機動戦士ガンダム外伝−レジェンド・オブ・カノン−























 大変な事になりました。
 寝耳に水とはまさにこの事でしょうか。
 なんと、あの久瀬中将がいきなり独立を宣言したんです。
 そのおかげで、皆さん浮き足立っています。
 一体、これからどうなるんでしょうか………

 

美坂栞の日記より




















第13話「宇宙へ(前編)」




















 <ジャブロー基地・グラン執務室>

 グランベルク・シューマッハ大佐の執務室に、久しぶりに第06小隊の面々が顔を揃えていた。
 だがそこにはいつものお茶らけた雰囲気は微塵も感じられず、全員が緊張した面持ちをしていた。

 「君達も知っているだろうが、火星の久瀬中将が先程、独立を宣言したという報告が入った。これは明らかに我が軍に対する裏切り行為である」
 「独立、ですか?」

 祐一が信じられないといった表情を見せる。
 声には出さないが、他のメンバーも気持ちは同じであった。

 「そうだ。まだ詳しい情報は入ってきていないが、おそらくは今の連邦を快く思っていない者達によって構成されているだろう。最近、火星の方に人員や物資が流れていっているからな」
 
 グランは少しだけ顔を顰めた。
 最近の連邦軍の腐敗は、グランにとっても頭を痛めていたことなのだろう。それだけに久瀬の謀反、と言う事実にはやりきれない思いが渦巻いていた。

 「今は奴らが何を考えているのか皆目見当がつかん。ただ、必ず何らかの動きを見せてくるはずだ」
 「それで、どうするつもりなんですか?」
 「現時刻をもって第06小隊は解体。君達はすぐさま特設独立部隊として、配属される事になった」

 突然の事で全員、驚きを隠せない。
 珍しく舞も目を丸くしている。

 「それって、もしかして宇宙へ上がるって事ですか?」

 名雪が恐る恐るグランに尋ねる。やはり、一度も足を踏み入れていない宇宙空間へ行く事には、少し戸惑いがあるのだろう。
 ちなみに、この中で宇宙へ上がった事のあるのは、祐一とグランの二人だけであった。
 他の者達は地球から離れた事は無かった。

 「急なことで悪いと思っている。ついでにと言ってはなんだが………私の独断で戦時特進を君達に通告しておく」

 グランは手元にある書類をめくりながら立ち上がる。
 そして、祐一達の前に近づいてきた。

 「………相沢祐一、君を大尉。そして倉田佐祐理を中尉として、それぞれ1階級特進とする。部隊の中心として頑張って欲しい」
 「了解しました。………それで、自分達のこれからの予定は………」

 めまぐるしく周りの状況が変わっていくために、妙な緊張感が生まれてきているが、元来、楽天的な性格をした祐一には、まかせても大丈夫なぐらいの余裕が伺える。

 「水瀬中将が既に用意を整えているはずだ。すぐに荷物をまとめてくれ、3時間後に出発だ。今回は私も同行させてもらう」
 「出発って………一体何処なんですか?」

 秋子が用意を整えている、と言うのは恐らく宇宙へ上がるための用意であろう。その事は祐一にも判断できた。
 グランは申し訳無さそうに、頭を掻く。
 嫌な予感がしていた。

 「………北極だ」
 「北極………」
 
 うんざりした顔になる。
 どうも祐一は未だに寒さになれていないようだ。まあ、暑さ寒さに慣れというものが本当にあるのかどうか、疑問に残るところはあるが。
 
 「とりあえずこの場は解散する。早速各員、自分達の荷物をまとめてくれ」
 「「「「「了解!」」」」」

 祐一達五人はグランに敬礼し、外に出るや否や、先程の発表が余程驚いたのだろうか。皆、緊張感のある顔立ちに変化していた。

 「なんか大変な事になってきたね………」
 「そうですねえ………」

 名雪の呟きに、心ここに在らずといった感じの佐祐理が答える。
 二人とも、いや、ここにいる全員があまりの展開に、少しばかり呆けていた。
 
 「………」

 客観的に見ればかなりおかしな光景だっただろう。
 五人もの人間が一斉に難しい顔をしながら歩いているのだから。
 案の定、何事かと思い、振りかえってしまう者が何人も居た。

