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「そうだ! 観光地に行こう!」と思い立って足を向けたのが行天宮。でも、本当の目的はお寺で拝拝ではなく、行天宮近くの地下占いストリート。ここは地下道に占い師がお店(?）をずらっと構えていることで有名です。
占い師に占いをしてもらうなんて生まれて初めてのこと。恥ずかしさに横目でちらちらと占い師のほうを見やりながら地下道を行きつ戻りつすること2〜3回。事前によく当たるという評判を聞いていたお米占いのオジサンのところに行ったら先客が。あらら、どうしようとちょっと他所に目を向けたところ・・・、一人のコワモテのジジイ・・・いや、センセイと目が合いました。即座に手招きするコワモテジジイ・・・いや、センセイ。
これも縁・・・、とセンセイの前によっこらしょと腰を下ろします。すかさずセンセイ、「名前と生年月日を書きなさい!」 それからセンセイ本をめくって何やら調べ始めました。しばらくしてセンセイ「何を知りたい!?」 「あ、いや、一通り・・・」 「ん、そうか、よし。・・・ん?メモを取らんでいいのか?」・・・何か居丈高です、このコワモテジジイ・・・いや、センセイ。
今となっては私の総合運は何を言われたのか忘れてしまいましたが、ポイントは恋愛運。センセイいわく、「秋ごろ友人が紹介してくれる女性と縁がある、でも急いではだめだ」 「あの、私もう付き合っている人がいるんですが・・・」「ん? そうか、ちょっと待て・・・。で、なんていう名前だ? 生年月日は?」 で、また本をめくってはメモをとり・・・、「うん、この女性とは前世からの深い縁で結ばれている」 「おお、そうなんですか」 「あなたと彼女とは前の世で師弟の関係にあった。だから、この世でも縁が深い」 「ほお・・・」 「あなたと彼女がうまくいく確立はね、90パーセント、いや、98パーセントくらいだな」 「おおお!」
・・・と、これにて占い終了となったわけなのですがコワモテジジイいわく、「はい、2人分で2000元」 「え? 2人分??」 「あなたと彼女の分!」 「あ・・・。」
台中での彼女と過ごした半日に大きな不安があったので、センセイの「相性98パーセント」にちょっとホッとしたりなんかして、台湾最後の夜を過ごすホテルへと向かったのでありました。
・・・・・・・・・・で、台中でおデートしたその彼女とは数ヵ月後にお別れしました・・・・・・。
（続く）
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