林景[シ瑩]『愛撫〜sweet〜』林景[シ瑩]『愛撫〜sweet〜』 英語名は、"Sandy"です。真っ赤なショートの髪。彼女との出会いはアジア芸能雑誌での台湾ポップス特集でのインタビューを読んだのが始まりです。アメリカに留学(遊学？）していた彼女が台湾に帰国して歌手デビューを果たした一枚。スキャナが無いので彼女の画像をお見せできませんが、彼女の顔を良〜く見ると・・・誰かに似ています。そう、なんと彼女は台湾の誇る美声歌手、許景淳（クリスティン・シュー）の妹さんです。お姉さんに憧れてついに歌手になってしまった彼女、歌声はお姉さん譲りの澄んだ声に加え、甘くカワイイ声質も持っています。このやや甘い声が好き嫌いの分かれそうな所ですが、好きな人にはたまらないかもしれません。アメリカ帰りにしてはとんがった所の全く無いさわやかまろやかアルバムに仕上がってます。ちなみにケイ・ホアン（黄韻玲）が何曲か曲を提供して、アレンジも担当しています。さて曲紹介。
１曲目「愛撫」はイントロのサックスの音色も軽快なミディアムテンポのダンス・ポップ。アレンジは黄韻玲。
２曲目「撩動」は作曲・アレンジに黄韻玲が参加。スローで優しい曲調。彼女の甘く、よく伸びる高音が活きています。癒し系な一曲(笑）。
３曲目「I wanna make you mine.」はニューヨークで知り合ったという作曲家に書いてもらった（ウロ覚え）という曲。イントロの「I
wanna, wanna, wanna, make you mine.....」というややセクシーな、つぶやくようなフレーズから一転、打ちこみリズムを強調したダンサブルなアップテンポのポップなヒップホップ風の曲に。途中本人によるラップも披露。でもコアなラップではなく、ささやきボーカルのような感じ。ダンサブルな曲ですが、とんがった感じは微塵も感じさせず、まろやかな仕上がり。ある意味台湾ポップスの真髄といったところでしょうか。
４曲目「愛就愛」これまたアレンジに黄韻玲。やさしいイントロから、これまた甘めの声で優しく歌い出すスローバラード。エコーはかかっているものの、バックの音を押さえて彼女の甘く優しいハイトーンヴォイスを活かした佳曲。２番からはバックコーラスも加わってさらに情感たっぷりに歌い上げます。xinjieお気に入りの一曲でもあります。
５曲目「躱猫猫」漢字が違うかもしれません。ちょっと表示されませんでした。娃娃が詞を提供しています。ミディアムテンポの曲。
６曲目「I love You」４曲目「愛就愛」に似た曲調。何て事のないごく普通のややスローなバラード曲ですが、彼女の甘く優しいハイトーンヴォイスが心地良い曲。これもxinjieお気に入り。
７曲目「Just Fly」はジャングルの中か？と一瞬思ってしまう、鳥の鳴き声が聞こえるイントロからフルートがフィーチャーされたアレンジに彼女の歌声がちょっと不思議な雰囲気を醸し出す曲。
８曲目「誰來問我」ピアノが強調されたアレンジで、彼女の甘く優しいハイトーンヴォイスが強調された寂しい感じのするスローバラード。声を張り上げる所では、その声がお姉さんの許景淳にそっくり。これまたxinjieのお気に入り。
９曲目「愛[イ尓]更愛他」ヒップホップ感溢れるバックトラックが印象的なダンス・ポップ。でも破綻無くというか、上手くまとめて歌っています。それを是とするか、イマイチ刺激が無いと取るかは感性＆好みの違いでしょう。
10曲目ラスト「真愛不容易」これも9曲目に続いてヒップホップテイストと疾走感溢れるポップチューン。これも黄韻玲が曲を書いています。これも破綻のない歌い方＆歌声で歌っています。
まったく無難な作りになっています。歌声を崩す事もなく、音楽的に何か試みているわけでもありません。友善的狗唱片（Friendly
Dog Records）所属としてはここまで無難＆普通（従前の台湾ポップスのイメージ）の作りというのはもしかして珍しいのではないのでしょうか。声の質を活かした楽曲に巡り合えればもっと人気の出る歌手だと思います。バラード曲が有望だとは思いますが、まだ始まったばかり（1997年の作品）なのでこれからに注目していきたい歌手です。
林景[シ瑩]のファンサイト（BIG5フォントが必要です。）
「heman@Sandy Lin's Page」
〜長い事更新されていませんが、彼女の魅力たっぷりのサイト。
「Sweet Sandy's club」
〜ここも更新が滞っているようですが、彼女の魅力を知る事が出来ます。
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