ボリビアの酒 チチャ

アンデスのチチャとはどんな酒か知っていますか?
一言で言えば、ドブロクのような酒です。

まず、製造法ですがチチャで一番スタンダードなのがトウモロコシのチチャです。
トウモロコシを口の中で噛んで、唾液の酵素によって発酵させるのが本来の作り方です。
赤ちゃんのウンチを使って発酵させているという説もあります。
しかし、現代においてはそういった製造法はしていないと思います。
そう勝手に信じています。

チチャはアンデス地方の独自の酒で、ボリビア、ペルー、チリの一部で飲まれているそうです。
その中でも私の現在住むボリビアのコチャバンバが本場と言われています。
そのコチャバンバの中にもチチャの本家本元の村があるという情報を入手して小さな路線バスを乗り継ぎ
「シペシペ」という村を目指しました。

シペシペの近くにはフォルクローレ(アンデス音楽)で世界的に有名なロス・カルカスを生んだカピノータと
いう小さな村があります。

シペシペの村は土で作ったブロックを積み上げた家が集まり、未だにインディオの文化を守っている村でした。
村が近づくと、チチャ屋のマークである幸せの黄色いハンカチならぬ長い竹の棒の先に白い旗を掲げている家
を所どころにみる事ができます。

 店の軒先に白い旗はチチャ屋の印

この白い旗は、いつも見れるわけではなく、チチャは生きている酒だそうで、酒が出来上がってから一週間
程度の期間限定品で、この旗は言わば「チチャができましたよー、今が旬ですよー」と言っているような物
なのです。

さて、トウモロコシのチチャの味はというと、色、味は乳酸飲料のマミーと言ったところ。
最後にトウモロコシの香りが残り、好き嫌いが分かれる。アルコール度数は8%程度だと思います。

チチャには他に、ブドウや青リンゴなどのフルーツの物もある。
ブドウのチチャを特に「ワラポ」と言います。
これは、最高に美味い。 何と表現したら良いだろう?
ブドウと言うより、ナシをジュースにてマイルドなアルコールとして発酵させたような味。

フルーツジュースにウォッカなどを入れたようなアルコール臭さはなく、まさに乳酸飲料のような酸っぱさがあり、
アルコールである事を感じさせない。
コチャバンバの町の中心でもチチャは飲めるがやはりチチャの本場の村、シペシペのブドウのチチャは格別に
美味かった。

 チチャを成熟させる樽。

値段も安く、2リットルで3Bs(75円)。ボリビアでは最近はビールが主流となっていて、チチャは限られた所でしか
飲めなくなってしまっています。


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