蘇慧倫 「Happy Hours」蘇慧倫 「Happy Hours」 なぜか日本であまり紹介されることの少ない彼女。告白しましょう。私は彼女の大ファンです。阿妹と同じくらい。その顔立ちからアイドルと紹介されることが大変多い（っていうか、中華ポップス歌手のほとんどは日本で”アイドル”って紹介されてしまう）彼女ですが、華岡芸校を卒業したせいか、音楽に懐の深さを感じます。
彼女の魅力ですが、それは声と歌の上手さ、音楽性につきます。もちろんルックスもいいですけど。正統派中華ポップスアイドルっぽい声質(難しい）に若干の色気というか艶っぽさが絶妙に加わった歌声が私にとって最大の魅力です。 さてアルバムの紹介。
2枚組のこのアルバムのスタッフで目立つのは大陸の作曲家（歌も歌ってますか？？）、安棟と台湾のシンガーソングライター張震嶽の２人。この2人の作曲した曲はどれも聞き物です。エレクトリック・ポップ（？）、ロックよりなアルバムに仕上がっています。
このアルバム中白眉は何といっても張震嶽詞・曲の「再見我的愛人」でしょう。初め私はテレサ・テンのカバーだと思っていたのですが、全然違いました(笑）。悲しい恋を歌ったと思われるこの歌、ミディアム・スローで淡々と歌われるのがまたいい効果です。ちなみにこの曲のビデオクリップもいいです。なんか切なくて。
彼女は結構多くアルバムを制作しています。初期の頃はいかにもアイドルしてる感じのものが多いのですが、それでもクオリティーが高い！と思わせてくれます。初めて彼女のCDを聞く人は「Lemon Tree」か最近のベストアルバム「失恋萬歳」がお薦めです。一時韓国ポップスのカバーに走った（？）彼女ですが、この「Happy
Hours」以降のアルバムが注目されます。
オマケその一：このアルバムでスタイリスト・写真・その他アート関係を手がけているのは日本人スタッフ。
オマケその二：彼女の顔は女優・富田靖子に似ている・・・と思う。
蘇慧倫のファンサイト（BIG5フォントが必要です。）
「微酸美人―蘇慧倫〜Tarcy Supporter〜」 http://www.thegrid.net/blitz.force/tarcy/home.htm
〜「一品居工作坊」のDenis Tsengさんによるサイト。
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