Alcohol Accidents


お酒を飲んだときのエピソードはみなさんいろいろあるでしょうが、
ここでは僕の特に印象に残っている話をご紹介します。
(本当にくだらないよ。見ない方がいいかも。)

Skin Head
あれは確か20歳位のときだったと思います。僕の3本の指に入る悪友Nが遊びに来たときのことです。Nとは中学からの付き合いで中2からよく飲んでいました。(不良ではないです。2人とも。)
ちょっと話はそれますが、中2のころからみんなで集まって、僕の家でよく飲み会を開いていました。僕のアルコールデビューは、自家製酎ハイコップ16杯(加減を知らないので半分お酒・半分ジュースという強烈なもの)を飲み、3日酔いに悩まされました。タバコはまだ吸いません。マジメなので。

話がもどります。そのころは、酒を飲む=僕の家に泊まるというのが、いつものパターンでした。その日もいつものようにガンガンビールや焼酎だのいろいろ飲み、Nがすっかり寝てしまいました。 たいがい誰と飲んでも、僕が一番最後まで起きていることがほとんどだったので、いつも寝たやつにはイタズラをしてやりました。特にNには数え切れないほどやっています。落書きなんて当たり前。おでこに黒マジックで(武士の情けで油性ではない) 絶対に書いてはいけない3文字をでかでかと書いたりもしました。そのときNは翌朝電車に乗って教習所に行き、駅で人の視線を集めまくっても気づかず、(俺、今日は決まってんだな位に思っていたらしい。)教習所で車に乗り込む際、教官に 指摘されて初めて気づいたそーです。教官に囲まれて笑われたと僕に抗議してました。でも、ハンコは押してもらえたらしいです。僕のおかげですね。それからしばらく名前でなく、「よう、○○○君元気か」などと呼ばれていたようです。

また、話がそれてしまいました。とにかくNが寝てしまい、今日はどんなイタズラをしてやろうとあたりを見渡すと、ヘアムースがありました。迷わずそれを手に取りNの頭に塗りたくりました。これで朝起きて髪がガチガチになっていてビックリするだろうと思ったのです。 (実は僕のこの行為はまだやさしい方で、僕はなんと木工ボンドで固められたことがあります。塗られたのが朝だったのでなんとかとれましたけど・・・。)一仕事終えた僕は急に眠気におそわれ、そのまま熟睡しました。

朝10時くらいでしょうか、目が覚めるとすでにNは起きていて、僕の寝ているローベッドにもたれてファミコン(懐かしい)をやっていました。 「早いなN、もう起きてたのか。」 返事がありません。あれ?座ったまま寝てんのか? 「N、おはよう。」 N「・・・。」 「おい、N・・・あっ!」 Nの頭をみて息がとまりました。 なんと、頭の横の部分の髪の毛がごっそりなくなっていたのです。 「・・・・・・。」 「・・・・・・。」 しばらくいやな沈黙がながれました。そして、「N、なにそれ?」 N「なにそれじゃねーよ!!」 そう、もうお気づきでしょうが、僕がNの頭にヘアムースだと思って塗ったのは、 当時の彼女(今の家内)の除毛ムースだったのです!激怒して僕に文句を言うNに対し、Nが怒って真剣な顔になればなるほどおかしくて仕方のない僕は、笑いを必死にこらえながらひたすら謝りました。

その後Nは僕から1万円をもぎ取り、床屋に直行しました。1時間、2時間とたっても帰ってきません。「これでNとの仲も終わりか・・・」そんなことを思い寂しくなってきた頃、Nが帽子をかぶって笑顔で帰ってきました。  N「いやーまいったよ。床屋で笑われるかと思ったら、心配されちゃってさー。オロナイン塗られちゃった。」 などとニコニコしていました。 帽子を取るとはげ部分はかなり痛々しく、もしこのまま生えてこなかったらどうしよう? そんな感じのヤバさでした。それにしても、変な髪型です。つるッパゲで先っちょにちょびっと前髪を残しています。今度は遠慮なく思いっきり笑ってしまいました。 (良かった。そんなに怒ってなくて。)そんなことを思うと同時にNの懐の広さに感動しました。もし、自分だったら 同じように笑って相手を許してやれるのか?自分にできるか?まあ、考えてみてもなってみなければわかりません。ありがとうN!お前はやっぱりいいやつだ。

