ザ・簡易モデラー
・概要
本ソフトウェアは人型のワンスキンモデルを作成することを目的として
用意されました。 完成度の高いモデルを作ることは難しいですが、
3Dの知識がなくてもボーンの入ったモデルを簡単に作成することができます。
プログラマがサンプルとしてモデルデータが欲しい時などに、
グラフィックの方の手をわずらわせずに済みます。
作成されたモデルは、独自形式のOSMフォーマットで出力できます。
・モデル作成までの流れ
1.最初に、モデルのベースとなるビットマップを用意してください。
ビットマップは幅と高さは256×256限定で、
16色、256色、24Bitカラーをサポートしています。
2.次に、本ソフトウェアを起動し、表示された青いウインドウに
ビットマップをドラッグ&ドロップして下さい。
すると、黒を抜きとしてビットマップの形をしたポリゴンが生成されます。
ビットマップは両面にテクスチャとして貼られます。
3.生成されたモデルに、ボーンを入れます。
Bキーを押している間、ボーンが表示されます。
ボーンの構造と数は固定です。
白い線はボーンの連結状態、水色の四角は関節の位置を現します。
赤く表示されている四角は選択されている関節位置です。
これは、他の四角を左クリックするか、ダイアログのリストを
選択することで変更できます。
マウスを左ドラッグすると選択されている関節の位置を移動できます。
Bキーの代わりにVキーを押すと、ボーンが暗い表示に変わり
ボーンと頂点を連結するモードに切り替わります。
Vキーを押しながらマウスを左ドラッグすると
範囲が選択でき、その範囲内にあるモデルの頂点が表示されます。
この状態でマウスの左ボタンを離すと
現在選択されている関節と頂点を連結することを宣言します。
右クリックで範囲選択をキャンセルできます。
一通りボーンと頂点を連結を宣言したら、ダイアログの頂点連結ボタンを
押して下さい。このボタンが押されるまでは頂点とボーンは連結されません。
4.以下の操作で、モデルのエディットをすることができます。
Zキー+マウスの左ドラッグ
モデルのドラッグされた部分を膨らませます。
Zキー+マウスの右ドラッグ
モデルのドラッグされた部分をへこませます。
マウスの右ドラッグ
モデルを回転させることができます。
5.その他の機能
・F1〜F3
描画方法が少しだけ変わります。
・”両面””片面”
片面を選択してからビットマップをドラッグ&ドロップすると
裏側はポリゴン化されなくなります。
正面からしかみないモデルの場合などは、
片面にしておくとポリゴンの節約になります。
・自動盛上げ
この項目をチェックすると、ビットマップをドラッグ&ドロップしたとき
ビットマップの青の値に比例して自動的に膨らませます。
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自動盛上げの例
・ファイル保存
メニューの”ファイル”→”保存”で現在表示しているモデルを
osmファイルとして出力できます。
・注意、お詫び
・osmファイルを読み込むとき、
テクスチャとして使われるビットマップは
同じフォルダ内にある必要があります。
osmファイルを保存したときにテクスチャは保存されません。
ドラッグ&ドロップしたビットマップファイルを
保存したosmファイルと一緒のフォルダに入れておいてください。
・ビットマップからポリゴンを生成するとき、エッジの部分のテクスチャが
黒くでてしまう場合があります。
これはモデルにテクスチャを貼る処理で計算誤差がでてしまうためです。
1度osmファイルで保存し、
テクスチャ自体を抜きの無いものと差換えることで回避できます。
・同じように、ポリゴン化する過程で細かいエッジは
ポリゴン化しきれない場合があります。
(テストデータのモデルの首の左側のようにポリゴンが作られてしまいます。)
大変申し訳ありませんが、現段階では
ビットマップデータを修正することで回避してください。
・頂点連結ボタンを押すとボーンと頂点が連結されます。
その状態でBキーを押しながらボーンを移動させると、
連結された頂点も移動してしまいます。
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