林嘉欣「單戀物語」林嘉欣「單戀物語」 さわやか女性ポップスを探しまくっていた時に出会ったのが彼女。どこかの試聴サイトが最初の出会いでしたがジャケットのカワイイ笑顔に惹かれて曲を聞いてみたらやや甘めの声でしたが何となくグッときて後日ＣＤを購入しました。
このアルバム「單戀物語」は彼女の2枚目のアルバムのようです。で、ＣＤのパッケージがまたカワイイ！やや大きめの塩ビソフトケースにオマケとして手帳と彼女のマスコットキャラクターステッカーが。このマスコットのアザラシ（？）がまたカワイイ！おにーさん、もうメロメロです(笑）。
音楽の話に入りましょう。最初の曲「單戀物語」は彼女の持ち味である甘くカワイイ声をよく活かした曲です。最初は甘さカワイさが強調されすぎてあまり好きではありませんでしたが、「愛了又怕 怕了又想〜」というフレーズがそんな彼女の歌い方にとても合っています。
2曲目の「笑」は1曲目と打って変わってしっとりと歌い上げます。ここでは甘さカワイさではなく、切なさ一杯の歌声です。メロデイ・アレンジともに秀逸なバラード。
3曲目は柔らかい声を活かしたミディアム・スローの曲。ここでも甘くかわいい声というよりは高く柔らかい歌声です。アコースティックな演奏とよく合っていると思います。
4曲目「戀愛方程式」は1曲目に戻り、甘くかわいい歌声をアコースティックギターの響きに乗せてミディアムテンポで聞かせてくれます。
5曲目は「Hey you」。アコースティックギターのアップテンポなノリが耳に心地いい「快歌」ナンバー。個人的に大好きです。疾走感があって。
6曲目は「Big Big World」。ここでもやや切なげな歌声で歌い、甘さかわいさはあまり感じさせません。これもなかなかの佳曲ではないでしょうか。
7曲目「不管了」は、ドラムとエフェクトをかけた彼女の歌声が印象的なアップテンポの曲。
8曲目の「缺口」は、アコースティック・ギターとハーモニカをバックに切なくしっとりと歌い上げるバラード。グッときました。
9曲目「傷透了心」は明るい女の子（歌の内容はともかく）を思わせるような元気のいい曲。
10曲目「寂寞好久」はアコースティックギターとストリングスをバックにまたまたしっとり切なく歌うバラード。一部男声とハモりますが、彼女の声が高く柔らかいため、低めの男声の声とよく合います。
ラストナンバー11曲目は5曲目の「Hey you」のリミックス・バージョン。台湾の飲料水メーカー「黒松」の「黒松汽水」のＣＭソングにもなっています。5曲目とくらべるとこちらはダンスビートアレンジになっていてテンポもより速くなっている気がします。また、曲の長さもこちらの方が1分程度長いです。
1曲目こそ甘くカワイイ歌声ですが、他は澄んだ高音で柔らかい歌声というのが彼女の持ち味のようです。テクニックとして上手いという歌手ではありませんが、「雰囲気」を持ったいい歌手だと思います。
彼女のファンのページで調べて分かったのですが、彼女はカナダ生まれで、国籍もカナダだそうです。そして、彼女は張学友（ジャッキー・チュン）の「情書」や、黎明（レオン・ライ）のミュージック・ビデオにも出演しているようです。さらに、彼女の大好きな国は生まれ育ったカナダと、日本！ＣＭとかポスターとかで使ってくれませんかね。ほんとカワイイんですよ、彼女。
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