◆沖縄上陸戦終了後の航空作戦◆

沖縄に対する航空作戦は「菊水10号作戦」を最後に実施できない状況となった。
以降、一部をもって米輸送船団に対して攻撃を加えるのを主とし、攻略部隊を伴わない機動部隊
に対しては攻撃を行わず、「決号作戦」準備のため航空兵力の温存に重点を置く方針が採られた。

6月下旬から8月まで、少数の特攻攻撃の航空作戦が続いた。
その最後は、第5航空艦隊長官・宇垣中将の彗星11機による特攻攻撃をもって終了するが、
正式には8月16日、大海令48号による戦闘停止命令により作戦は終了するのである。

 

◆沖縄方面特攻作戦の概要◆

陸海軍合計の特攻機は1900機あまりで、戦後の研究によれば、
命中及び至近弾となったもの約250機、被害艦船延べ隻数239隻、命中率約13%となっている。
この艦船は海軍在籍のみで、商船等民間徴用船舶は含まれていない。

海軍における神風特別攻撃隊合計2507名中、沖縄に散華したものは2055名。
陸軍の特別攻撃隊で、連合艦隊司令長官から全軍に布告されたものは、
第6航空軍で629名、台湾の第8飛行師団からは約260名余である。
他に、回天搭乗員で全軍にその殊勲を布告されたものは計80名にのぼる。

 

◆戦果・損害◆

 海軍
    本作戦開始以来の総合計機数   8586機(うち特攻出撃1932機)
    未帰還機                1397機(うち特攻未帰還機1005機)

 陸軍 第6航空軍

 

 米海軍作戦年詩(航空・水上・水中攻撃の計)
    沈没  24隻−−−駆逐15、掃海艇3、戦車揚陸艦1、他
    損傷 218隻−−−うち大修理を要するもの 戦艦10、空母13、巡洋艦5、駆逐67
    飛行機763機

 米艦艇乗員
    戦死・不明  4907名
    負傷者    4824名

なお沖縄攻略作戦には英国海軍も参加し、英空母「インデファチカブル」「イラストリアス」など
空母延べ8隻、駆逐艦1隻が損傷を受け、航空機の被害は125機であった。


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