不落の7列目
などと明記してある、当初の予定を大幅に上回る香ばしさ。この時ばっかりは、さすが俺!とか 言ってましたからね。しかも事前リサーチによると、比較的に小さい会場との事なので数日前から やや口元がほころぶのも至極当然なわけです。 ややスキップなんてしてましたからね。あ、そういえば ややボディソ、踊ってたりもしました。
 というわけで今回の相方はSPEEDといえばこの人、という立場を俺の中で不動にしたLHさん。 彼的にも、負け込んだ日の最終レースで万馬券を取ったかのようなノリノリっぷり。 決して道路公団の陰謀に嫌気が差した 訳で無く、東北地方を満喫したいという俺のフロンティアスピリッツ による下道ルート案をも受け入れてくれるほどの上機嫌。
 さて、日付が21日から22日へと変わろうとする瞬間に埼玉県から出発となりまして、一路、国道 4号を北上、北上、北上、北上、北上、北上、北上、北上、北上、 いいかげん俺、逆上ってくらいの時間をかけて盛岡市はアイスアリーナに到着しました。 まぁ、距離的には時速534キロで一時間ってところでしょうか、車だと13時間半ばかし掛かってます。 近い、近いなぁ、泣けるほど。

 統計学によるとライヴ前はいつもメシを食べて車内でダラダラと過ごす我々は、今回もご多分に 漏れず、「とんかつ熊さん」で昼食を食べた後、グータラと時間をツブしてました。地方公演において 最強の弱点は時間をツブすのに苦労を強いられるてんでしょうか。市街地から外れているホールだと 娯楽施設が皆無なんすよ。付近にあるのはコンビニ、岩手めんこいテレビ、地平線って感じでした からね。しかも気温が14℃と余りにも爽やかなので車で大人しくしてました、してました筈なんですが 知らぬ間に消えたLHさんがどうやら妙に最前列とか、アリーナ前方のチケットとかをダブつかせている オジさんに翌日分のチケットを交渉に行ってたみたいなんですよ。
 ガックリとうなだれて帰ってくるLHさん。どうやら高かったらしいんですよね。 今日のチケット、幾らだったか知ってる?って思わず聞きたくなるくらいに。お金を車に取りに行く フリして逃げ帰ってきました。「前のほうで見なきゃ。」だぁ?確かに正論なんだが、その値段じゃ
大きなお世話。


 そして開演30分前に遂に入場して運命のアリーナ7列目、13番14番を心拍数を16ビートに しながら向かって、運命のご対面。
キュン
とスターフォースでミサイルを発射したような音が響くのも不可抗力なほどの近さ。 妙に関係者ライクなその距離にピクっと反応せずにはいられない近さ。実家から隣の山田さんの家 よりも近いんじゃないの、といった感も否めない近さ。ムフ。500キロ以上、走って来た甲斐が あるぜ。ブロック的にも前の方は花道を挟んで2個づつになっており、その2個の中間にある 通路沿いの席。しかも両端にあるお立ち台の影響を如実に受けているといっても過言ではない 実質、5列目。天下を獲るって、こういう気持ちかぁ。

 そしていよいよ照明カット、今年のツアーですっかりお馴染みの火柱炸裂から一人ずつ登場。 一発目は

Breakin’ Out To The Morning

なんですが、いきなり俺の視界に入ったのは金髪、ショートカットモードの絵理ちゃんでして これがまたメッチャ可愛いのよね、実際。TLCのステージ衣装を彷彿させるヘソ出しルックとの コンボ技。
キュンキュン

RAKUGAKI

Don’t be afraid

STEADY

 と続きます。そう、今年の夏ツアーでは全国推定一億人のエリラーが真骨頂として認証している 0.5馬身遅れのスポット照明を伴う「そうだよね」も9月22日における盛岡で1900年代最強のキレとコクになって います。不可避です。かわせません。っていうか、かわせた貴方、かわしたかったんですか? 俺はかわそうとは微塵も考えませんでした。

 そして各自ソロ曲をお披露目する時間がやってきました。一発目は全盛期の原 辰徳が7点リード の8回ウラに駄目押しスリーランを打つかのようにエリクラなんですよね。

EVERYDAY,BE WITH YOU

 当社従来比140%の気合をひしひしと感じました。禁じ手のテンガロンハット投げこそ見せなかった ものの、日々の朝練、居残りでの自主練により磨き上げた究極の笑顔、「えぶりでーびーうぃずゆー!!」 の絶叫は日本史の教科書に掲載されても意義は無いものでした。

my first love

 そしてライフワークのう〜こちゃんの出番となります。ここで今井絵理子ちゃんに駆逐される寸前だった ウエハラ〜の血が溶岩のように煮えたぎりました。ニトロを焚いたGT−Rのような瞬発力を見せる 絵理ちゃんに対して非常に安定した「癒し系」でウットリ

INORI

AS TIME GOES BY

 と続きます。このソロの曲は各自の個性、キャラクターが非常によく出ていますな。そしてMC へと突入するわけですが、どうも今日は絵理ちゃんを軸に地球が回っているようです。あなたは 絵理ちゃんが好きですか?僕は大好きです。そんな暗黙のルールが会場内を支配してしまう のも、至って当然な今日は9月22日。
 例によって今井さんの「みんな、元気〜?」というツカミで始まり、「髪を切りました・・・。 ・・あのね、失恋・・・。」「ウソだよ。」とベタながら、我々の驚きを知っての確信犯的犯行。 そして「16歳になりました。」と満面の笑みを伴うお決まりのトークにメロメロ。 生きた心地、しまくりやがってます、俺。

