「台湾ポップス認知度向上委員会委員長報告書」

阿寶(曾寶儀)「a-baw 阿寶」/豐華唱片

 台北のホテルでMTVをつけたら流れていたのが彼女の「等[イ尓]道歉」というビデオクリップ。サビの”等[イ尓]道歉〜”というフレーズがとっても心地いいリズム・テンポで耳に飛び込んできました。

 翌日CDショップに出向くと棚に彼女のCDがいっぱいありました。どうやらショップでもイチ押しのご様子。ジャケをパッと見ると、か、かわいい・・。手にとってよく眺めてみてもかわいいお顔。早速購入。でもちゃんと聞いたのは日本へ戻ってきてからなんですけどね・・・・。

 内容はよくある全10曲。1曲目の「[イ尓]一直存在著」は許茹芸(ヴァレン・シュー)作曲・プロデューサーに黄舒駿。ちなみに黄舒駿は何曲か提供しています。これは許茹芸らしいゆったりめのバラード。でもシンセパーカッション(?)でしっかりリズム音は出しているので”かったるさ”は感じません。むしろ心地いいです。歌声は澄んでいながらちょっぴりフワッとした”なごみ系”。キーはやや高めでしょうか。キンキンしたところは全くありません。耳当たりが優しいです。

 2曲目は私もハマった、「等[イ尓]道歉」。非常にリズミカルでテンポよく曲が流れていきます。サビの部分はコーラスが2重3重に重なりいいグルーヴ感が出ています。この一曲を聴くためにこのアルバムを買ってもいいくらいです。日本で「台湾の鈴木あみ」と呼ばれるのもこの曲でなんだか納得します。

 3曲目はささやくように歌われる「Honey」。これもゆったりした曲調ですが、歌のよさ故にかったるさはほとんど感じられません。鳥肌の立つ心地よさ(変?)。

 4曲目は”高音ふわっとなごみ系ヴォイス”で歌われるミディアムテンポの、まあ普通の曲。5曲目はチェロがいい味出している、ゆったりテンポのスローバラード。6曲目「最憧得愛[イ尓]」は、面白い一曲。彼女のお茶目な歌声を楽しめます。曲の感じは「飛ぉ〜ん〜で、夏しましたぁ〜」って感じですかね・・・。古いなあ・・・分かってもらえるかなあ・・・。

 7曲目はやや遅めのバラード。かろうじてミデイアムテンポかな?

 8曲目「想[イ尓]」は3曲目の「Honey」をロック&アップテンポのアレンジにしたもの。”Honey...”の部分が”想[イ尓]”に替わっています。アップテンポなので聞きやすいかも。あなたはどちらが好き?

 9曲目は故・張雨生による曲。私の語学力不足のせいで詞の意味はイマイチ判然としませんが雰囲気は十分伝わってきます。泣けます。

 ラストの曲は・・・フォークロック(ポップス)といった雰囲気の曲です。

 つい力が入ってほぼ全曲を紹介してしまいました(笑)。テレビの司会などもこなす彼女は台湾大学卒の才媛(ひえぇ!)。父親は(ずっと昔に離婚されたようですが)香港の誇る大俳優にしてプロデューサーでもある、オカマのオバQ・・いや、曾志偉(エリック・ツァン)先生です(ひええぇぇ!)。あいうえお程度なら日本語もいけるらしい彼女のこと、いつか日本で会えたらいいね!


曾寶儀のファンサイト(BIG5フォントが必要です。)


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