 「………まあ、起こってしまった事はしょうがない。これも歴史の流れだからな………止める事は出来ないよ。俺達はただ、全力を尽くそうぜ」

 決心したように顔を上げた祐一が、全員にそう語る。
 名雪、栞、舞、佐祐理は真剣な顔で聞いていた。
 ここでやっと分かる。
 全員不安だったのだ。
 それも尤もな話しだった。名雪達は宇宙に上がった事はない。その事実は予想を遥かに越える不安を生んでいたのだろう。
 だが、祐一はこの中で唯一、宇宙へ行った事のある人物だ。その祐一からにじみ出る経験と言うものを感じとっていたのだ。
 それは少なくとも、彼女らを安心させるのに充分であった。
 
 「それに、だ………俺がみんなを守ってみせる。どんな事があっても絶対守ってみせるから、安心してくれ………」
 
 言ってから急に恥ずかしくなる。
 照れくさそうに頬を掻きながら名雪達の方を見てみると、全員目を潤ませていた。

 「「「「祐一(さん)〜!!!」」」」
 「どわっ!」

 周りの目を気にせず祐一に抱き着いてくる。
 思い返してみれば、プロポーズの言葉としてもおかしくないような内容だったな、と後悔する祐一であったが、もう後の祭である。
 四人もの人間に抱き着かれている為に、身動き取れないばかりか、そのまま倒れこんでしまった。

 「祐一、嬉しいよ〜」
 「祐一さん、守ってくださいね………」
 「祐一………ありがとう………」
 「佐祐理は祐一さんの為なら………」

 周りが全然見えていないらしく、大胆な言葉を連発する戦女神達。
 かなり暴走している。

 「ちょ、ちょっと落ち着けって! たすけて〜!!」

 叫び声をあげる祐一。
 まさに自業自得であった。






































 <ジャブロー基地・地下監獄>

 


  

ガシャンッ!!!!





 重い鉄の扉が閉められる。途端に部屋の中を漆黒が広がって行った。

 「しばらくそこに入ってろ!!」

 看守は美汐を突き飛ばすように反省房に押し入れた。
 美汐はと言うと、少しやつれた感じを受けるが、瞳は輝きを失っておらず、乱暴な看守を僅かに開いている小窓から鋭い眼光で睨んでいる。
 反省房と呼ばれるこの部屋。
 そこは畳2畳程のスペースしか無く、ベッドと言っても足を折りたたまないと寝られないほどしかない。明かりも何もない。24時間、暗闇に覆われる事になるのだ。
 閉所恐怖症、または暗所恐怖症の人間がこんな所に入れられれば、10分で発狂してしまうだろう。
 普段、この場所は服役している者達の中で、問題を起こした人物を処罰するために入れるための房なのだ。
 美汐はその非情な監獄に入れられているのである。

 「全部喋る気になったら、そこから出してやるよ」
 「………」

 勝ち誇ったような顔をしながら、美汐を睨み返した。
 美汐の方は全く動じていない様子だった。

 「ふん、可愛げのねえ女だ………何日そこに居られるか楽しみだ」

 つまらなそうに鼻を鳴らすと、そのまま房を後にした。
 すぐさま電気が消される。部屋は闇に閉ざされてしまった。

 「………真琴……ハインツ………」

 誰とも無く、美汐はその名を呟いていた。







































 <南米リマ・シャトル打ち上げ基地>

 美汐とハインツの帰りを待っている、真琴とハラルトは異常なほどのハードスケジュールに追われていた。
 彼らの乗る予定である、機動巡洋艦ザンジバルも最終チェックの段階にまで進んでいる。
 いよいよ、出航が明日へと迫っていた。

