突発的ばれんたいんSS

策士かおりん


KAIEI・SYJYO






明日はバレンタイン、当然我が美坂家は姉妹で台所の取り合いになるところなのだけど。
最大のライバルの一人、愛する貧乳娘は散々飲ませた失敗作のホットチョコですでに撃沈、

「えぅ〜、お姉ちゃんもう飲めないです〜・・・・」
「そう?あたしはこれでこんなに大きくなったんだけどな〜(嘘)」
「頑張って飲みますでふ・・・・・」

ごめんね、栞、これだけは譲れないの・・・ちゃんと栞の分も用意しておいてあげるからね、
ただし「義理」と書いておくけどね。
大ボケ眠り娘は昼間に散々遊んだから、すでに眠っているはず・・・
ま、いつもの事を考えたら大丈夫でしょう。

うぐぅとあぅ〜は料理出来ないから問題外ね、

う〜ん、どうかな?手作りチョコなんて初めてだし、いままでもお父さんにしかあげてないからね・・・
あ、今度はうまく固まった、牛乳でなく脱脂粉乳にしたのがよかったのかしら・・・
・・・ふと思ったけど、秋子さんならカカオの実をすりつぶす所からつくりそうね・・・

朝7時、起きない栞を置いといてあたしは学校へ、
徹夜の疲れで教室にて一眠り、この日は同じ様に徹夜の娘が机で眠っているから
少し安心して眠れるの・・・

予鈴直前にあたしはクラスメイトの七瀬さんに起こされる、ありがとね。
さすがにあの二人はまだ来てないか・・・と窓を見るといつもの砂煙が・・・

「はぁ〜〜〜〜〜間に合った〜〜〜〜〜」
「おはよう、相沢君、名雪。」
「お・・・おはよう・・・香里・・・」
「おはようっ香里。」
「相変わらず心臓に良くない登校ね・・・」
「すべてはコイツのせいだ。」
「そうよね、相沢君は被害者なのよね・・・」
「「もっと早く起きればいいのに・・・」」
「わっ、二人して声を合わせて酷い事言ってる・・・」
「気のせいだ、本当の事だし・・・」
「気のせいよ、本当の事だもの・・・」
「う〜・・・やっぱり酷いこと言ってる〜・・」

あ〜、ふて寝しちゃったわ、名雪

「相沢君、今日何の日か知ってる?」
「ん?確か九紫仏滅だったかな?」

ごん!!

さすが相沢祐一、名雪にも劣らないボケを・・・・見事にコケたじゃない・・・
でも目が笑ってるって事は知っていて言ったわね・・・
仕返し、というか元からそのつもりであたしはチョコにラッピングしなかったのだけどね・・・

「祐一君♪」

と呼んで振り向いた彼に口移しでチョコを押し込む、
あたしがしっかりと彼の頭を固定しているから彼はあたしのなすがまま。
そのまま担任の石橋先生が入ってきてもずっとキスしていたの・・・
先生も

「あ・・・・美坂、バレンタインなのは解るが・・・せめて時間を考えてくれ・・・」

と、ちょっと困惑してたわね。
名雪は横で「ひどいよ・・・香里・・・私・・・もう笑えないよ・・・」なんてうわごとを言いながら灰になってたし
北川くんは何でも泣き叫んで教室を飛び出して行ったらしいの。

「相沢君・・・」
「香里・・・毎休み時間ごとにお代わり欲しいな♪」

まずはこれでクラス公認、休み時間に来るであろう下級生と上級生もこれで撃退して・・・

目指すは学校公認よ!!

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