その後Nは毛が生えてくるかどうかの不安と、仕事先など周囲の人たちに笑われながら、しばらくつらい日々をすごしたようです。なんせ、つるッパゲなので。一度など当時Nが通っていたある格闘技(Nは結構強い。過去渋谷でチーマー3人倒した武勇伝あり。)の先輩たちに囲まれ「お前は、道化師か」まで言われたみたいです。 そのNも最近結婚し、付き合いは今も続いています。髪は無事生えてきました。ただ、僕が 「本当にわざとじゃない」 といくら言ってもいまだに信用してくれません。


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Happy New Year!
またしてもNの登場です。あれは、たぶん20歳より少し前のことだと思います。年も押し迫ったその日、僕たちは居酒屋でグイグイ飲んでました。

また、ちょっと話がそれます。合コンなど女の子と飲むのも楽しいものですが、気のあった男同士、サシで飲むお酒はいくつになっても最高においしく、楽しいお酒ですよね。 今思うと、Nに限ったことではありませんが、なんであんなにいつも一緒に遊んだり飲んだりしていて、よく話が尽きなかったなーと思います。高校時代など、頻繁に友人たちが泊まりに来るもので、1人で寝ることは少なかったように思います。1週間連続で泊まったやつもいたし(帰る家はある)、Nなど、トータルすると1年間以上は軽く泊まっています。 僕の住んでいる近所のお店の話をすると、 N「ああ、あそこのお店の角を曲がって2本目折れた○○の隣だろ。」  僕「○○?そんなお店、あったっけ??」 などと僕より情報量が多かったりします。電車で1時間位離れたところに住んでるのになぜだ?

話が戻ります。2件か、3件はしごしたでしょうか。いい気分で 「じゃあ、そろそろ家に帰って飲み直そうか。」 ということになりました。2人でフラフラ歩きながら、 「今年も1年早かったね。」 「うん、あっというまだったな。来年もヨロシクな。」 などと、おそらくそんな会話をしながら帰路についていたんじゃないかと思います。 明日からまた、新しい1年が始まります。 <・・・新年を迎えるにあたって、手ブラで帰るのはさみしいな。> 僕の悪いクセが頭をもたげてきました。 <なにか、お正月を演出するものはないか?> そんなことを考えていました。よく、酔っぱらって何かを持ち帰る話は聞きます。僕たちも酔って、なぜか立て看板や、電柱に登り飾りものなどを失敬した(もう時効)経験はあります。 (当然次の日、意味のない行動に反省します。全く必要のない物なので。)

しかし、その日はいつもとは違いました。なにせお正月です。ふと、視界に「かどまつ」が飛び込んできました。Nの方を振り向くと、Nもこちらを振り向き「ニヤリ」と笑います。さすが、だてに何年も付き合っていません。以心伝心です。さっそくいただいて帰ろうと(もう時効)すると、N「まて、あれ見てみろ!」 僕「おお、でかいな!」 まだ世の中景気のいい時でした。 僕たちの身長より大きなかどまつです。小物は見逃し大物にアタックします。持ち上げるのにも苦労するほどでした。なんとか車に積み込みましたが、トランクが閉まりません。やむをえず開けっ放しで走って帰りました。よく捕まらなかったと思います。なんとか部屋の中に運び込みその大物を眺めつつ、また飲み直し新年を迎えました。

元旦、目が覚めるといきなり後悔しました。はっきりいって邪魔です。高さは身長よりも大きく太さもかなりのものです。6畳ほどの部屋の面積をかなり占領します。まさかゴミ捨て場に捨てるわけにもいかず、庭に置いておきました。(両親ともほとんど家にいなかったので)だんだんと腐っていくかどまつを見ながら空しくなりました。それ以来、酔ってもなにか持ち帰ることはなくなりました。本当にバチがあたらなくてよかったと思います。

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Tomei-Freeway
これも、何年も前の話です。やはり昔からの同級の、Hが遊びに来ていました。HはNほどお酒は強くないのですが、ノリのよさは今も昔もなかなかのやつです。ちょっと会わないでいると、18、9のコと2股かけてたりする(これは最近)気が若い?やつです。