 「ふう………」

 作業を終え、真琴は腰を降ろした。どうやら休憩のようだ。
 やはりと言うか、表情に覇気が無かった。

 「少尉………」
 「あ、ハラルトか………」

 元気無く答える。
 ハラルトは黙ったまま真琴の隣に坐りこんだ。
 
 「………」
 「………」
 
 しばし沈黙が流れる。
 二人とも空を見上げていた。
 
 「………もう、明日だね………」
 「………」
 「美汐、来ないね………」
 「少……真琴さん」
 「ん?」

 ハラルトがいきなり立ち上がるので、真琴は少し驚いてしまった。
 立ち上がったハラルトの表情は、逆光のせいではっきりとは見えなかったが、うっすらと笑みを浮かべている様にも見えた。

 「ハラルト?」
 「まだ諦めるのは早いです。真琴さん」
 「え?」
 「考えてみてくださいよ。あの大尉が約束破った事がありましたか? 大丈夫ですよ………あの人は必ず帰ってきますよ!」
 「ハラルト………」

 真琴は素直に感動していた。
 力強い言葉。
 今の真琴に、最も必要な言葉だったのかもしれない。

 「だから今の内にしっかり準備しといて、笑顔で出迎えてあげましょう!」
 「ハラルト………うん、そうだね!!」

 気落ちしていた声が一変して太陽にように明るい声に変わった。
 ハラルトは胸を撫で下ろすような気分であった。
 明るく、元気がトレードマークの真琴が落ち込んでいるのを、ただ見ている事は出来なかった。
 そんな純粋な気持ちが、真琴の心に触れさせる物があったのだろう。
 もう、心配はしていなかった。

 「すっきりしたらお腹が空いてきちゃった。私、ご飯食べに行ってくるねーっ!」

 真琴は立ち上がると、子供のように走りながらその場を離れていった。
 ハラルトは苦笑するばかりである。
 と、真琴が急に立ち止まってしまった。
 怪訝そうに真琴を見る。

 「………………ありがと………」

 そう一言だけ残すと、顔を真っ赤にしながら走って行ってしまった。
 ハラルトは天邪鬼な真琴の思わぬ一言に、呆然と立ち尽くすばかりであった。








































 <再び、地下監獄>

 美汐は不意に目を覚ました。
 どうやら眠っていたらしい。

 「………物音がする…」

 蚊の鳴くような声で呟く。どうやら物音で目を覚ました様子だ。
 
 「………」

 息を殺して様子を見る。しばらくすると靴音らしき音が美汐の部屋の方に近づいてきた。
 そして、扉の前で立ち止まる。

 「誰………?」
 「お、おいっ! 静かにっ………」
 「………?」

 聞き覚えの無い声だ。声の感じからすると、男のようだが………。
 
 「あんた、天野美汐だろ?」
 「子供………?」

 小窓から覗いた男の顔は、予想以上に若かった。歳の感じからいくと15、16といった所か。
 
 「子供はひでーなあ………これでもあんたと同じくらいなんだぜ? 兎に角、今はお仕事中なんでね………っと」




 

カチャッ!





 「!?」

 鍵が開いてしまった。
 いや、開けられたと言うべきだろう。
 少年の手にはこの房の鍵と思われる、鍵束をくるくると指で回していた。

 「さっ、時間ないから早く出た出た」
 「あなた、何者………?」
 「さあてね」 
 「茶化さないで」

 話すまで1歩もここから動きません、
 という意思表示がありありと見て取れる。
 少年はしょうがないと言った感じに、肩を竦めて見せた。

 「ホントに時間無いんだけどね………まあ、いいや。単刀直入に言うと、俺はジオンのスパイなんだ。工作員としての仕事もしてるけどね」
 「スパイ……?」
 「そっ、ディラン・ロッサって言うんだ。短い間だけど覚えといてね〜」
 「どうするつもりですか………?」
 「あんたをここから出すように言われてるから」

 美汐が大きく反応する。
 思いがけない言葉に固まってしまったようだ。
 ディランはそんな事お構いなしに、さっさと行動にうつっていた。

 「詳しい事はまた後で話すから、とりあえず出てよ。せっかく眠らした看守が起きちまう」

 美汐が顔だけ出し、外の様子をうかがってみると、確かに看守達が大の字になって眠っている。
 どうやらさり気なく睡眠薬でも飲ましたのだろう。
 
 「さ、早く行こう。真琴もハラルトも待ってるよ」
 「!?」

 意外だった。
 まさかディランからその名を聞くとは思わなかったからだ。
 また同時に、その名前が出てきたことによって、どうしても真琴達に会いたいという、思慕にも似た気持ちが美汐の心を揺さぶっていた。

