忘却の罪〜予告編〜


〜名雪 エピローグまで〜



「うん、あ〜まだ朝ご飯の用意できてないよ〜
 祐一より早く起きたのがあんまり嬉しくって忘れてたよ〜
 すぐ用意するね。早く着替えて降りてきてね、祐一」

「ああ、そうするよ」





「こんにちわ、看護婦さん」

「こんにちわ、どうですか?秋子さんの様子は・・・」

「・・・・変化はないわ」





「どうしたんですか婦長さん、もしかして秋子さんに何か?」

「ちょっと、あゆちゃんって子の様態が悪くなったの」

「あ・・・ゆ・・・?」




何を考えていいのかわからなかった。
秋子さんの回復・・・それを願っていたはずだ。
だが、あゆの件で祐一は、自分が幸せの中にいる事が許せないような気がしていた。
また何も聞こえなくなる。時計が無くなったこの部屋は、余りにも静かだった。





「どうして舞がこんな所に寝ているんですか・・・・・」



「どうしてこんな事になったのでしょう。 原因は不明だってお医者様は言います
 両手、両足、そして、心臓・・・・内側から腐ってきているなんて
 祐一さん・・・・舞に何があったのでしょうか」







「やっぱり、奇跡なんて起こらないわね・・・
 関係無いか・・・私に、妹なんていないんだから・・・・・・・・」





秋子さんの事故・・・・・

すべてを拒絶する名雪・・・・

祐一の告白に心を開く名雪・・・・

そしてエピローグへ・・・・・



だが、秋子さんの奇跡的な復帰の裏側には

もう一つの物語があった

崩れ行く日常は、元には戻らない

今、本当のエンディングへ・・・・・



KANON SS 忘却の罪






どうもリョウです。
予告編大すき!!!
なぜか予告編が書きたくなるですよね〜
短くても怒られないからかな?
この予告編をあちらこちらにばらまいちゃいましょう。
ってな訳で各管理人の皆様、よろしくお願いします。

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