 う〜こちゃんは「すごく体調がいいんです。」という、相変わらず強烈な脈絡の無さのお話。 そんなう〜こちゃんが大好きです。後日、熱を出していましたが計算済みなんでしょうね。 そんなう〜こちゃんが大好きで夜も眠れず、昼に寝ていたら留年しそうになったのも良い想い出です。 よく雑誌などでミステリアスな雰囲気とう〜こちゃんを書いてありますが、書いている人もここまで ミステリアスだとは思っていないでしょうな。 気が向いたら結婚してくださいね。

 続いて仁絵ちゃんは今日はお腹が冷えないようにやや厚着とおっしゃってました。これからも よろしく!と嫌に短いMCに違和感を感じずにいられない初秋の夜でした。神戸でダウンして心配です。 年長なので色々と苦労してるんでしょうな。そんな仁絵姉さんも大好きです。

 島袋さんもピクっと脊髄反射で「仁絵ちゃん、早いよ〜。」と弱りつつもATGBが4位で嬉しそう でした。考えればこの時で既にリリースから一月以上経っているわけですからね。嬉しそうな寛子ちゃん を嬉しそうに眺めるLHさん。幸せそうですね。

 そして次の曲に入る構えを見せる4人。

ALL MY TRUE LOVE

 の「ズォ〜〜」っていうイントロが掛かるや否や、ピタ止まりして間髪入れずハッピーバースデー が流れる、今日は9月22日。
 「恥ずかしい〜〜。今歌い出すところだったよ、あ〜の〜そ〜ら〜をって。」と嬉しそうな絵理ちゃん。
かわいいなったらかわいいな。
 こういう、誕生日ライクな脱線を予想はしてたんですが、実際にそれが行なわれると受身を取る事は 出来ません。先日の前橋公演において二個隣のお兄ちゃんが闇グッズの生写真をまじまじと見ながら 「はぁ〜、こんな娘が彼女だったらなぁ。」と言っていたんですよね。当時、あまりに大それた発言 だったんで、やや嘲笑してたんですが、その発言、 全面的に可と言わざるを得ない、そんな今日は9月22日。
 というわけで、仁絵ちゃん、寛子ちゃん、う〜こちゃん、ダンサーさんからプレゼントを貰います。 寛子ちゃんは「バッグに入れてたからしわくちゃになっちゃった。」 とキャミソール二枚セットでプレゼント。そして、う〜こちゃんは・・・、ご丁寧なラッピングで なかなか封を解けません。ラッピング、自分でやりましたね、 う〜こちゃん一回、う〜こちゃんに返して、お次は仁絵姉さん。 プラダのバッグです。さすがに年長らしくクールにキメますねぇ。俺の洋服とか、選んで欲しいです。 俺が急にイケてる格好しだしたら仁絵ちゃんと買い物に行ったという説、有りです。続いてダンサーさん 達からですが、これが下着なんですよ。今流行らしい「水を入れてセクシーダイナマイツ!」なアイテム らしいんですが、それを身体にあてがう絵理ちゃんにぶっ壊されたファンが「アンコール、それでやって〜!!」 と絶叫したんですね、そうしたら絵理ちゃんが
鼻血出ちゃうよ
とカウンターアタック。実際、鼻から鮮血が飛び散ろうとも痛くも痒くも無い、そんな今日は9月22日。
 ようやく開いたう〜こちゃんのプレゼントも下着セット。無事に身体にあててくれました。っていうか ノストラダムスの大予言によると、恐怖の大王だか悪魔だかが天からやって来るらしかったんですが、実際のところ 小悪魔が振ってきてませんか?いや、マジで。
 まぁ、そんなわけで今度こそ本当に曲に行きます。

ALL MY TRUE LOVE

Precious time

Body&Soul

White Love

Go! Go! HEAVEN

Wake Me Up!

ALIVE

 となっております。夏ツアーの定番メニューですね。ビールとそうめんみたいなもんです。この時点で 、「俺22歳で、絵理ちゃんが16歳ってことは6歳違いであるからして、絵理ちゃんが20歳の時に 俺は26歳なのね。それくらいの年齢差のカップル、ゴマンといるぜ。ってことは俺も可?」 などと誰もが一度は考えるであろう妄想を抱かざるを得ない、そんな今日は9月22日。
 ステージはアンコールへと進みます。どこから来ているのか聞きたがってました。

I remember

ラブリーフレンドシップ

my graduation

 こんな感じですかね。曲順が合っているか自身はありません。壊れてたし。そして運命のアンコール 2回目に突入するんですが、「なんか、今日は帰りたくないね。」とは絵理ちゃんの弁。そして 「なんか、やって欲しい曲、ある?」と観客に言うと「アダムとイブ」〜と「Up to you!」とか 皆さん、思い思いに絶叫。寛子ちゃんが「Happy Togather歌いたいな。」と珍しく 自己主張。どっちにしようか決めあぐねて場内が混沌している時、俺達付近の皆さんが「両方、やって ー!!」とリクエスト。その時です、まさにその時です。
今井絵理子ちゃんを震源とする強い揺れを観測。
「え?!両方?じゃ、両方やっちゃおっか。」 となりまして、ぞっこん。ポッそんな今日は9月22日。

Up to you!

Happy Togather

 こうやって全演奏を終えました。皆さん、ステージ各部をバイバイと巡業してその幕を閉じました。 というわけで今回も無事に「最高じゃん、SPEED!」と喜びに満ち溢れたステージとなりました。 内容的にも、座席的にも最高の俺の個人史に残る夏の最終ライヴとなりましたとさ。

 いやぁ、自称ウエハラーの俺なんですが、今回は「今井絵理子ちゃんに壊されたいな。」という 野望を抱き参加しました。う〜こちゃんを生業に日々、精進しているわけですが この日ばっかりは・・・・、ねぇ。
TOPへ / ライヴインデックスへ




Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!