 「………分かりました。あなたを信用します」
 「よっし、交渉成立。 そうと決まれば長居は無用だな。気付かれない内に早く行こう」
 「………」

 無言で頷く。
 ディランは慣れた手つきで美汐の手錠をはずし、ようやく戒めが解かれた。
 続いて足の錠も外すと、寝ている看守の様子を探りながら外へ飛び出していった。
 やがて目を覚ました看守が、美汐の脱走を知ったのは、逃げ出してから15分後の事であった。











 薄暗い通路を走っている二つの影、美汐とディランは目的のポイントに向かって走っていた。もちろん、このポイントと言うのは逃走する為のものである。
 
 「とりあえずここの通路を突っ切った先に、俺達が勝手に作った抜け穴があるからそこまで行こう」
 「ハインツは………?」
 「彼なら心配ご無用。ちゃんと別の奴が保護して先に車に載せてると思うよ」
 「そうですか………」

 ホッとしたようにため息をつく。
 ディランもその様子を眺めていた。
 視線に気付いた美汐は、少し恥ずかしかったのか、慌てて表情を元の仏頂面に戻した。

 「へー………」
 「な、なんですか?」
 「あんたって、そういう表情も出来るんだねえ」
 「なっ!?」
 「そうそう。そういう表情だよ。なかなか可愛いじゃん」
 「ふ、ふざけないで下さい!」
 「あははははははっ!」

 大笑いをするディランを見て、からかわれたと悟った。
 まんまとしてやられた美汐は、半分ふて腐れながらディランの後をついて行くのであった。

 「悪い悪い………ちなみにハインツって人は命に別状は無いよ。まだ意識は戻ってないけどね」
 「………」
 「まあ、そんなに深刻に考える事、無いと思うよ? それにあんたがそばにいた方が回復早いんじゃないのお?」
 「ディラン・ロッサ!!!」

 いつもの冷静沈着さは何処へ行ってしまったのだろうか?
 自分より年下の少年に、からかわれている美汐は、なんとなく滑稽であり可愛らしくもあった。
 
 「おお、恐い恐い………っと、着いたよ。こっから出られる」

 ディランは急に立ち止まると、今度は慎重に壁を手で軽く叩きながら歩き出した。
 数メートル、その作業を続けていると、1箇所だけ音の違う壁を発見した。
 ディランは薄く笑うと、懐から小さいドライバーを取り出し、壁と壁の隙間にドライバーの先端を刺しこむ。
 少し力を加えるといとも簡単に壁は外れ、そこから人が一人入れるぐらいの穴が姿を現した。覗いてみると、かなり奥の方まで続いている。

 「こんな所に………」

 美汐は珍しく口をぽかんと開けながら驚いていた。
 
 「驚いてないで早く。もう時間無いよ?」
 「え、ええ………」

 ここは仮にも人が通るところである。
 何時誰が通るかも分からないので、急がせるのは当然だろう。
 ディランは美汐を穴の中へ押しこむように導き入れた。
 ディランもその穴に入ると、元通りに壁をはめ直す。
 
 「よし…このまま外に出よう。それから詳しいことを話すよ」
 「はい」

 二人はそれだけを口にし、後は黙々と狭い通路を突き進んでいった。
 










 五分ほど進むと、目の前に壁が立ち塞がっていた。
 ただその壁からは光が漏れている。

 「その手前のコックを捻って。そうすれば外れるから」

 ディランの言葉通りに美汐は作業を進める。
 すると壁の一部が外れ、清々しい外の新鮮な空気が美汐の鼻腔を擽っていった。
 しばし余韻に浸っていたが、逃亡中である事を思い出し、すぐさま穴から這い出そうと歩を進めた。

