〜台湾旅行記〜
(台湾2日目その2〜台中到着〜)

 台中車站へ到着です。長いようで短かった2時間30分の特急の旅でした。日本統治時代に建てられた駅舎を後にして地下道を通り抜けてホテルへ向かいます。ホテルは寳島大飯店。フロントのオジサン・オバサンは日本語が分かります。嬉しい。ありがとう。チエックインを済ませ、部屋に入ります。4つある天井の電灯のうち一つが点きません。部屋の様子もなんか殺風景です。でも800元なのでこんなものでしょう(笑)。少しの間ボーッとテレビを見てから町歩きに出発です。普段日本で出かけるときはちょっとした脇道などにも入ってみますが、ここは外国。まして初めての一人旅なので、とりあえず町歩きはメインストリートの中正路、そしてホテル周辺に絞ることにしました。

 道路はそれほど広くない印象です。台北で広い(広すぎる?)道路を見てしまったせいでしょうか。文房具を売っているお店やら、書店・・・おっと、小奇麗な本屋を見つけました。「HESS」とあります。綺麗な店構えなのでちょっと中に入ってみます。主に、英語とコンピュータの書籍が主な取り扱い商品のようです。パソコンの講習会のようなものもやっているようです。綺麗な店内をしばらくブラブラした後、台中の地図を買って店を出ました。そして中正路に出て、中華路・中港路方面へ歩いていきます。ほどなく、大きなデパートのビルの前に。ビルには「龍心百貨」とあり、店内の案内には「誠品書店(文具だったかも)」の文字が。これが有名な「誠品書店」です。おお(笑)。台北の西門町では営業時間前だったらしく店内を覗くことができませんでした。早速行ってみます。まずは文房具フロアー。広いです。見通しの良いディスプレイ。薄いブラウンの木目調の店内。ちなみに文房具のほとんどは日本製でした。台湾オリジナルはノートとか手帳とかその辺ですね。階を上がって書籍フロアーへ。こちらはダークブラウンの重厚な木目調内装の店内です。はっきり言ってかなり良い雰囲気です。かなり良い雰囲気って説明になってませんが(笑)。誠品書店は文化イベントなども定期的に行っているらしく、「今月の予定」といったような小さなパンフレットが置いてあったりしました。

 龍心百貨を出て、道路の反対側をふと見ると、なんだか見覚えのある店構えが。近くまで行くと、なんとびっくりドトールコーヒーショップでした。朝から電車に乗る以外歩きどおしで疲れていたので今夜の予定を考える事も兼ねて一休みする事に。席について落ち着くと、急に虚しさと寂しさがこみ上げてきます。恋人となんの事前連絡も取れていないのに言葉も全く分からない、友人の一人もいない台湾まで来て、これで彼女と連絡がつかなかったらいったいこの旅行はなんなんだ?ほんの4泊5日の旅行なのに家族がやけに懐かしく感じます。悶々とした時を過ごし、アイスコーヒーを飲み干して定めた次なる目標は中港路にある「そごう百貨店」です。ここからそごうまで歩いて行くにはかなりの道のりです。夜市で有名な中華路を横切り、さらに道は続きます。途中、お葬式の準備にも遭遇しました。歩いて歩いて・・・・やっと中港路・・・ちょっと遠くに高層ビル群のようなものが見えます。見えてるからなんとか行けそうかな・・・歩きます。・・・まだまだ歩きます。かれこれ30分以上。もう時間なんか分かりません。暮れなずんだ空の色はすっかり濃紺に変わっていました。暗くなり、心細くなってきたので、ここでギブアップ。引き返す勇気も必要さ・・・(違うだろ)とうそぶくワタシ。

 ホテルへの帰り道、制服を着た中学生がやけに目につきます。ふと近くのバス停にいた制服を着た女の子に目が止まりました。と、そこにバスが来ました。体を車道に半身乗り出して必死に大げさに手を振ってバスに合図する女の子。そう、台湾のバスは多少大げさにしないと停まってくれない場合があるのです。まあ、バス停に行列ができてる場合はまた別かもしれませんが。その時彼女は一人でした。が、彼女の必死の合図も虚しく通りすぎるバス・・・。お〜い!いいのかそれで?

 そしてコンビニで飲み物を買ってホテルの部屋に辿りつき、ほっと一息・・・。

〜続く〜


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