当然何軒かハシゴしたあと、Hがたまたま電車で来ていたので僕が車で送って行こうという事になりました。一般道で帰っても1時間ほどなのですが、東名高速に乗ることにしました。(Hは横浜在住)夜、遅いこともあり空いている高速を気持ちよく走り、またお互いご機嫌で話しもはずみます。 あまりにも話に夢中になり、うっかりICを通り過ぎてしまいました。 「あっ過ぎちゃったよ。」 「あっ・・・まあ次で降りるか。」 別にどんなに遅くなろうと、独身の男2人、なんてことはありません。のんきなものです。厚木ICで降りることにして、走り続けました。と、気づくとまたしても 話に熱中し、通り過ぎてしまいました。 僕「なんだよおい、俺運転してんだから標識見ててくれよ!」 H「何、言ってんだお前?!」 しかし、過ぎてしまったものは仕方ありません。男は過去にこだわってはいけないのです。何事も前向きにです。そこで、 僕「なあH、名古屋って行ったことあるか?」  H「ないな」 僕「せっかくだ、行ってみないか?」 なにがせっかくだかわかりませんが、そこはノリのいいH、 「いくか!」 2つ返事でした。ちなみにそのときの車は軽自動車です。

そのまま一気に名古屋を目指そうとしたのですが、2人とも眠さが限界に達し、いったん静岡で降り、簡易宿泊所に一泊しました。朝、お互いになんとか仕事の都合をつけ、名古屋に一直線です。静岡で引き返そう、などと軟弱なことは考えません。数時間後ようやく名古屋に到着し、 僕「さあ、 どうしようか。」 H「どうする?」 2人「・・・・・・」 そう、名古屋に行くことが目的だったため、なにもすることがありません。それ以前に、お金が底をついていました。たまたまHの親戚が(かなり遠縁だったらしい)名古屋にいたため、お金を借りられました。しかし、その親戚の家を探し当てるのに時間が かかり、すでに4時をまわっていました。さすがにもう1日仕事を休む訳にはいきません。でもそのまま帰るというのも寂しく、かといって贅沢もできないので、結局名古屋の居酒屋(こっちにもあるチェーン店)で軽く飲んで帰りました。帰りはしっかり横浜ICで降りました。

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Friendship in snow mountain
たぶん22歳位のときです。友人数人とスキーに行きました。ここ数年は全くやらないのですが、当時はシーズンになると2〜3回は滑りに行っていました。 僕はあんまりガンガン滑るほうではなく、リフトも回数券で十分足りてしまいます。と、いうより2〜3本滑ればもう充分。あとは温泉に入ってのんびりするのが好きです。でもなぜかいつも1日券を買ってしまいます。

滑り終わって宿に戻り、お風呂に入って食事をするはずでした。しかし宿への帰り道、友人N2(Nではない)と案の定、飲み屋に引っかかってしまいました。居酒屋みたいなものだったと思いますが、確か店員さんにきれいなお姉さんがいたような気がします。 いや、いました。なんか2人で調子に乗って、話かけてた気がします。若い僕らはそれだけですっかりご機嫌になり、かなり飲んでしまったようです。食事もなにもすべて(友人のことさえも)忘れて閉店間際まで居続けてしまいました。 もうお店も終わりなので、宿に帰ろうと外にでると、あたりはもう人気もなく真っ暗です。数少ないおみやげ屋さんなどもすっかり閉まっています。でも、そんなことは全くおかまいなしでご機嫌な僕たち。いー感じで酔っています。2人で大声で歌いながら 歩いていきます。ついに雪合戦が始まりました。お互い全力で雪玉をぶつけ合い、走り回り、さらに酔いが回っていきます。N2に雪玉をヒットさせ、角を曲がったところですばやく車の陰に隠れました。玉を大量に生産するためにです。 N2「こらー、でてこーい!」 僕「(出るわけないだろ、バカ)」 すっかり僕の前を通り過ぎ、騒いでいます。そんなことは気にせず、固めの大玉を10発ほど仕込み、いざ出陣です。注意深くN2の方向に歩いて行きます。「(確かこっちの方に行った気がする)」 気分はすっかり犯人を追う刑事です。曲がり角のたびに、そぉーっと顔をだしてはどんどん追跡して行きます。と、あれ?いくら行ってもN2の姿が見あたりません。「(N2の奴、逆に隠れたな。生意気な奴だ)」僕 「でてこい、N2ー!」 「(おかしいな。先に帰ったのかな。)」ちょっと不安になってきます。さらに歩き回りますが、全く見あたりません。それどころか、ついに自分がどこにいるのか、いやまて宿どこだっけ?マズい。不安が焦りに変わっていきます。実は、僕はものすごい方向音痴なのです。しかもあたりには人っ子一人いません。 僕「おーい、N2ー!」「N2ー!」焦りは頂点に達し、連発で叫びながら20分くらい過ぎた頃 「 おーい・・・ 」 「(あ、何か今声がした!)」 こんな時間に騒いでるのは奴と僕しかいません。僕「おーい!」 N2「おーい!」 お互いの声がだんだん近づいていきます。 そして角を曲がると・・・いた!N2がそこにいました。僕「N2!」 N2「D!」 ダッシュで駆け寄り、熱く抱きしめ合いました。(怪しい仲ではありません)