 「はい、ご苦労様。少し休憩でもしたいところだけど………そろそろ追っ手も来る頃だし、もう少し我慢してくれるかな?」
 「………早く行きましょう」
 「ん、じゃあこっからは慎重に。結構見通しの効くところだから見つかる可能性があるからね。もうちょっと行ったところに他の仲間との合流地点がある」

 そのまま、辺りを見まわしながら外の世界へと飛び出していった。 
 走っている時に、美汐はふと疑問に思っていた。

 「あなたは誰の命令でこんな事を………?」
 「あれ? 言ってなかったっけ?」
 「聞いてません」
 「ん〜………」

 指で眉間を押さえながら、しばし考える。
 考えると言っても数秒の間であったが。

 「ま、教えても良いか。………エルさんって知ってるだろ?」
 「エル・アーバイン、ですか?」
 「そう。俺はその人から頼まれてね。俺もあの人には世話になってるから人肌脱いだって感じさ。ちょ〜っと、骨の折れる仕事だったけどね」
 「………そんな事が……」
 「ま、宇宙に上がったら、顔を合わせる事になるだろうし、そん時はよろしく言っといてよね」
 「………」
 
 美汐自身は、エルとの面識は無かったが、その名前はいつも耳にしていた。
 情に厚く、部下からの信頼も絶大な物がある。
 美汐もまた、一目置いている人物であった。
 今回の事で、その評価は間違っていなかった事を確信する。
 この時から美汐の中で、絶対生き残って見せる、という思いが膨れ上がっていた。
 エルとの邂逅を、真琴達とともに実現するために………

 「はいストップ」
 
 ディランが美汐を手で制し、立ち止まらせる。
 いきなりであった為に、少し前につんのめってしまう形になってしまった。
 美汐が軽くディランを睨んでいたが、冷や汗を流しながらも受け流していた。

 「そろそろ時間だけど………お、来た来た。やばくならない内に早く乗って!」
 「はい!」

 時間ぴったりに現れたエレカに、飛び乗るように乗車する。
 そのままドリフトをしながらUターンをすると、アクセルを全開にしながら走り去っていった。
 音に気付いた憲兵達が到着した頃には、既に影も形も無くなっていた。

 「ありがとっ、助かる!」

 ディランが運転手に感謝の言葉を告げる。
 
 「ハインツ!!」

 美汐が歓喜の声をあげる。
 後部座席のシートにハインツが寝かされていた。
 意識がないのであろう。目を瞑ったままだった。

 「ハインツは、ハインツは本当に大丈夫なんですか!?」

 珍しく美汐が取り乱している。
 こんな事は恐らく初めてではないだろうか。

 「さっきも言ったろ? 命に別状はないよ!」
 「でも………!」
 「黙って! 舌噛むよ!」

 美汐達を乗せたエレカは舗装されていない道を通っている為、ディランの言う通り舌を噛みそうなところであった。
 
 「ハインツ………もう少しの辛抱ですから………」

 エレカは美汐の心情を表すかのように、大きく揺れながら飛ばしていった。















続く




















 <オリキャラ紹介>

○ ディラン・ロッサ

 詳しい事は分かっていない謎の少年。一応、15歳のようだ。
 ジオンのスパイをやっているが、ほとんど身勝手にやっている為、特定の人物の依頼しか受け付けない。だが、腕の方は小さな体を生かし、エージェントとしては一流の腕前を持っている。
 エル・アーバインを慕っているようで、最近は彼からの仕事しかしていないようだ。
 飄々としており、いまいち掴み所のない性格をしているが、自分の仕事は最後までやりきるのを心情としている為、仲間からの信頼は厚い。
 




















 栞「うそつき………」
 カスタム「………」
 栞「うそつき、うそつき」
 カスタム「うう………」
 栞「何が『次回で宇宙です』ですか」
 カスタム「返す言葉もないです………」
 栞「さらに前後編にまでなってるし………ふざけるのも大概にして下さい」
 カスタム「うう………」
 栞「私もあまり出てきてないし………次は無いと思ってくださいね(ニッコリ)」
 カスタム「そ、それは脅迫と言う犯罪………(汗)」
 栞「何か言いました?」
 カスタム「な、何でもないです………」



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