ほっと一安心です。体の力が抜けていきます。僕 「よかったー。先に帰っちゃったかと思って焦ったよ。」 N2「俺が一人で帰れるわけないだろ。」  ・・・そうだった。N2もえらい方向音痴だったのです。学生の頃、帰りの方向が一緒だった僕たちは、いつものように電車に乗り込み、各停でのんびり帰っていました。 30分ほど話しに熱中して、気づくと全く逆方向に来ていました。「あれ?何でだ??」 不思議な僕たち。実は駅周辺で買い物をして、いつも乗るホームの反対側から乗ってしまったため、そんなハメになってしまったのでした。

とにかくみんなも心配してるだろうし、宿に帰らなければいけません。携帯電話などはまだ普及していません。気合いを入れ直し、一路、宿へと向かいます。N2「こっちだな。」 僕「ああ。間違いないだろ。」 しかし、一生懸命考えれば考えるほど、どんどん深みにはまって行くような気がします。 ふと、N2が恐ろしいことを言い出しました。N2「なんか、山の方に入って行ってないか?」 僕「・・・・・・」 あわてて来た道を戻ろうとしますが、当然戻れません。完全に訳が分からなくなり、小走りになってみたりもしますが、全く意味がありません。やっとの思いで旅館らしきものを 発見しますが、入り口は当然閉まっています。かまわず、ガラスの扉を叩きますが返事はありません。また、歩き続けます。坂道を上っているときに、N2「あの旗みたいの、見覚えない?」 僕「なんとなく・・・」 なんという偶然か、訳が分からずにさんざん歩き回って、なぜか自分たちの宿に辿り着いたのでした。 しかも入り口もしっかりと開いていました。

翌日、酔いもさめた僕たちは昨日のことを考えてみます。N2によると、僕たちは旅館に近い非常に狭い範囲で、ぐるぐる回っていたそうです。僕はそれすらも分かりませんが。しかし、そのときの僕たちは本当に真剣で、N2など、「死がうっすら見えた」 なんて言っています。今だに飲むとその話がでたりもします。 みなさん、大げさに聞こえるかもしれません。 でも・・・ 
そーいえば必死で宿に帰り着いたとき、他の友人は全員寝てました。

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MOTEL
友人Hと千葉に行ったときです。
なんで千葉に行ったのかは覚えていませんが、飲んだ所は覚えています。すごく味のある、なんというか場末のスナックみたいなところに行きました。さびれた感じの町でしたが、その1ヶ所だけに飲み屋さんが集中していて、なんだか面白いのです。こういう感じのところは地方に行くとよくあるんですけど、どうもフラフラ吸い寄せられてしまうのです。 店内はかなり広くてわりと活気はありますが、かなりうす暗く怪しげな赤っぽい照明。ホステスさんはみんな外人さんでした。怪しい雰囲気でしたが、別にどうという怪しいこともなく、普通の料金を払ってお店をでました。

深夜、どこかビジネスホテルに泊まろうとしましたが、見つかりません。しかも2人とも相当酔っています。仕方なくラブホテルに入ることにしました。
とは言っても、男2人では断られそうだし、妙な勘違いをされるのもイヤです。結局、小柄で当時長髪だったHが女のフリをすることになりました。僕が受付を済ませているあいだ、うしろでうつむいてモジモジしているという設定で行きました。そして無事受付を通過。なりきっているHは、小指の爪をかんで恥ずかしがっているように見えました。 部屋に行くと、天井は鏡張りで丸い回転ベッド。そしてお風呂はガラス張りで部屋から丸見え。
別々に入ると余計に気まずいので、ここはいさぎよく一緒に入りました。寝るときは2人ともすね毛を出しながら、変なバスローブみたいのを着て、キッチリ境界線を決めて仲良くベッドで寝ました。

朝、目を開けるとHの寝顔が目の前にあったのには参りました。

こんな長いの、最後まで読んでくれてありがとう。
話は全て実話です。何の脚色もしていません。また、記憶をたどってupします。

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